発売日:9/末
JAN:0600753297841
試聴:http://www.myspace.com/slyjohnson
ヒット要素:極上のソウル・アルバム
内容:
これそソウル・ルネッサンス!!
ヒューマン・ビート・ボックスも得意とする注目のソウル・シンガー・ソングライターSLY JOHNSONのデビュー・アルバム登場。
◎Nora Jonesのモンスター・アルバム『Come Away With Me』のプロデュースも手掛けたJay Newlandをプロデューサーに、Lenny Kravitzのバンドで一際カッコイイ女性ドラマーCindy Blackman,James BrownやTina Turner,Miles Davisとも共演し日本でも人気のベーシストTM Stevens,NYのジャズ・ファンク・バンドSOULIVEのメンバーEric Krasno(g)とNeil Evans(key),Whitney HoustonやRoberta Flackなどのバックで演奏するギタリストSherrod Barnes,さらに伝説のPHILLY SOUNDを築いたアレンジャー/プロデューサーでErykah Badu,The Roots,Justin Timberlakeなども手掛ける巨匠 Larry Goldなど“GREAT BLACK MUSIC"な面々をバックにSLY JOHNSONの崇高な歌声がとても魅力的な極上のソウル・アルバム。
◎実はこのSLY JOHNSON,フランスを代表するラップ・グループSaian Supa Crew(グループ名の由来は日本の人気アニメ『ドラゴンボール』)でヒューマン・ビート・ボクサーを務めており、SLY THE MIC BOUDDAとして活躍していた人物。Saian Supa Crewは1999年にアルバム『KLR』でデビュー、2002年にはセカンド・アルバム『X-RAISONS』はフランスのグラミー賞とされるVictoire De La MusiqueにてBest Rap/Groove Albumを受賞するほどだったが2007年に活動を休止。
◎アルバム・タイトルの'『74』年生まれのSLYは子供の頃NYのビート・ボクサーの先駆者The Fat Boysを聴いてビート・オックスを自ら習得し、Saian Supa Crewでは秀でていた存在、「その頃自分が最も興味を持っていたのはリズムだったんだ。それがあって僕は本作までたどり着くことが出来たのだけれど、Sian Supa Crewが大ヒットし有名になったら自分はピエロのような存在になってしまったと感じたんだ。『それではヒューマン・ビート・ボックスを披露していただきましょう!』といった紹介にも何か自分の居場所ではないと感じたんだ。ラップとその世界はもう自分が求める世界とは違うと感じソウルを探求していった。ソウル・ミュージックこそが僕を踊らせ、同時に泣かせてくれる音楽だと分かったんだ。とてもセンセーショナルな体験だった。」と本人。
◎Saian Supa Crewが休止となった2007年に、SLYは新しい人生をスタートさせる。フランスを代表する女性シンガーCamille,Oxmo Puccino,Rokia Traore,Erik Truffazなどとデュエットを録音、少しずつこれまでとは違った世界の人々との交流を深めた、メロディーへの敏感さとスピリチュアルな面で共有できる素晴らしい出会いばかり。Victoires de la JazzではJames BrownへのトリビュートでDee Dee Bridgewaterと共演、Dee Dee曰く「彼はメンフィスの人のようなサウンドを聴かせてくれたわ!」
◎SLYはそもそもパリの南Montrougeに生まれコンゴ生まれのお父さんに育てられ、現在36歳。彼のお父さんのレコード・コレクションはsalsa,rumba,jazz,soulなど多岐にわたりそういったものも幼い頃からよく聴いていたが、そこに再び回帰する手助けをしてくれたのはレコード・ディーラーのJean-Philippe Mano。常に新しいHIP-HOPのレコードを教えてくれていた彼は初めてHIP-HOPではなくさまざまな曲のオリジナル・ヴァージョン、ファンクとソウルのクラシックスの音を提供したのだ。「僕の耳は大きく開け、新しい世界を発見したが、そうだ、これは僕が子供の頃お父さんのコレクションの中から見つけ没頭していたものだ!」これで全て準備が整い、自分の新しい道が見つかった頃、最愛の母を亡くしてしまう。
◎カヴァーは2曲。ご存知Otis Reddingの“Fa-fa-fa-fa-fa”(Sad Song)を得意のビート・ボックスも交えた機転の利いたアレンジで、さらに子供の頃に聴いて泣けた1980年の大ヒット曲The Korgisの“Everybody's Got to Learn Sometimes”をとても親密な声で披露。
◎ゲストにはデトロイトのヒップホップグループSLUM VILLAGEやフランスでダブル・プラチナムも獲得している女性シンガーソングライター,Ayoも参加。
◎2曲以外は全て自身によるオリジナル。ゴスペルからグルーヴィなもの、Marvin Gayeの"What's Goin' On"のような壮大な曲までさまざまなソウル満開。「この作品では亡くした愛、母への恋しさ、母への怒り、そして自分へのむかつきまでをも歌っている。これは自分自身が越えなければいけない壁なんだ。」そういった重いテーマをもとてもピースフルに歌う。行間にもストーリーが感じられ、1曲1曲がパズルのピースのようでそれがひとつとなるとSly Johnsonのポートレイトが完成するよう。自分の意に反して起こってしまった困難も含め、歩んできたこれまでの彼の人生が詰まった非常に崇高な作品。
◎10月には世界デビューも予定されている!!