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亜麻

2006-06-03 08:05:11 | Weblog
亜麻
 俳画 今日の花「アマ」。花言葉「あなたの親切に感謝します
  題字 「親謝」
 



アマ科。一年草または多年草。

麻の一種ですが、
比較的小柄で細い種類のことを指します。

世界におよそ90種が分布しますが、

花を観賞する種類の原産地は、
南ヨーロッパや北アフリカなど地中海沿岸が中心。


日本への渡来は、
17世紀ごろ、江戸末期~明治時代とされ、

もともとは、
「亜麻仁油(あまにゆ)」という油を採るためだったようです。

この油は、油絵の具や塗料などに使われます。


高さは、50~70センチほど。

花期は、5~6月にかけて。

花色は白、青紫。
紅色の花を咲かせる一年草タイプの「紅花亜麻」もあります。

「麻縄」や「麻袋」の、ごっついイメージとは、
かなり違った印象の花でしょう?


もちろん繊維も作られ、
麻の中では上質で柔らかい素材「リネン」となります。


マンションの間取り図などで、
浴室のそばに「リネン庫」という空間があったりしますが、

シーツや寝間着などの寝具が、
リネンで作られることが多かったことからきています。

すなわち、
「シーツやタオルなどをストックしておく場所」。

「リネン庫」のあるマンションなんて、
それなりに広くてお高い物件だったりしますわな^^;


またこれからの季節、
リネンのジャケットなんぞざっくり羽織ったりすると、
かなり、おしゃれですね。

クーミンは結構、リネンの質感が好ましいのです。

上品な光沢があって、さらりとなめらかで。

シワがとても目立つので、
貧乏くさく見えない程度に、着る度に手入れをする必要がありますが。

今年の夏はいろんなタイプのジャケットが出てますので、
一着、手に入れてみてはいかがでしょう。


で、「亜麻色」とは、

「光沢のある薄い黄土色」のような、
金髪(ブロンド)をもっと淡く、きらめかせたような微妙な色です。
 「文章協力:中村クーミン
 メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
 http://www.mag2.com/m/0000170500.html」

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タイム

2006-06-02 07:22:12 | Weblog
 
タイム
 俳画 今日の花「タイム」。花言葉「勇気
 題字 「勇」  人よく人たるは 腹に詩書あるに寄る。韓愈
 

 シソ科。
 常緑低木。

原産地は、南ヨーロッパや小アジアなど地中海沿岸とされます。

日本への渡来は、明治時代です。

・・・といっても・・・
当時の日本人には、なじみにくい香りだったでしょうね。

「どのように使うのか?」と、
結構お悩みになったのではないのかしら。


高さは、10~50センチほど。

100種をこえる種類があるとされ、高さも種類に
よってさまざまです。


花期は、5~7月にかけて。
一輪は、直径数ミリ程度の小さなものです。

花色は白、ピンク、淡い紫など。


香りが、肉や魚介の臭みを消すのに適しているうえに、
強い消臭・殺菌作用をもつので、
生鮮食品にとっては「ベストパートナー」って感じでしょうか。

もちろん、人間にとっても同じことでありまして・・・、
「ミイラ」の防腐に使われた、ということでございます。

良い香りにもなって、
ツタンカーメン王はじめ、ミイラにされた方は果報者!?

「現在も、生物標本の保存・防腐に一役かっています。

そのほか、呼吸器の炎症を鎮めたり、
筋肉痛をやわらげたり、
はては髪の毛の育成にもいいなど、薬効は多岐に
わたるようですね。



さて「花言葉そのものスバリ」とは・・・、


何のことはない、名前、です。

タイムという名前は、
ギリシャ語の「勇気」をあらわす言葉からきているとされ、

人間の能力を向上させる効果がある植物と考えられていました。

ギリシャでは、かな~り、セレブな植物だったようですな。


タイムの香りを嗅いだり、ハーブティーを飲んだりすることで、
リラックスしつつも気分が高揚し、

物事に真正面から取り組める、真の「勇気」を得られそうですね。
 「文章協力:中村クーミン
 メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
 http://www.mag2.com/m/0000170500.html」

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マトリカリア

2006-06-01 07:53:46 | Weblog
 
マトリカリア
 俳画 今日の花「マトリカリア」。花言葉『集う喜び
 題字「集う喜び」

 
 
 


キク科。多年草(園芸上は一年草扱い)。

原産地は、西アジアからバルカン半島にかけて。

日本には、明治時代に渡来しました。

高さは、30~80センチほど。
背の高い種類は切り花に、小さいものは鉢植えにされます。

花期は、5~7月にかけて。
直径1~2センチほどの小さな花を、たくさん咲かせます。

改良が進み、花型はさまざま。
一重・アネモネ咲き・八重・ポンポン咲きなど。


花色は白、黄色。

「マトリカリア」とは、
属名がそのまま一般に使われていますが、
ラテン語の「子宮」という意味に由来します。

かつて、この花の仲間が婦人病を治す薬草とされていたようです。

そのほか、
消化器の調子を整えたり、冷え性の改善などに、
ハーブティーとして利用されます。

カモミールが、利用の中心が「ハーブ」なのに対し、
マトリカリアは、花を楽しむために改良されたものが多くみられる様ですね。
しかし、ハーブの「本能」は忘れておりません!

独特の香りがあって、
虫除け効果のある「コンパニオンプランツ」として、
バラのそばに植えたりすると、いいようですよ。


近い親戚の「ジョチュウギク(除虫菊)」は、
赤紫色のきれいな花。

「ピレスリン」という成分が蚊取りの働きをします。

現在は化学合成がほとんどのようですが、
「○ンチョーの蚊取り線香」のパッケージには、
それらしき花が描かれていますので、

ご覧になってみてください。

そろそろ、蚊取り線香の季節も近いことですし。


花言葉の「集う喜び」は、
かわいらしいこの花の姿を、ほほえましく描写しています。
 「文章協力:中村クーミン メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
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