津軽ジョンがる電源日記

『KOJO TECHNOLOGY』 電源メーカースタッフ日記

蚤の心臓Ⅱ

2006-08-30 20:52:39 | インポート

もう少し詳しく!ジョンがる隊長(ーー;) 意味わかったんだか、わかんねんだか!?さっぱり先祖ぉー。

ハァーイ。つまりインバータは整流平滑回路から出力された直流電圧(約DC280V)を、高周波(fsw≒25KHz)のパルス波形に変換する部分なんだ!文書だけじゃあれなんで、写真も入れるね!

Dsc00827_2

これが新しく開発された水平対抗エンジン?(ドロ、ドロ、ドロ、ドロー♪ ポルシェ? スバル?・・・・)スマン

写真の上下は、見ての通りヒートシンクである。今回製品化したインバータは、定格負荷800Wにおける変換効率が94%と非常に高効率で、発熱が少ないものとなっている。よく、「置き場所に困るから縦置きにしたいんだけど大丈夫?」っていう問い合せがあったりするけど、そうだなぁー。最大でも定格の70~80%で使ってくれたら大丈夫だと思うよ!(一応実験済みです)あくまでも目安だよ!周囲の環境によって左右されるし、装置はあくまでも横置きで設計されているからね!あっ、それから縦にするときは、フロントスイッチは上の方向にして頂戴!地震なんかの横転には十分気をつけてぇー。大事な装置だからさぁ。

さて、さてぇー

ヒートシンクにずらりと並んでいるデバイスがIGBT(フェアチャイルド製)で、フルブリッジインバータを構成する場合、最低でも4個のデバイスが必要になる。MQ R1は、それぞれ4個ずつパラレルにし、計16個使用している。パワーデバイスの並列化は、その配置条件やドライブ条件を揃えてあげる必要があり、不揃いの場合、電流や電圧がアンバランスとなり、破壊を招く。デバイスは等間隔となるよう配置、ドライバも駆動条件が等しくなるよう、最短 且つ広く取っている。(IGBTやMOS FETは、ゲートインピーダンスが高く、外来ノイズの影響で誤動作する危険があるため、ゲート配線の延長は禁物である)

写真中央部の基板は、今も話したIGBTのドライブ回路とドライバ用電源が搭載されていて、(詳細は別な機会に・・・)パワーラインと分離するために別基板としている。インバータブリッジのパワーラインパターンは、ドライブ基板の下側に隠れているが、基板の両面を有効利用し、ノイズ抑制に努めている。

ここまでがインバータ部の概要だ!次回は、LPF(ローパスフィルタ)だ!ヨロシク見てね!

皆も技術的疑問とかがあったら、じゃんじゃん問合せしてね(>_<)「ジョンがる隊長」お願いしますと言ってもらえれば、対応致します。