東大阪市加納 日蓮宗 妙政寺のブログ〜河内國妙見大菩薩、安立行菩薩、七面大天女、鬼子母神を祀るお寺!

HPからブログに移行し、ちょっと明るい雰囲気です。仏事、納骨、永代供養のご相談、どうぞお申し出ください。

とても嬉しいこと

2020-03-19 00:27:46 | 独り言
前の記事で、彼岸法要の件について書きました。

塔婆の申し込みの締め切りを16日にしてましたので、16日に例の葉書を投函したんです。

その春季法要の通知書を読んだ檀家さんから、これなら安心してお参りさせていただけますので、欠席を取り消させてくださいとの連絡がありました。
欠席の理由は、よく外出するから自分が保菌者になっている可能性があり、お寺に迷惑かけることになれば大変だから、とのことでした。

お彼岸で、お寺にお参りに連れて行って欲しいご先祖さん。自分が感染してるかも知れないと心配してお寺への迷惑を考えた参拝を躊躇したお檀家さん。なんとかして参拝できるように環境を整えようと努力する住職。
それぞれの気持ちが交わったんですね。いわゆる感応道交の世界ですね。

ありがとうございます。


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2月は逃げるが勝ち!

2020-02-21 21:25:06 | 独り言
こんばんは。
またまた放置プレーしてしまいました。
1月は行ってしまった。
2月は逃げる・・・

ん?
そうそう。
実は1月から薬が増えちゃったんです。
まぁ抗うつ剤の一種ですな。




ちょっと人と会いたくない病に罹ってしまってます。
それでまぁ、取り敢えず2月は逃げるが勝ち!ってことで引きこもり状態です(苦笑)

さて、ちょっと嬉しいことがありました。
ちょっとどころではありません。かなり、です。

妙政寺の行事の折に、門から本堂の入り口にかけて提灯をかけるんです。



こんな感じですね。
細い鉄線を張って吊るすのですが、最初はピンと張ってるのに、時間が経つにつれてたるんできます。



近所の宇波神社の祭事に、やはり提灯が掛けられるのですが、こんなんが欲しいなぁと思ってたんですよ。
こんなんです。



ちょっと考えてみましょかって言うてくれた方がいらっしゃって。。。
どんなんが出来るか楽しみです。


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木魚

2019-01-20 20:14:25 | 独り言
こんばんは。

大寒。暦の上では一年で最も寒いとされますが、午前中は雨。
夜もさほど冷えて来ません。

妙政寺では木魚を使います。
以前は木鉦でしたが、15年前から木魚に変えました。

かなり大きめの木魚ですが、最近朝夕のお勤めには小さい目の木魚を使用してます。




木魚の方が、音色が柔らかいので好きなんです。
ゆっくりとお経が読めますしね。

先日東京出向の折に写した伊吹山



わたしは富士山よりも伊吹山の方が好きなんです。
伊吹山が綺麗に見えると、とても嬉しくなります。

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はだれ雪

2018-12-14 22:13:40 | 独り言
こんばんは。

12、13日は教区の勧学院研修会でした。
もともとは京都大本山・妙顕寺さまで開かれていた研修会でしたが、12年前に教区行事を京都一局にしないという事から大阪市管区での開催となりました。
その折から会場設営、宿泊手配、食事手配などにずっと携わってきました。
来年の任期満了に伴い、わたしが携わる勧学院研修会もこれが最後になりました。
来年以降は、一参加者として聴講させてもらいます。



さて、今日12月14日は何の日?と尋ねられて「赤穂浪士」を思い浮かべた方は、正しい昭和の日本人だと思います(笑)
かく言うわたしは小学生の頃から「忠臣蔵」が大好きで、中学生の頃には「四十七士」全員の名前を言えたくらいです。
それだけにかなりの数の「赤穂浪士」ものを読みましたし、ドラマや映画も見てきました。

昨年12月23日、いきなりの悲風に心が折れそうになりました。
作家葉室麟さん、享年67歳。
大好きな作家でした。
彼の作品には何度か「赤穂浪士」が関わってきます。
「はだれ雪」(角川文庫)はまさにかつてない「忠臣蔵」。



ひとがこの世に残す最後の言葉とは。最後の思いとは。
葉室さんの「生」への思いが感じられます。

このくだりも好きなんです。


公弁法親王はなおも厳かな表情で、
「もともと、ひとは生まれながらに正しき者と悪しき者に分かれておるわけではない。ひとりの身のうちに正しさと悪しきものが、ともにあるのや。ひとの悪を取り去ろうとしても、腕一本、足一本をもぎ取るくらいのもので、仮にそうしたにしても、手足を引き裂かれて残った身には、また悪心が生じる。それがひとの業というものなんや」
と話した。
「ひとの悪は裁けぬと仰せでございましょうか」
吉保は問いかける眼差しを公弁法親王に向けた。
「法で裁けるのはひとの行いだけや。ひとの正しさも悪も法によって裁くことはできぬ」
「それでは天下に悪行が横行しましょう」
額に汗を浮かべながら、吉保は抗うように言った。
「それを悪行やと誰が決めるのや。おのれの正しさを言い募る者はやがて悪に転じ、おのれの悪を知る者にはやがて正しき道が開かれよう。政事をする者は思い上がらず、ひとの正しさ、悪に沿うて、導くことや。法で裁くだけなら、政事などいらん。高札場に法の条文を張り出しておくだけですむのやないか」
公弁法親王は吉保を見据えた。

葉室麟「はだれ雪」より

この作品にはかつてない「忠臣蔵」がえがかれています。

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