夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

音漏れ地獄…★

2013年04月12日 | 旅行
ベトナム軍団の最後の1人が落ちた。
と言うと言い過ぎだけど、ちょっとなつくようになってきた。
さっき彼とそこで会って、公園に行ってきたと写真を見せてくれた。
火鍋屋での動画も見せてくれた。

「何人で食べたの?」
「6人。前は日本人ともご飯に行ったよ。彼はもう帰国したけど。」
「それって、小山?」
「そう!彼を知ってるの?」
コヤマめ! 彼らとご飯まで食べに行っていたのか!
「今度あたしたちもご飯行こうよ。」
「いいよ。いつでも空いてるから。」
なんか悔しくて、約束してしまった…。

隣のレアンドロの部屋が賑やかだ。部屋を開け放しているので様子が見える。
「中米か!」と言いたくなるほどラテン系の留学生を集まっている。
と思えば欧米系もやってきた。部屋に10人ちょっとが集まった。
「何してるの~?」
「ポルトガル語の勉強だよ。」
レアンドロが先生になってポルトガル語を教えていた。

レアンドロはブラジル人で、中国語をマスターしたら次は日本語を勉強すると言っていた。
数日前、部屋のトイレに入っていたら、廊下から彼の歌声が聞こえてきた。
「テジャクザケ~ エンカヲキキナガラ~」ぎょっとするわ。

レアンドロの歳はわかりにくい。手のしわの感じや、部屋の前を通った時に聞こえた「カ~、ペッ」という痰を吐く音から、まあまあいっていると思う。
宿舎の部屋は壁がしっかりしているので、隣の話し声なんかは聞こえない。
でもドアが木製で、廊下の声や物音は良く聞こえる。

部屋に篭って勉強していると息が詰まるので、あたしは気晴らしに曲をかけて、歌っていたりする。
近くの部屋の韓国人が廊下で歌っているのをよく聞くし、あたしが歌っているのを他の留学生に聞かれたところで彼らはガイジン。恥ずかしくはない。

昨日も部屋で気分よく歌い、満足したところでちょうどゆっちゃんが部屋にやってきた。
もう少しで聞かれるところだった。危ない。

その後夕食を買いに行こうと外に出ると、宿舎の前に日本人の男の子たちがいた。
「今日行かないんですか? 日本語コーナー今日になったんですよ。」
毎週木曜に行われていた日本語学科の学生との交流会が、しばらく取りやめになっていた。
理由は、外部からやってくる1人の中国人。日本人に対してストーカー紛いのことをしたり、恋愛の相談をくどくど持ちかけたり、女性にプロポーズしたりするそうで。
「ヤツは空港の近くに住んでいるんです。1,2時間かけてやってきて、日本語コーナーがなければ、ヤツもいつか諦めるだろうから…」
あたしは1度だけその姿を遠めに見たことがある。

「今日はどうします?」今から行くと言われても。
「え…今からご飯だし……」
「歌はもういいんですか?」
 ………。
「聞こえちゃった?」
「廊下中に響き渡ってましたよ。」
 ……気をつけます。

           宿舎の近くのクリーニング屋で子猫が誕生。