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今井町②

2009-07-18 | ぶらり散歩
今井町の古い町家は現在も住んでいる所が多く
屋敷内に入って見ることが出来るものは限られていますが

中には、開放してくれていたり(有料もありますが)
観光案内所として入れるところもあります




『今井まちや館』にある、今井町の標準的な家の造り

写真右手が広い土間で
6帖程度の部屋が手前3室、奥3室となっています




町家の二階部分、「厨子(つし)二階」 ←外から見ると白壁の部分ね
「上から見下ろしてはいけない…」と、いう理由で
天井が低く、虫籠窓が付いてるのが特徴

使用人の住まいや、物置として使われていました



西口門から今井町への入り口

矢や鉄砲による攻撃から守るため、見通しが悪くなっています
内部の道路も所々、屈折していて
城塞都市としての面影が残っています




現在は、電線の地中化が行われているため
きれいな青空が見られます



この今井町全体が、平成5年に、『重要伝統的建造物群保存地区』に選定され
国をあげて保存されることになりました

しかし、一方でこの地区の住居の建て替え等に規制がかかったり
観光客増による、騒音やマナー違反が増え
そこで生活する人々に不便を感じることも問題となっています

歴史的な建造物を壊してしまうことは簡単ですが
今の現状を維持して、守っていく事の難しさを
この今井町を散策していて感じました



今井町①へ…

今井町①

2009-07-18 | ぶらり散歩




『大和の金は今井に七分』


かつては、そう言われるほど繁栄した「今井町」(奈良県橿原市)

現在でも東西600m、南北310m、約17.4haの地区内には
江戸時代の町家が約500軒、うち8軒が国の重要文化財に指定されています

上の写真は、
『河合家住宅』(重文)

屋号を「上品寺屋」といい、酒造業を営んでいました
軒下に「しるしの杉玉」が吊られているのが見えますね





『今西家住宅』(重文)

代々、今井の惣年寄筆頭を務めた家
幕府から行政、司法の自治権を委ねられ
わが国の民家建築史上貴重な建物です





もともと、川井氏を名乗っていましたが
三代目から「今西」姓を名乗ります

二階の左側には、「川」の字の紋
右側は今西家の家紋が飾られています





『豊田家住宅』(重文)

屋号は「紙八」
元は材木商の牧村家の所有、「西の木屋」と呼ばれた豪商
家紋に「木」のデザインをあしらっていますね

今井町出身の豪商で茶の「三大宗匠」の一人
今井宗久
豊田家には、彼の設計した茶室「黄梅庵」がありました
 (現在は堺市の大仙公園に移築されています)



う~ん古い住宅ばっかりで、変わり映えがしないなぁ~
実際に町を歩いて見て回ると
色々な発見があって面白いんですけどね


興味のある方は→
「今井町バーチャルウォーク」を見てみてね


今井町②へつづく…