増えたり減ったり…大和・山田五郎・キリ・ラン・リル・ぷー子
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10月27日金曜日の朝

ICUに入っている航祐に会いに行ったとき

久しぶりに尻尾をブンブンと振り

名前を呼ぶと顔を上げて私を見ました。





「昨日より調子良さそうですね」

ドクターとそんな話をしました。





同日お昼前病院から

航祐の急変を知らせる電話を受け

急ぎ車を走らせました。





いつも穏やかな院長先生がとても険しい表情で

他のドクターや看護師さんに

強い口調で指示を出していました。





どれくらい時間が経ったのか…





航祐は亡くなりました。





外来患者さんの診察をストップし

懸命に努力してくださった院長先生は

「助けてあげられなくて申し訳ない」

そう仰いました。





まだ9歳です。

こんなにも早く

諭吉やウメさんや小豆のところへ行ってしまうなんて

思ってもいませんでした。





航祐の尻尾は



もう動きません。





冷たくなった航祐に



ずっと寄り添っていたキリ。

この子にとって幸か不幸かわからんけど

やっぱりウチの子にしようと決めました。





航祐の回復を祈り応援してくださった皆様

本当に有難うございました。






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