輸入盤 最新新譜情報  【BUYER'S EYES】

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Toni Braxton "Libra"

2005-09-27 | R&B,SOUL,HIPHOP,RAP,GOSPEL他
 90年代に飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍していたToni Braxtonの新作である。この新作は、移籍によりインディからのリリースになるそうである。ここ日本においては現状輸入盤でしか聴けないアイテムなのだが、そんな事情とは関係なく個人的には内容をちょっと期待している。もともと、何気にシブ好みのしそうな抑えたヴォーカル・スタイルであったが、90年代にはポップ・シンガー的な売り出し方をされている感があった。本作は、インディ・レーベルでありながらScott Storchプロデュースということで、以前周囲のミュージシャン仲間から見放された存在ではない、などと想像もでき、ポップ・アルバムというよりはR&Bアルバムとしてのハイ・クオリティな作品になっているのではないか、というのが期待の理由である。

311 "Don't Tread On Me

2005-09-22 | Rock&Pops
 傑作である。結成から15年目の新作。US本国では絶大な人気があるが日本では本国ほど大ブレイクしないバンドのひとつである。15年目という辺りも、ジャケも、サウンドも地味な印象を与えるのかも知れないが地味な作品のどこが悪いというのか。とにかく聴いてみさえすれば認めざるを得ない出来である。
 スカ/レゲエ色を前面に出した16ビート主体のミクスチャーロックであることから西海岸のバンドと思われがちだが、合衆国のちょうど真ん中辺りの州、ネブラスカ出身のバンドである。
 人種差別的な視点でなく、あくまでも養老孟司氏が有名な著書「バカの壁」で述べている「個性」としての身体の違い、人種的バックグラウンドの特色の活かし方は見事としか言い様がない。彼らのレゲエは全くジャメイカンのそれとある部分の雰囲気がまるっきり無い。ヴォーカルもいわゆる「黒っぽさ」がまるっきり無い。黒人のレゲエを真似しようというと頑張っている感じがしない。しかし、彼らの身体に合った発声や、無理のある真似ではなく彼らのナチュラルに持っているセンスで生まれる楽曲は、黒人のレゲエとは全く別物だが聞いていて飽きるような安っぽいものでもないのである。
 これまでにロック/ポップスをたくさん聴いてきて、それらの善し悪しが判る、という人には是非聴いてみてもらいたい。

Roll Deep "In At The Deep End"

2005-09-16 | Dance、EDM、 DISCO,Club, House/DJ
EAST LONDON周辺で生まれた"GRIME"という新しいジャンルなんだそうです。まだ日本には詳しい事が伝わっていませんが、バングラ関係との人脈の繋がりもあるとの噂もあります。まあ、日本でそれほど売れるかどうかってのは未知な部分がありますが、あれだけGorillasが売れてるんだから売れるのかも知れません。とりあえず、最新の流行に敏感な人はもう聴いているというか、いや、ごく当たり前に「いまさら」と言われてしまうかも知れません。何を書いているんだか分かりません。グダグダですいません。とにかく、言いたいのは、あまり日本に入って来ている情報もまだ少なくて自分はまだよく知らないんですが音や雰囲気がメチャクチャ今っぽくてカッコいい、という事なんです。
 内容的には、HIP HOPの一種というか、HIP HOPに非常に近い音楽です。しかしネタや音の使い方は非常に実験的で刺激的。個人的には、DE LA SOULの参加トラック以外のゴ○ラズなんかより断然好きです。DE LA SOULと言えば、そうそう、ちょうどDE LA SOULが好きな人にはお勧めです。
 ↓ここでいろいろ聴けます。面白い&カッコイイです。
www.roll-deep.com

 ・・・と思ったら、普通にEMIなんですか。あ、タハラ(神奈川辺りにある結構マニアックないいCD屋さんです)で売ってるんですね。すぐ買いに行きます。

Pussycat dolls "pcd"

2005-09-15 | Dance、EDM、 DISCO,Club, House/DJ
◎Busta Rhymesをフィーチャーしたシングル『Don't Cha』がこの8月20日付のBillboard Hot 100チャートでも2位につけ、まさしくUSポップ界を席巻中のヴォーカリスト&ダンサーから成る6人の女の子グループの待望のデビュー・アルバムが到着しました!プロデュースはwill.i.am(Black Eyed Peas!)やTimbaland、Rich Harrisonらが担当し手堅いダンス・アルバムに仕上がっているのもポイントなのですが、ホントに現地ではMTVやVH1あたりを中心にビデオ・クリップがかかりまくっているらしく、日本での大ブレイクはもはや時間の問題といったところ!PVを見ていると懐かしいスパイスガールズを思い出したのは僕だけでしょうか?しかし、あのダンスはどうにかならないですかね・・・。(見ている方が恥ずかしい。照れるよ本当に。)

JAMIE CULLUM "CATCHING TALES

2005-09-15 | Rock&Pops
◎2003年にリリースされたメジャー・デビュー・アルバム『JAMIE CULLUM』が世界で瞬く間に250万枚以上のセールスを挙げ、UKジャズ史上最速、しかも最高の売り上げを記録するジャズ・アーティストとなったジェイミー・カラムの約2年ぶりの2ndアルバムが遂に登場!今年のグラミー賞では『BEST JAZZ VOCAL』にノミネート、さらに今年公開の映画『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月』で『エヴァーラスティング・ラヴ』が主題歌に抜擢、大ヒットとなるなど話題は尽きないですね。そんなジェイミーの今作からのイギリスでのシングルはなんとTHE GORILLAZのDAN THE AUTOMATOR とのコラボレート!FUJI ROCK FESTIVAL 2004での熱いライヴが評判を呼び確実に日本でもファン層を広げているジェイミー、待ちに待った本作で前作以上に幅を広げ、作曲も演奏も歌もさらにヴァージョン・アップの話題作。どうしても前作の印象を引きずるとJAZZのイメージを払拭できない方もいるようですが、今回はロックからのアピールということもあり、聴き様によってはAOR的な雰囲気も醸し出しています。期待!(9月26日発売)

Shaggy "Clothes Drop"

2005-09-13 | World(World,Reggae,ska他各国民族)
(16曲入りサンプルのインプレッションです)
 ダンスホール界での昨年からの流行であるクーリー/レゲトンのドラムのパターンのリディム(♪ズッッタズッタッ♪てヤツ)にも飽きたと思ったらこのダンスホール界の横綱の新作はそれらのリディム抜きで登場。ダンスホールのリディムと言えばコレだよコレ、スクエアなこのリディムなのよと思う人も少なくはないでしょう。Hip Hop的な味付けもいつもながら最高です。Will I Amの様な大物ゲストももちろんですが、OliviaやPCDのメンバーら、旬なゲストもここで聴けて要チェックです。(9/20発売)