人生エクソダス

なんてことのない日々のこもごもをつらつらと書き連ねたり連ねなかったりする。

楽しかったやる夫スレを思い出す 11 やる夫は魔王たちと「ミッション」を遂行するようです

2019-12-07 17:14:30 | やる夫スレ

 メガテン形式に従ったやる夫オリジナルストーリー。
 サマナーであるやる夫が魔王アンリ・マユ(シュテル)を召喚したところから始まる。そこから戦いや陰謀を切り抜け、さらなる仲魔であるスルト(フランドール)達と共に、なぜ召喚器具であるCOMPがやる夫に贈られたのか…などの謎に挑む。

 という話があったんです。

 という言い方をするのも、このスレは完結したことはしたものの作者が厭気がさした結果ダイジェストでシナリオを完結させたためだ。話の顛末を知ることは出来たものの、そこの導入とかシナリオ展開とかを読みたかった私としてはとても味気ない終わり方になってしまい残念だった。
 しかしながら、そもそもやる夫スレなんて当時「小説家になろう」とかなんてなかった時代で個人ブログとかでの連載が主だった頃なので、AAキャラを叩き台にオリジナルストーリーとかアレンジ創作みたいなものをやる夫スレで仮託しているような状況だった。当然そんなものを書籍化なんて話があるわけもなく(そもそも本になってもてとても読みづらい)、連載によって得られるものはリアルタイムでの読者の反応とか創作物を世に出したという実感程度のものしかない。金になんかこれっぽっちもならないのだ。今でも嫌儲という文化があってまとめブログがアフィリエイトで稼いでいることをめっちゃ叩くわけだし(権利の所在とか色々問題があるのでアフィが良いとは言わないし、そもそもAAの著作権の問題がとても複雑)、連載のメリットなんて自己満足以外存在しない。モチベーションが崩れ去っても頑張って続けるようなものではないのだ。
 そういう経緯もあってまとめサイトにてまとめられていたものも削除要請があったようで、ブログによって見る機会は完全に失われた。が連載は「やる夫板Ⅱ」で行われていたため、過去スレとしてアーカイブが存在するので読むことが出来ないわけではない。

 このスレは、当時珍しい存在だった「星光の殲滅者(シュテル・ザ・デストラクター)」をメインヒロインに選択した意味でエポックメイキングだったと思う。元々リリカルなのはで言えばなのは・フェイト・はやてがとにかく人気で、他のキャラクターはほぼ見かける機会がなかった。そこでシュテルというなのはのゲームキャラクターが出てきたのはとても大きかったと思う。前後した時期にスカリエッティとか彼が生み出したナンバーズ(イタリア語の数字にちなんだ名前の12人の少女シスプリではない)とかがちらほら出るようになったのも、リリカルなのはのキャラクターバリエーションを広げる意味でよかった。

 

 

 


やる夫は魔王たちとミッションを遂行するようです 元スレ

  1.  jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/otaku/12973/1324449672/-100
  2.  jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/otaku/12973/1325673067/
  3.  jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/otaku/12973/1329140699/
  4.  jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/otaku/12973/1331042485/
  5.  jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/otaku/12973/1335016487/
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  7.  jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/otaku/12973/1340457105/
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  10.  jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/otaku/12973/1351762528/
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楽しかったやる夫スレを思い出す 10 やる夫が0からはじめるようです

2019-12-07 06:20:38 | やる夫スレ

 引きこもりのやる夫がある日異世界転生するところから始まる。最初奇矯なふるまいと物言いでおかしくなった人だと思われたが記憶喪失という設定で当面乗り切る。手当てされたローゼン家はローゼン8姉妹(雪華綺晶と薔薇水晶含める)が父ローゼンの帰りを従者のやらない夫と共に待つ状況で、ローゼンの錬金術による開拓によって発展したが、ローゼンがいつになっても戻らない状態に加え行政素人の人間しかいなかったため住民はほぼ全て離散、自治体としては大陸の最果てで今にも消えそうな状態だった。敵の多いローゼンがいない状況で敵対する貴族や大地主が取り込み・取り潰しを図ろうとするなか、ローゼン村の再建と発展を求める。

 というのが大筋。やる夫は当初口だけの不摂生者だった上に文明の利器にもある意味遠い存在の世界だった為、経験したことのない開拓・畜産などの肉体労働を行い村の発展を手伝う。基本的に怠けたいという精神性と、そういう環境に浸かりながらその自分を嫌悪する感情をもっていたため、ローゼン家の手伝いも当初難色を示していたものの、やらない夫の強制力(蹴り)によって手伝うようになる。とある事故によって世界の深淵とリンクしてしまったため魔法が使えるようになるが、それがやる夫の存在自体を脅かす事態に進む。

 安価スレであり、基本的に誰と会話イベントを行うかでストーリーが進展していく。例えば水銀燈と会話すれば水銀燈に☆1プラスされ、>>1設定の値に達した時関係の変化がある、など。マサチューセッツ教という新興宗教(名前の通り、金糸雀を崇拝する。主神はみつ)を崇拝する武装組織から派遣されたアンデルセンはやる夫のコミュにとっても重要な存在で、戦い方指南や心構えを説く師匠のような存在となっている。

 そうした安価によるキャラとのコミュによって周辺環境の変化も起こり、やる夫自身の精神もまた変わっていくところは長編スレである醍醐味を感じさせる。

 ちなみにこのスレは現在も「やる夫スレ ヒロイン板」で連載中である。

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