夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

センチメンタル地獄…★

2013年04月08日 | 旅行
あたしの気持ちはどんよりしていた。西安の空ですらこんなに晴れ渡っているのに…!、
この間のテストの答案用紙が帰ってきたのだ。
87点……悪い点ではなさそうに思えるけど、クラスで最も喋れないあたしが、筆記で90点も取れない…じゃあアンタ何が出来んのさっ。

「90点以上は3人、最高点は……」
ゆっちゃんが89点だから良くても20数人中の5位。あああ~。
(一応言っておくと、平均点はもっと全然低いはず。“喋れる”カナダ人の点数が見えたけど、彼は23点だった。)

休み時間も落ち込む。後ろの席に“おもしろ眼鏡の山崎邦正”改め“落語家”の答案用紙が置いてある。
ヤツは何点だろう…? ヤツよりは高い点数であってほしい。
見ちゃおうか? でもそれは人間として…大人として…日本人として……。
「でも彼は、さっきあなたがいない間にあなたの答案用紙見てたよ。」
ぬあにぃ~!
ヤツめ! 82点か! へへっ!

答案用紙を眺めなおも落ち込んでいると、ベトナム4人衆の中で一番かわいい男の子が、あたしの答案用紙を取り上げた。
「やだあ、返してよ~」
「いいじゃん、見せて。」
なんかこの感じ、懐かしい。いいなあ。
こんなことばかりしてたら、いつかバチ当たって、なんだかんだの末に激辛のマーラー火鍋食べさせられるかも。

で、今20歳のこの子がホントに、抱きしめたいくらいかわいい。
弟に、息子に欲しいタイプ。
あたしが帰国したらもうきっと一生会わなくなるだろう。
この子はもっと大人になって、結婚して子供ができて、あたしの知らないところで幸せに暮らすのかなあ。
仲良くなって間もないけど、そんなことを想像すると切なくなる。
明日にでも抱きしめてしまおうか。

さて、その子があたしの答案をまじまじと見た後、こう言った。
「点数おかしいよ。ここの5点が足されてない。だから92点のはず。」
え マジでっ

部屋に帰った後よく数えてみたら、うん、92点だった。セーフ…。

           中国では、ペケのように見えるのが正解の印。
           

           あの人の身分証明書が1元(15円)で売られていた。