sirius

SiriusとAldebaranとPolaris

各地で抗議行動が

2016-11-10 19:26:01 | 日記

トランプ氏が当選したことで反トランプの声が全米各地で広がっているとか。

法に則った選挙で選出された候補に対する抗議などこれまでの大統領選ではおそらく初めてでは。

と、メディアは伝えている。

我々も、メディアを通して知る情報は断片的であり、おそらくヒステリックな一面だけをピックアップして伝えられているのでは

とも思える。

 

移民問題にしても今までの政治家が頭ではわかっていながら言い出すことができなかった。

そんな論調もある。

彼は、メディアの力を熟知していてどういう言葉を使えば効果的か理解しているらしい。

だから、過激だが国民の感情を理解して、敢えてあのような言辞を弄してきた。

 

それだけアメリカと言う国の混迷の度合いが、はしなくも露呈した。

ただそれだけのことでは。

 

これまで白人層が占めてきた雇用でも富の蓄積でも他の人種が多くを占めるようになってきた。

それに対する不安や不満がトランプという政治と縁のなかった人間に、魅了された。

彼ならこの国を、我々を救ってくれるのではないか。と言う最後のチャンスを感じたのかも。

 

フランスのオランド大統領は、彼と共有できる価値がないと。

しかし、そうであるからこそお互いの考え、政策をぶつけ合い、そこで歩み寄れるところは歩み寄る。

確かな根拠を持って。

そうやって、お互いが建設的な議論を深めるのが民主主義では。

 

世界を襲った選挙結果。

年明けには第45代大統領に就任する。

核兵器のボタンは彼の手中に収められる。

文字通りアメリカのトップであり世界の耳目が彼に集まる。

 

単なる不動産王トランプなのか、世界の警察として睨みをきかすことになるのか。

関係者は目が離せないだろう。

 

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資本論

2016-11-10 14:05:58 | 日記

『資本論』はどのようにして形成されたか。

読み始めはわかりづらくてやめようと思った。

無理して読み続けるうち何となく理解できるようになってきた。

資本論そのものでなくどういう過程を経て刊行されたかを探るもので、それ自体も大変な作業であろう。

 

現在の資本主義経済の黎明期に試行錯誤、もちろん当時の古典的な経済論、特にアダム・スミスの国富論の

誤りを追及する過程で資本論にたどり着く。

 

資本主義経済のたどり着く先に恐慌が待ち構えている。

それも克服したかに見えてより強大な力を得て襲い掛かって来る。

それを科学的な運動として捉え証明した。

それが資本論の内容か、と感じているが。

これがすべてでないとも思う。

これを基礎にして今後の経済、強いては社会の有りようを見せる人物が現れるのでは。

 

アメリカ大統領にトランプ氏が当選したことで株価が大幅に落ち込んだ。

一夜明けると、一転して上昇。

こういう時代に生きる者にとってもはや資本主義経済を何とかしなければ

いつか、奈落の底が大きな口を開けて待っているかも。

 

株価は実体経済を写す鏡と言った人がいた。

言わば虚像である。

虚像にいくら手を加えても何の意味もない。

安倍政権のやっているのがまさにこのこと。

それに気づかないのが恐ろしい。

 

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トランプ

2016-11-10 09:16:15 | 日記

アメリカ大統領選が終わった。

予想を裏切る? 期待を裏切る? 形で決着がついた。

世界は警戒感を持って受け止めたようだ。

もっとも、逆に歓迎する向きがあるのも世の習い。

 

TPP推進で国会審議を押し切ろうとしている与党にとって、TPP離脱を叫ぶトランプは厄介なはずだが

当面は成立させるのにやっきだ。

ともかく成立させておけば新大統領を説き伏せられると読んでいるのか。

 

ヒラリーは最後のチャンスに敗れた。

八年前の民主党候補戦でオバマに敗れ、今度こその意気込みであったろうに。

アメリカと言う国は女性がトップになることを許さない国のようだ。

女性を敬っているように見せてその実命令されるのは拒む。

 

トランプはメキシコ国境に壁を作るのか?

移民を排除し、イスラム教信者を追放するのか?

そういう言動で投票した有権者を裏切ることはできないのでは。

何より、1%の富裕層が99%の富を所有していると言われる国において

白人層のかなりの部分がかつてのアメリカンドリームを実感できなくなって久しい。

それをトランプに託した格好になったが、果たして・・・。

 

来年はフランスで大統領選がある。

最近、勢いを見せている極右政党のルペン党首。

初の大統領になれるか?

オランドの人気も陰りがある中、サルコジも出る気満々のようだし。

 

G7各国においてどこも格差の広がりが国民の不満を増幅させている。

EU離脱を国民の手で決めたイギリスもその後のシナリオが描けていない。

メルケル首相の人気も陰りが。

 

プーチンは強権で国内を押さえているがどうなるか。

習近平も汚職摘発で何とか国内の批判をかわそうとしているが、強引なやり方がどこまで持つか。

 

世界がこれまでの資本主義経済の歪み、投機に明け暮れるカジノ経済から脱却できるのか。

株価の上がり下がりに一喜一憂している現状を是として行くのか。

或いは別の方向を探し求めようとするのか。

混沌とした状が当分続くのだろうな。

 

 

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