夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

同窓会天国…☆

2013年10月06日 | 旅行
イシダは噂によれば、口数は少ないけど中国語の面では確実にデキる、やはり優秀な男らしい。
見た目はぱっとしないのに、その誠実さでみんなの人気を徐々に得ていくタイプ。
こういうヤツに限って、音もなくしかし着々と、あたしの大事なものを横から掠め取っていくのではないかと危惧を抱く。やっかみ?

前学期一緒だった4班のみんなでご飯を食べに行った。
あたしの右にはジョーというアメリカ人、左にはスタンドバイミーとこれまたアメリカ人。
欧米系に囲まれるとやはり萎縮してしまう。

日本語の「カワイイ」の話から、なぜかジョーは「カワサキ」の話をし始めて、映画でカワサキのバイクがドリフトしているシーンを見たと興奮気味だった。そして自分で言ったことに自分で大笑いしていた。
スタンドバイミーはこの夏日本に遊びに行ったので、その話を聞いた。
京都、東京、富士山と回ったらしい。
うどんがおいしかったと言っていた。日本を気に入った様子。

9人中5人残って串焼き屋で飲み直した。
ここでもスタンドバイミーの隣。
酔っているのかアメリカ人の習慣なのか、はたまたあたしを好きなのか、気づくと彼はあたしの方をまっすぐ見ている。
慣れていないシャイなあたしは気まずくって、彼の方を向けなくなってしまった。
いやいや、これが欧米人なのだ。
「アメリカでは告白する時なんて言うの?あたしに向かって言ってみて」なんて会話で時折ごまかす。

今日のところはとりあえず、スタンドバイミーに「じぇじぇじぇ」だけ覚えさせた。


新キャラ天国…☆

2013年10月05日 | 旅行
今日は2度のご飯と夜スタジオに行った以外、部屋に篭って勉強していた。
発音を徹底的に練習して、聞き返されないようにしたい。
一番の課題は声調、つまりイントネーション。
ここには、よくしゃべるけどイントネーションがめちゃくちゃな留学生が多い。特に欧米系。
休み中に酒飲んで遊び回っているいるヤツらと差をつけてやる。

ニャヤヨとゆっちゃんは寺を見に行くとかで今日出かけていったはず。
「イシダ」に誘われたらしい。
今期新登場、外語大からやってきた「イシダ」。
見た目小太りの平凡な男だけど、やつはできる。
今はあたしの隣の部屋に韓国人と一緒に住んでいる。
なぜか、斜め向かいのイタリア人の女の子といつも一緒にいる。

昨日はその子とイシダとニャヤヨがちょうど出かける時に出くわした。
「城壁に行くんです。一緒にどうですか?」ニャヤヨが言った。
宿舎の門を完全に出てから言うな。誘うなら初めから誘え。付け加えたように言うな。夜ニャヤヨを説教してやった。
それにしても、イシダ……どんな男なんだ。

忘れてたけど、ニャヤヨがこの間、のどの調子が悪いあたしに「買い物のついでに買ってきた」と漢方ののど飴を届けてくれた。
「やさしいのね…。その前髪が伸びたら抱きしめてあげる。」

夜はスタジオ。
先生が韓国人ダンサーの講習を受けてきたとかで、始まりが遅かった。
面白い動きを覚えてきたらしい。ふふふ。

好き好き地獄…★

2013年10月04日 | 旅行
王ちゃんの質問はいつも鋭い。
「この電話を使ってもいいですか……"使っても"の"も"はどういう意味ですか?」
「使っていいですか」でも伝わるのに、「も」を加えることで生まれる特有の語感。
遠慮とか婉曲とか気遣いとか、日本人のそういうところが「も」の一文字に表れているような気がする。この繊細さが日本の強みなのかもしれないけど、教える側としては非常に厄介。

「"好き"は動詞ですか? 形容詞ですか?」
中国語の「好き」は動詞で、日本語の「好き」も動詞だと思ったら、形容詞だったらしい。「簡単だ」「きれいだ」と用法が同じだ。
でも「好く」は動詞だろう。だからと言って「好いている」とか、一般的に言わない。
ちゃんと教えられるようにならないと、王ちゃんの信用を失ってしまう…。
中国語だけでなく、日本語を見直す必要があるのね、あたし。

今夜、西安に帰ってきて初めてのPOPPINレッスンに行った。
休日中とあってか、レッスンの生徒は3人だった。
帰ってきていきなりソロ。勘弁してほしい。でもなかなか面白かった。
相変わらず言われる。「動きはいい。でもお前のPOPは小さすぎ!」
中国語から日本語からダンスから、課題は山積み。

サムギョプサル天国…☆

2013年10月03日 | 旅行
星付きのホテルでもなければ、外のトイレには基本ペーパーがない。
それは中国人がティッシュを必ず持っている理由のひとつでもあると思う。
カバンの中だけでなく、ズボンのポケットにもティッシュを潜ませておかないと、いざという時困る。
そしてティッシュを取り出すのを忘れ、そのまま洗濯してしまい大変なことになったことが2度ある。

「それやるんすよ。日本じゃティッシュをポケットに入れておくことないから。」
今は帰国してしまったすがぴょんは言っていた。

今日は連休3日目にして初めて学校の外に出た。
あたしたちの元クラスメイトでアラの元ルームメイトの女の子が韓国料理に誘ってくれたのだ。
大雁塔の近く。バスに乗ろうとすると、運転手が何か言っている。
……大雁塔には行かないとか。
タクシーを捕まえる。大雁塔の南側と告げると、運ちゃんは北側までしか行けないよ、と言う。
やっぱり。連休のため、西安の数少ない観光名所大雁塔の付近は大渋滞なのだそう。
結構遠い場所で下ろされたけど、仕方ない。

大雁塔に近づくと、さすがにものすごい人、人、人。でもあたしが予想した「えげつない人だかり」ほどではなかった。

韓国料理はおいしかった。韓国人が納得しているくらいだし。
この間の日本料理はもう2度と行かない。ゆっちゃんも同じ意見だった。

帰り際、道端で風船を売るおっちゃんがいた。
長い風船の先に丸い風船で作られた動物の顔が付いている。
あたしとゆっちゃんは普段気にもとめないようなファンシー風船。
なんと韓国の2人はカエルのとウサギのをそれぞれ15元で買った。
「こういうの、買うんだ…。」日本の2人は感心した。
そしてやたらうれしそう。

風船を抱える2人を、行き交う人々が注目する。
「どこで買ったの?」聞かれることもある。
「南門広場で15元で買ったの。」嬉しそうに答えている。
「それ俺に売ってよ」「やだよ」意外、大人気じゃん。

帰りのタクシーの中には、窮屈そうな2人がいた。

長城より高い壁地獄…★

2013年10月02日 | 旅行
中国人はティッシュをよく使う。
日本人でもそういう人は多いけれど、ほとんどの中国人が食事の後持参のティッシュで口を拭いている。あたしに1枚くれたりもする。食後のティッシュは必需品なのだ。
なんとなくその理由がわかった。ここの料理は脂っこくて、食べた後口の周りがべたべたになる。だからだ、そうに違いない。
でも汗をティッシュで拭く習慣はちょっとヤダ。スタジオの子達が汗をかいた後、よくティッシュを出してぺたぺた拭いている。あたしに1枚くれたりもする。

連休2日目。ちょっとリンダと喧嘩気味になった。
2人部屋なのに1つしかない机。交代で使おうと言いながら、いつ誰が使うかははっきり決めていなかった。空いていたら使いたいほうが使う、そんな感じだった。
昨日はあたしの方が早く起きたので、朝から使い始めていた。
リンダは図書館に行くのか、9時ころに出かけていった。
彼女は夜になって帰ってきた。

リンダはそのままなんかの寺を見てきたらしい。
今日は1日机を占領したけど、出かけていたならいいか。
「明日の午前中は机を使わせて。午後は出かけるから。」と彼女は言った。

今日午前、リンダのモデムの調子が悪く、セバスチャンが部屋に呼んで、見てもらっていた。
イタリア語でごちゃごちゃしゃべっていて、ベッドの上で勉強しているあたしは集中できない。11時頃早めの昼食をとって、午後を有意義に使うことにした。

昼に軽く昼寝をして午後、勉強していると、1時半頃、リンダが帰ってきた。
「机使ってもいい?」
「え?午後出かけるって言ってたでしょ。」
「午前中モデムを直していて勉強できなかったの。昨日はあなたが机使ったじゃない。」
午後いないって言うからそれに合わせたのに。
自分の都合でコロコロ変えないでほしい。あたしの都合はどうなるの?
言ったところで、彼女の単語力ではあたしの言うことは理解できない。
言葉の壁がこういう時に立ちはだかる。
もやもやしたまま「いいよいいよ」と机を譲った。

悪い子じゃない。考え方が違うんだ。
最初にはっきりさせなかったのが悪かった。
これからは奇数日があたし、偶数日がリンダで机を使うことにした。
消灯時間もはっきりさせたい。

おととい、シャワーを浴びて出てきたら、部屋の電気が消えていた。
リンダが暗闇の中、スマホをいじっている。
「もしまだ寝ないなら、電気つけたいんだけど。ネット見たいの。」
「まぶしいからスタンドの電気を使って。なぜなら、あたしもう寝るから。」
まだ寝ないなら、って最初に言ったじゃん。言葉の壁を理解しつつ、その言い草にいらっとしてしまう。大人げない。
でもいつもより早い時間に、眠いという理由で電気を消されたら、それは困る。
逆に彼女がまだ勉強している時に、あたしが横になって目を瞑っていると、彼女は黙って勉強をやめて電気を消してくれる。

「消灯時間も決めよう。」
「それは毎日変わるでしょ。」
その日の気分に任せて消していると、またおかしなことになる。
「ダメ、トラブルになるよ。」
消灯時間は11時半と決めた。
2人暮らしって面倒…。