sirius

SiriusとAldebaranとPolaris

JR北海道

2016-11-18 14:23:17 | 日記

赤字路線をJR北海道で維持は困難と、廃止路線沿線の自治体に説明。

そんな中で上下分離方式なる珍妙な案を提示している。

要は、運行はJRがやるが線路を含めたメンテナンスは自治体でやれと。

弱みに付け込むあくどいやり方。

まあ、夕張のように自治体自ら廃止してくれというところもあるから。

代替案でバスによる住民の足の確保も言っているが、果たして。

 

この際、JR東日本に引き受けてもらっては如何か。

それとも、JR北海道は本業から撤退するか。

本業において黒字の路線は皆無と聞く。

更に、データ改ざんが明るみに出たり社長が事故の責任を感じて最悪の結果となった。

 

民営化以前から赤字が喧伝されていた。

民営化当初は国からの補助で細々と営業していたが、いずれこうなることは判っていたはず。

線路などの設備維持に回す金もなく、相次ぐ台風が更なる経営悪化に追い打ちをかけた。

上下分離と言われて、はいそうですかと引き受ける余裕など沿線自治体にあるはずがない。

結局は早晩廃止へと向かわざるを得ない。

国としての公共交通機関のあり方が問われるもの。

特に過疎化の厳しい地方においてはなおのこと。

まして広大な土地の北海道においては他のJR各社とは比較できない。

 

 

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脳死

2016-11-18 09:15:27 | 日記

内田康夫の浅見光彦シリーズにはまっている。

読みやすいのとワンパターンではあるが光彦が行く先々の地方の伝承或いは時々の時事問題が語られて

そういえばそんなことがあったなあ、と、思い出される。

実名では出てこないが、グリコの社長が誘拐された事件、豊田商事の悪徳商法などが。

 

今読んでいる中に脳死臨調が出てくる。

そういえば盛んにメディアを賑わしたなあと。

心臓移植で一躍時代の寵児となった北大の和田教授。

その後、各臓器の移植は今は当たり前のように行われている。

幼児の臓器移植も一般的になっている。

 

この本の中で光彦の母親の雪江が慨嘆する。

臓器移植を待つなんて人の死を待つことではないか、と。

まさにその通り。

所謂、ドナーだ。

移植した臓器が拒否反応を起こさないよう厳密な検査が行われたうえでの移植。

そうなると適合するドナーは限られてくる。

 

アメリカに渡ってドナーが現れるのを待つ。

こういう報道に接すると、やはり誰かの死を公然と待つことになる。

マスコミもそれを美化した報道になる。

移植以外に治療の方法がない子を持つ親にしてみればどう謗られようと構わない。

この子が生きるためならと。

親の心情として分からなくはない。が、誰かの死と引き換えることは事実。

 

脳死であるから生命維持装置で行かされている。

その装置を外すことで心停止となり、本来の死が待っている。

 

医学の発達により従来と違った治療法が出て来る。

手術の方法も従来開腹によるものが腹腔鏡による方法が一般化している。

もちろんリスクもある。

高度な技術を要する。その反面、患者にとってのメリットもある。

この方法で死をもたらせた医療事故もある。

 

単純に本を読み進む中でいろいろな知識の元にもなる。

 

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