もう提供終了してしばらく経つが未だにX-アプリを使っている。
というのも、そもそもX-アプリを使うのは消極的な決断で元々sonic stageというi-tunesみたいなものを使っていた。X-アプリはそれに比べてGUI上部にCDのジャケットとか広告とかが並ぶ部分があって邪魔で仕方ないのに消すことも小さくすることもできず、sonic stageはそういう意味でおしゃれではなかったが、CDから取り込んだ音楽とかDLした音楽を管理する画面としてとても実用的だった。
ところがwin7の当初は動いていたのに、ふとしたことで再インストールしようとしたら対応していない旨が表示されてインストールできなくなってしまった。幸いX-アプリを平行して入れていてデータの移し替えを一応やっていたのでデータベースを一から作らないといけない事態にはならなかった。
ふとしたことというのはwalkmanへの転送にエラーが出て転送できなくなったことで、その瞬間まったく原因がわからなかったのでx-アプリに引き継ぎさせつつアンインストールしてしまったのだ。実際はCDなどデータ取り込んでから再起動しなかったことが原因で、同じ症例がx-アプリで起きてその解決方法でよかったことで気がついた。つまりアンインストールは無駄な行為だったのだ。こうしてやむを得ずx-アプリを使うようになった。
しかし同じ事を考えている人は結構いたらしく、x-アプリがそこまでsonicstageと変わっていないことからレジストリをいじることで各種カスタマイズする動きが掲示板であった。幸いガセがなかったのでパソコンを壊すことにはならなかったが、カスタマイズといっても広告表示部分の削除が主でそれ以上いじる部分は無かった。変化があったのは「x-アプリ スキンセレクタ」などを制作している方のフリーソフトを使ってからで、これによって広告部分を非表示するのではなくドラッグによって表示領域をフレキシブルにできたり、データベースの色やフォント・その色などを好きにできるようになった。これによってくそださいMSゴシックからメイリオとか好きなフォントにできるようになったことで、本当に自分好みに出来るようになった。
X-アプリから後継のmusic centerにしないのは自分の好きなようにいじったX-アプリの方が曲情報を見やすいためだ。music centerはflacに標準対応しているところはとても魅力的だ。取り込んだflacをwalkmanにflacで転送してもいいし、flacでなければaacに変換して転送してくれる。あるブログによるとaacは128kbpsを境目に高圧縮でもわやわやしたノイズが出づらいらしく、mp3より低ビットレートに自信ニキらしいので(逆にmp3は128kbps以上のカット部分が少ない)圧縮してたくさん持ち歩く場合にはいいようだ。
X-アプリからさらにシャレ乙化したデータベースはどちらかといえばお亡くなりになったmedia goに近く、コラムの表示が多すぎたり足りなかったりして不便さを感じる。アルバムでソーとしている時に1曲1曲にアルバムの欄がされて横長になったり、アルバムアーティストによるコラムがないので全部にアルバムアーティストの欄があったりで、見えにくいのに詳しすぎて邪魔という痛し痒しな気分になる。どうして一切変える必要性があるのですか。
そういうわけでX-アプリをいまだにつかっている。X-アプリは古いソフトなのでmusic centerにある音質調整機能はないし、flacの読み込みはできるが書き出しのときにwavになるという欠点はあるが、そこに目をつむれば現役でいける。気がかりなのは自分がまだwin7で、win10にしたらx-アプリが使えなくなるかも知れないことだ。せめてmusic centerで引き継ぎしバックアップを取っておいた方がいいのかもしれない。