この日に葬儀を出すものでないと昔から忌みとして慣習がある。
昨日がまさに友引。
ご近所でご主人が亡くなられた。
日ごろお付き合いもあるので通夜に行かねばと。
知ったのが四日で亡くなったのが三日。
五日通夜、六日告別式の手はずか。
だが、六日は友引だ。
となると一日ずれるな、と。
通夜の席で斎場の係が告別式の時間の変更を告げた。
火葬場が混みあっているため当初九時を予定していた読経開始を一時間早めて
八時にしたいと。
一般的に十時読経開始十一時出棺。
九時でも早いと思ったが八時とは。
今まで多くの葬儀に会葬してきたがこのたびは一番早いのでは。
家族にしてみれば早いに越したことはないだろう。
死亡した時から気の休まる時がないのだから、まして友引で一日置かれてでは。
昨夜の通夜会場に行く途中に別の斎場があるがそこの駐車場が満車状態で
玄関の出入りが多かった。やっぱり友引だから、と横目に見やりながら斎場へ向かった。
人の生き死には時を選べない。
が、高齢化の進んだ現代、普段から心しておかなければならないのか?