goo

時計草

2006-06-13 08:47:36 | Weblog
 
時計草
  俳画 今日の花「トケイソウ」。花言葉「信心」
 題字 「一刻値千金」
 



トケイソウ科。常緑つる性低木。

原産地は、ペルーやブラジルなど中南米です。

日本への渡来は意外と古く、
「秀吉時代」とも、享保5(1720)年ごろとも言われています。

1800年代には、植物画集に多数登場しており、
観察欲をそそられるインパクトの強さだったことがうかがえます。


つるの長さは、6メートル前後。

花期は、5~9月にかけて。

直径10センチくらいの花は、
まさに「時計の文字盤」です。

花色は、赤、紫、白など。

園芸種も含めると、数百にものぼる種類があり、
本物の時計なみにバラエティ豊か。

しかも狂うことはありません(当たり前じゃ^^;)。


英名は「パッション・フラワー」

「情熱」ではなくて、「受難」の方です。

南アメリカを訪問したヨーロッパの宣教師が、
この花を初めて見たとき受けた印象が、

「キリストがはりつけられた十字架」であり、
イバラの冠」だったのですね。


雄しべ・雌しべ・萼や花びらや、つるまでを、
それぞれ「十字架」やら「釘」やら「ムチ」やら、

はたまた「10人の使徒」やら(=5枚の花びら+5枚の萼)、

キリスト受難に関する各種アイテムに見立てた、
とんでもなく宗教的な意味合いを託された花、であります。


宣教師たちが目にしたのは16世紀ごろなので、
中世の宗教画などには登場しませんが、

「この花が咲いている地の住民は、
 キリスト教への改宗を待ち望んでいるのだっ!」と信じ、

宣教活動に励んだといわれています。

(有難迷○?・・・いえいえそんな)


人間の思惑はさておき、
エキセントリックな形状の花は、
昆虫を誘うために発達したと考えられています。


「南国のフルーツ」として
少しずつポピュラーになりつつある「パッションフルーツ」は、

「果物トケイソウ」の実です。

クーミンは小笠原・父島で食べました。
甘酸っぱくて、とっても美味しい!
「受難」どころか、健康効果ばっちりの果物です。

そこそこ高価ですが、お取り寄せチャンネルも
増えているようですので、
話の種に、召し上がってみては?


残念ながら黒星スタートのジーコJapanですが^^;

「次は勝ってくれる」という「信心」をもって、
奮起に期待しましょう!
(・・・て、ちょっと強引なシメ?)
 「文章協力:中村クーミン メールマガジン
『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
 http://www.mag2.com/m/0000170500.html」
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

リラ

2006-06-12 07:33:18 | Weblog
 
ライラック
 俳画 今日の花「ライラック」。花言葉「友情」 題字 「朋有 遠方より来たる。」

モクセイ科。落葉低木~小高木。
 


原産地はイラン北部の山岳地帯。

日本には、明治22年に、
アメリカ人宣教師「サラ・クララ・スミス女史」によって
持ち込まれました。

この木が、北海道大学付属植物園に現存しています。


高山地帯が原産のこの花は、
十字軍によってヨーロッパへもたらされ、
フランスで改良が進みました。

その後、アメリカに渡り、そして日本へ・・・と広まった模様。

花の美しさと芳香で、世界のどの地域でも愛されているようです。


樹高は、4~8メートル。

花期は、4~6月にかけて。

直径1,5センチくらいの花を枝先に固めて咲かせ、
花穂一つの長さは10~20センチです。

この「端に固まる咲き方」が、
「ムラサキハシドイ(=「端に集う」)」という日本名の由来となっています。


花色は、紫、白、ピンク、紅色など。
八重咲き種も作られています。


出身が高山地帯ですので、一般に高温多湿を嫌い、
花色も、くすんでしまいます。

故に、日本では北海道の気候と相性がよいという訳。



春の「寒の戻り」のことを、北海道では、
「花冷え」ならぬ「リラ冷え」と言うそうな。


一重咲きは、ふつう4弁花ですが、
ごくまれに、5枚の花びらの花もあるようで、

「四つ葉のクローバー」よろしく「ラッキーライラック」と呼ばれ、
幸福のシンボルとされています。

発見に、チャレンジしてみましょうか!?

一人では難しくても、「友情」の力を借りれば、百人力。

でもその場合は、
協力者に「幸福のお裾分け」をせねば、なりませんねぇ。

(かえって高くつく!?
 いかんいかん! 幸福は分かち合いましょーっ!!)
 「文章協力:中村クーミン
 メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
 http://www.mag2.com/m/0000170500.html」
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

美女撫子

2006-06-11 07:42:28 | Weblog
  俳画 今日の花「ヒゲナデシコ」。花言葉「伊達男」
 題字 「子ガラスの 餌ふふむ 声や 梅雨曇

 ナデシコ科。耐寒性1~2年草。

ヨーロッパ東南部が原産地。
日本には、明治の中頃に渡来したとされます。


草丈は、40~80センチくらい。
20センチ前後の「矮小種(小型)」もあります。

花期は、5~6月にかけて。

直径1,5センチくらいの花を
数輪ずつ固めて咲かせる姿は、簪(かんざし)のようにも見えますね。

「ヒゲ」に見えるのは、
総苞」という、葉が変化した器官。


花色は、赤、白、ピンク、紫など。
覆輪(わっか状の模様)の入ったものや、複色もあって、
バリエーション豊かです。


日本産のナデシコに比べて、
色合いは鮮やか、
茎もしっかり、がっしりしています。

自分をはっきりとアピールする、「現代女性」っぽい印象、かな?

丈夫な性質で、花壇はもちろん、
鉢物も多く出回っています。


この花の英名は「Sweet William」というもの。
「スイート・ウィリアム(甘いウィリアム?)」です。

クーミンは「ウィリアム」から、男性の名前を連想したのですが、
(英国の王子のお名前。ヒゲもあることですし^^;)

「甘いマスクのイケメンウィリアム」なんてね。


果たして真相は?
引き続きの研究課題といたします。



あと一週間で「父の日」ですが、
「ダンディな伊達男」になって欲しいという願いと感謝を込めて、

お父様にこの花を贈ってみては、いかかでしょう?

  「文章協力:中村クーミン
 メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
 http://www.mag2.com/m/0000170500.html
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

ジャスミン

2006-06-10 09:03:57 | Weblog
  
ジャスミン
俳画 今日の花「ジャスミン」。華言葉「素直 可憐」
 題字 「蘭香満夏涼し」
 


モクセイ科。常緑低木。つる性種もあります。


さまざまな種類がありますが、
単に「ジャスミン」と呼ばれるのは、

「コモンジャスミン」という種類で、
原産地は、中国~インドにまたがるヒマラヤ地域とされます。

ジャスミンティーの原料は、
中国原産の「羽衣(はごろも)ジャスミン」。


花期は、3月~11月にかけて、
種類によって異なります。

大きさは、直径2~3センチくらい。

花色は、白・黄色です。


香水として楽しむのはもちろん、
アロマテラピーの精油としても高い人気を誇ります。

リラックス効果や、抗鬱作用、
婦人科系統の強壮など、女性と相性が良いようです。


甘い香りは、日没後に強くなり、
原料の花の摘み取りは、夜中に行われるとのこと。

しかも、花1トン(1000キロ)から、
わずか1キロの精油しか抽出されません。

高品質のものは、とても高価なのも納得です。


「香りのある花」は、
夜にさらに強く香る種類が多いようですね。

以前「幸福の木(ドラセナ)」の花を咲かせたのですが、
やはり、夜に香りが強くなりました。

「夢は夜ひらく」ならぬ「夢は夜香る」てなところでしょうか。


「素直」という花言葉は、
あちこちにつるをからませて、
すくすく伸びる様子を表わしたものと言えるでしょう。

そのほか、甘い香りにちなんだものもありますが、
ちょっと大人向けかしら・・・?
 「文章協力:中村クーミン
 メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
 http://www.mag2.com/m/0000170500
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

ノバラ

2006-06-09 08:06:56 | Weblog
 
  俳画 今日の花「ノバラ」。花言葉「素朴な愛」
 題字 「玉兎 指薬」
 

 


バラ科。落葉低木。

日本や朝鮮半島など、東アジアに分布します。

高さは、2メートル前後。

花期は、5月~6月にかけて。

直径2センチくらいの大きさの白い5弁花を、
一枝に数輪ずつまとめて咲かせます。


庭木や切り花などに広く使われるほか、
忘れちゃならない重要な役割は、

「改良種の原点」
「園芸種の台木(接ぎ木の根元部分)になる」

・・・という2点。

現在2万種ともいわれる園芸種のルーツのひとつとして、
燦然たる輝きを放っています。

つる系や「ミニバラ」系の多くが、
日本のノバラから改良され、誕生しているんですね。

ヨーロッパ系のバラに、それまで見られなかった
「房咲き(一枝に数輪の花を咲かせる)」の
性質をもたらしています。


また、野生ならではの強さを生かして、

園芸種を支える縁の下の力持ち、
「台木」としても大活躍。


今日のバラの発展と隆盛に、
多大な役割を果たしている「エライお方」なのです。

また、日本は結構な「ノバラ大国」で、
世界に200種ほどある野生種のうち、

1割近くにあたる、10数種をみることができるそうです。
(先日ご紹介した「ハマナス」も1種)



園芸種のバラを、
手のこんだ洋食にたとえるならば、

こちらはさしずめ「炊きたての白いご飯」! といった感じかな。

「日本人はやっぱり銀シャリだよ~」
・・・って、ちょっと違いますが^^;

「素朴な愛」にふさわしい、つつましくも可憐な美しさです。

「文章協力:中村クーミン
 メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
 http://www.mag2.com/m/0000170500.html」
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

泰山木

2006-06-08 07:19:18 | Weblog
 
泰山木
  版画 今日の花「タイサンボク」。花言葉「前途洋洋」
 題字 「雨 ふる ふるさとは はだしであるく」 山頭火
 



モクレン科。常緑高木。

原産地は、北アメリカ東南部とされます。

ちょっと東洋っぽい雰囲気もあるので、
意外な感じ?

日本への渡来も比較的最近で、明治初期のこと。

「新宿御苑」に植えられ、
その堂々たる雰囲気と花の美しさから、
庭木や公園などの植栽用として、人気となりました。


樹高20メートルくらいまで大きくなります。

花期は、5月下旬~6月にかけて。

直径20センチくらいもある立派な花は、
アイボリーホワイト。

木も葉も(長さ20センチを超えます)花も、
すべてがビッグスケールでございます。


・・・この大きさは、
やっぱり「アメリカン」といえばアメリカン。

アメリカに行った友人が
「とにかく全部でかかった・・・とくに食べ物・・・」
と、ゲッソリして帰ってきたことを思い出します。

(クーミンはアメリカに行ったことはないのです)


名前も、
「その花や葉が壮大なことを賞賛して名づけられたのかもしれない」
(By牧野富太郎博士)

と、いわれています。


「小さきものはみなうつくし
(By清少納言)

「箱庭」「盆栽」「小宇宙」というような日本の美意識とは、
対極にあるように思いきや、

蓮を連想させるような清楚な雰囲気の花のおかげか、
広く愛されるようになったのですね。



かぐわしい香りは、香水にも取り入れられ、

「ゲラン」「ジバンシィ」といった
有名ブランドの製品にも配合されています。

レモンの香りの中に、
甘いフローラル調をミックスしたような感じ。

(この春「ハクモクレン」の香りを楽しんだのですが、
 あんな感じかな~・・・。

 とてもバランスの良い、さわやかな甘さが印象的でした)


大空に向ってのびのびと枝を伸ばす姿には、

思わず「前途洋々」の花言葉を託してしまうような
雄大さがあります。
 「文章協力:中村クーミン メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
 http://www.mag2.com/m/0000170500.html」

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

イワカガミ

2006-06-07 07:28:21 | Weblog
 俳画 今日の花「イワカガミ」。花言葉「忠実
 題字 「立徳」
 



イワウメ科。多年草。

北海道から九州の山地に分布、
「亜高山帯」など、標高の高い所でも生育しています。

岩場や急な斜面、山道の道ばたなどに群生していることも多いようです。


高さは、10~20センチほど。

花期は、標高によって異なりますが、4~7月にかけて。


先端にフリンジ状の切れ込みが入ったラッパのような花を、
数輪ずつ横向きに咲かせます。

近い仲間の「イワウチワ」に比べると、
開き方がつつましやかな感じ。

一輪の大きさは1~2センチくらいです。


花色は、ピンクの濃淡、白。


葉は、大きさ3~4センチほどで、厚手で光沢があり、
古代の「銅鏡」にたとえられています。

現代の「鏡」とはちょっと趣がちがいますけれど、
山の中ではけっこう目立つ「艶っぽさ」。


全体にもう一回り小さい「コイワカガミ(小岩鏡)」、
もう一回り大きい「オオイワカガミ(大岩鏡)」もあって、

「3姉妹そろい踏み」てなところでしょうか。


大きさの違いのほかに、

「大姉さん(オオイワ)は多雪地帯がお好き」など、
それぞれ特徴があるようなのですが、

細かいことは山野草に詳しい方にお譲りするといたしましょう。


「忠実」という花言葉は・・・

鏡のような葉に、
道行く人の姿形を忠実に映し出す、ということなのでしょうか。

山野草の素朴さが、「美に忠実」ということをあらわすとも、
言えるかもしれませんね。
「文章協力:中村クーミン
 メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
 http://www.mag2.com/m/0000170500.html」
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

ジキタリス

2006-06-06 08:03:16 | Weblog
 
ジキタリス
俳画 今日の花「ジギタリス」。花言葉「熱愛」
 題字「熱愛」 愛と美の無尽の宝庫也 武者さん
 



ゴマノハグサ科。一年草・多年草の両方があります。

原産地は、西南ヨーロッパ。
日本には、明治10年代に渡来したとされます。
はじめから、薬用・園芸用両方の用途で使われていたようです。


高さは、1~1,5メートルほど。

花期は、5~7月にかけて。
内側に斑点が入った筒状の花をつけた花穂を、直立させます。

花色は紅紫、白、ピンク、淡い黄色など。


葉を乾燥させて、
強心剤・利尿剤に使われますが、

かなりの「劇薬」で、副作用も甚大。


その名も「ジギトキシン」!
(ちなみにフグの猛毒は「テトロドトキシン」というそうな)

素人は絶対に手が出せません。
(なんだか物騒でんがな)

その危なさ(!?)から、
日本では昭和54年に、薬用としての栽培は行われていません。

「アヘンのケシ」ほどではないにせよ、
相当なおどろおどろしさ、にも見えますが・・・。



健康野菜と言われる「コンフリー」に、
葉がよく似ているところがさらにクセモノ。

間違えて食べしまって、激しい吐き気や不整脈などの中毒症状を起こし、
死に至ってしまった事例もあります。


また、画家ゴッホは、「癲癇(てんかん)の薬として服用していて、

後期の作品によく見られる「全体の黄色っぽさ」は、
副作用で視界が黄色く見えたためだった、という説もあるようです。


・・・なんだか恐ろしさばかり強調してしまったようですが、

専門家の管理下の元で、適切な処方を行えば、
きちんと効果を発揮してくれる薬として役だってくれます。


「熱愛
」という花言葉は、
ジギタリスを服用したときの心臓の高鳴りを、
恋のときめきになぞらえたもの、かもしれませんね・・・。
 「文章協力:中村クーミン
 メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
 http://www.mag2.com/m/0000170500.html」
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

はまなす

2006-06-05 09:53:25 | Weblog
 
はまなす
 俳画 今日の花「ハマナス」。花言葉「照り映える美
 題字 「雲彩悠々」

 

バラ科。落葉低木。

原産地は、日本・韓国など東アジア。

「北海道の花」というイメージが強いですが、
(実際、昭和53年に指定されてます)

太平洋側は、茨城県より北、
日本海側は鳥取県より北に分布、

結構幅広い地域で見ることができるようです。


高さは、1~2メートルほど。

地下茎を伸ばして殖え、
海岸の砂地で群生している姿が、
「この花のある代表的風景」といえるでしょう。


花期は、6~8月にかけて。

花色は紅紫、白。


芳香をもつ花は、
直径10センチ前後と、そこそこ大きなもの。
ノバラ」の仲間では、一番大きな部類に入ります。

その後、
8~9月ごろに「ミニトマト」をちょっと扁平にしたような
赤い実をつけ、食用にされます。


この実を「茄子」「梨」に見立てたとされる、名前ですが、


もともとは「浜の梨」で、
「ナシ」は、東北地方では「ナス」に訛るので「ハマナス」になった、

・・・つまり「ナシ」が最初、という説、
こちらはかの「牧野富太郎博士」が提唱し、
専門家や植物学者、いわゆる識者層の間では、こっちが有力の模様。


一方、
「いやいや『梨』は嗜好品で、そんなに昔から北海道や東北で
 知られていた筈がない、
 ナスのほうが庶民には近い存在だったので『ナス』だ」

・・・という説もあったりします。

いずれにせよ、結論は出ていないようですな。

語感としては、
「ナス」の方が収まりがよい気がしますし、

知床旅情」はじめ歌や詩歌などでも、
「ナス」の方が多勢となってますので、
現在の主流はこちらなのでしょう。


砂浜を美しく彩る、
まさしく「照り映える容色」を持つロマンチックな花です。
 文章協力:中村クーミン
 メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

ゴテチア

2006-06-04 05:03:27 | Weblog
 
イロマチヨイ
 俳画 今日の花「イロマツヨイグサ」。花言葉「変わらぬ熱愛
  題字「愛は惜しみなくうばう」 
 


アカバナ科。一年草。

原産地は、北アメリカ・西海岸のカリフォルニア周辺。

日本への渡来は、明治時代のはじめとされます。


高さは、30センチ前後の小型矮性種と、
80センチほどに大きくなる種類とに大きく分けられます。

切り花にされるほか、
小型種の鉢物も増えてきました。


花期は、5~7月にかけて。
直径5センチ前後の花を咲かせます。

一重咲きと八重咲きがあり、
花色は紅、白、ピンクや複色など。


品種改良が進んで、新しい花色の種類も作り出されていて、
これからもっと注目されていくかもしれませんね。


この花には、
なかなか素敵な英名がつけられておりまして、


その1「サテン・フラワー」。

花びらに、布のサテンのような光沢があることが由来で、
実際、なんともいえない質感が魅力的。

リボンや紙で精巧に作られた細工物にも見えます。


その2「フェアウェル・トウ・スプリング

「春よさらば」・・・てなところでしょうか。

カリフォルニアでは、
この花が咲くと春が終わり、夏がやってくるという印象があるんでしょうね。

「夏への扉」を開く花、とも言えましょう。
(決まった!)


いずれも、かっこいいですね~。
さすが、カリフォルニアのご出身。


「静かな喜び」とは、さて、どんな喜び?

バンザイするにはほど遠いけれど、

日常における、ほんの小さな嬉しい出来事や、
じーんと染みいるほのぼの感、みたいな感じかな。

でも、それが一番かけがえのないものなんでしょうね、きっと。
「文章協力:中村クーミン
 メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
 http://www.mag2.com/m/0000170500
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )