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Bob Dylan / Springtime In New York: The Bootleg Series Vol. 16 (1980-1985) (deluxe edition) 5CD

2021-07-30 | Rock&Pops(FORMAT:CD+LPorLP)
<発売日>2021/9/17予定 

<JAN(規格番号)>0194398658025 

<内 容> 
ボブ・ディラン『スプリングタイム・イン・ニューヨーク : ブートレッグ・シリーズ第16集 (1980-1985)』 高い評価を獲得してきたブートレッグ・シリーズの最新章。アルバム『ショット・オブ・ラブ』、『インフィデル』、『エンパイア・バーレスク』制作時のアウトテイクを含む54の完全未発表曲がCD5枚組の豪華なパッケージにまとめられ、今、ヴェールを脱ぐ。

 1991年に『第1~3集』が発売されてから30周年、各方面よりきわめて高い評価を獲得してきたボブ・ディランの『ブートレッグ・シリーズ』。その最新章は、ディランの膨大で多岐にわたる作品体系の中で、しばしば見落とされがちではあるものの1980年から1985年にかけての実に豊かな内容の鉱脈を再訪し、彼がソングライター、レコーディング・アーティストとして取り組んだ、挑発的とも呼べる新しい音楽的方向性にあらためて光を当てている。1980年代初頭、音楽業界はMTV、コンパクト・ディスク、デジタル・レコーディングといった新たに出現したトレンドやテクノロジーと立ち向かう事となった。その中でボブ・ディランは、新しいディケイドに向けた曲を書き、レコーディングし、自身のスタジオ録音カタログにとって欠かせないものとなる新たな章を築き上げていったのだ。『スプリングタイム・イン・ニューヨーク(1980-1985)』は、アルバム『ショット・オブ・ラブ』、『インフィデル』、『エンパイア・バーレスク』に取り組んでいた時期のディランがいかに創造的な状態にあったかを、完全未発表のアウトテイク、別テイク、リハーサル・レコーディング、ライヴ・パフォーマンスなどによって掘り下げている。 デラックス・エディション(CD5枚組)には、ボブ・ディランが1980年から1985年にかけて残した57の貴重なレコーディング作品が収められていて、そのうちの54曲は、これまでいかなるフォーマットでも公開されてこなかったものだ。既発表3曲のうちの2曲は『ショット・オブ・ラブ』録音時のアウトテイクである「レット・イット・ビー・ミー」と「ドント・エバー・テイク・ユアセルフ・アウェイ」。前者は「ハート・オブ・マイン」インターナショナル7インチ・シングルのB面、後者は『ハワイ・ファイブオー : オリジナル・ソングズ・フロム・ザ・テレヴィジョン・シリーズ』で発表されていた。そして3曲目は、『インフィデル』のアウトテイクで、フル・フォースをフィーチュアした「デス・イズ・ノット・ジ・エンド」。1988年発表の『ダウン・イン・ザ・グルーヴ』に編集ヴァージョンが収められていたが、今回はじめてフル・ヴァージョンで聴くことができる。 『スプリングタイム・イン・ニューヨーク :ブートレッグ・シリーズ第16集(1980-1985)』(CD5枚組)のディスク1収録曲は、1980年から1981年にかけてのディランが、「セニョール(ヤンキー・パワーの話)」や「ラモーナに」など、作曲家としてのヴァラエティ豊かなカタログに新たに加える事となった曲の入念なリハーサル、「井戸端の女」や「メアリー・オブ・ザ・ワイルド・ムーア」といったトラディショナル・フォークの再アレンジに取り組む姿を伝えてくれる。また、リンゴ・スターがゲスト参加した「ミステリー・トレイン」、「スウィート・キャロライン」、「フィーバー」、「エイブラハム、マーティン・アンド・ジョン」など活き活きとした仕上がりのカヴァー曲にも驚かされるが、これらの曲にはフレッド・タケット(ギター)、デイヴィッド・マンスフィールド(マンドリン)、ウィリー・スミス(キーボード)、ティム・ドラモンド(ベース)、ジム・ケルトナー(ドラムス)といったミュージシャンを起用。バックグラウンド・ヴォーカルには、クライディー・キング、キャロライン・デニス、グウェン・エヴァンス、レジーナ・マックレイらを迎えていた。 ディスク2には、チャック・プロトキンがプロデュースを担当したアルバム『ショット・オブ・ラブ』録音時のアウトテイクと別テイクが収められている。ディスク3と4のメインは、アルバム『インフィデル』のためにディランが書いた曲。そこでは、マーク・ノップラー(ギター)、ミック・テイラー(ギター)、アラン・クラーク(キーボード)、ロビー・シェイクスピア(ベース)、スライ・ダンバー(ドラムス)という豪華な顔ぶれのバンドが彼を支えていた。ボブ・ディランとマーク・ノップラーがプロデュースした『インフィデル』セッションからの曲として、「ブラインド・ウィリー・マクテル」と「ジョーカーマン」の未発表ヴァージョンも採用されている。 ディスク5には、ライヴ録音のトラック(アイルランドのスレイン城で収録された「イナフ・イズ・イナフ」、1984年3月22日に『レイト・ナイト・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』で演奏した「ライセンス・トゥ・キル」)と、アルバム『エンパイア・バーレスク』制作時に残された別テイクやアウトテイクが収められている。ボブ・ディラン自身がプロデュースを担当したこのセッションからは、まったくの初公開となる「ストレイト・エーズ・イン・ラヴ」と「ブラウンズビル・ガール」の初期草稿的なヴァージョン「ニュー・ダンヴィル・ガール」、ディラン正典的な「ダーク・アイズ」の未発表パフォーマンスなどがピックアップされた。 アルバムに添えられたプロデューサーからの言葉によると、今回のコレクションのために選ばれたオルタネート・ヴァージョンは、いずれも、これまでのブートレッグ・シリーズで公開されたトラックとは、まったく異なるものだという。「どのヴァージョンも、あの時期のボブ・ディランがたどった音楽の旅をしっかりと示すために選ばれたものだ」。 『スプリングタイム・イン・ニューヨーク』に寄せたライナーノーツでダミアン・ラヴはこう書いている。「それこそがこの、一切の制約を受けずに編まれた素晴らしいコレクションが、まさに語りかけるもの。つまり、歌たち。無駄な装飾や修正などを排し、移ろいやすいテイストや勝手な判断から解き放たれた歌たち、ということだ。この今、リアルに人生を生き、本能にしたがって行動する人々のための音まで削ぎ落とされた歌たち。粗雑で乱暴、傷ついてなお優しく、冗談を語りながら嘆き、口やかましく、あがきつづけ、なにかを切望する歌たち。歌は、いつだってそこにいた。そして今も、私たちの生と歩調をあわせるようにして、そこにいる」。

 同時発売情報 
●上記アルバムの2CD盤も同時発売(0194398688329) 

●上記アルバムの2LP盤も同時発売(0194398657912)