世界一安全を誇ってきた新幹線で初の「重大なインシデント」が。
台車に不具合と。
そこからの異臭に気づきながら名古屋まで3時間という時間走行し続けた。
在来線での故障も目立つ。
架線の切断で7時間も停止。
よく調べると架線工事の手違いによると。
新幹線は一つ間違えると重大な人身事故になる。
在来線だとて同じだ。
架線事故で電車が走行不能となり停止したことが結果として人身事故に至らなかった。
また、こちらは停車駅で乗客を乗せずに発射仕掛けた。
運転士のヒューマンエラーであったそうだ。
20秒の遅れを出して幹部が頭を下げたと世界中に発信された。
多分に皮肉を込めての報道だが。
あらゆるところでこの国の何かがおかしくなってきている。
少子化を自然災害であるかのように言って憚らない自民党役員。
ある企業では80歳定年を打ちだしたとも。
死ぬまで働けということか。
技術の伝承が置き去りにされてきたツケがあらゆるところで発現しだしている。
技術立国と言われながらその技術に暗雲が。
口で唱えるだけで伝承されるわけではない。
為政者にそれがどこまで理解されているか。
新たな税制が導入されようとしている。
「森林環境税」など、噴飯ものだ。
かつての自民党政権が国有林野事業を切り捨てた結果、国土の大部分を占める「森」を破壊してきた。
金もうけに直ちにつながらないものは「価値がない」とみなす政治の怠慢だ。
森を育てるということは次世代に引き継ぐ気の長い事業だ。
漁師が魚を取るために苦労して木を植えた。
その木がやがて海を豊かにし多くの海の恵みをもたらした。
技術の伝承という気の長い営みがあって初めて技術立国と胸を張れるのでは・・・。