じゅんぞうは海が好き。。

趣味の釣り 日常の出来事でも。

CHIBAカレイ3(`・ω・´)

2014-01-23 | 釣り
しつこい。いつまでやっていやがるんだ。前回たまたま二つ釣れたからと言って、流石にもう難しいとは思った。

だが行く。行ってみる。この釣りはお金が掛らなくて非常に良い。しかも誰かの車に便乗すれば尚更お金が掛らない。それは誰か…やはり此処はSDさんだ。



行きます


ちょいと家まで迎えに来て貰った。少々汚い道具類を人様の車へブチ込み、俺様は助手席へ乗り込む。コレコレ…この感じ。やはり助手席は非常に天国である。



幸せだ


しかし今日も物凄く寒い。いや、いつも寒いが、今年最強クラスの寒さじゃねぇか?一体この寒さはなんなんだ。車の外は零下20度くれーあるに違いない。

あ…ふと今まで気づかなかったが、いつもの道と違うような気がする。一体ここは何処?

道理で道理で寒い訳である。千葉方面の海に向かっているハズだったが、どうやら道を間違えてハバロフスクに来てしまったようだ。

SDさん、道を間違えるにも程がある!

此処まで来てしまったら今日はもうしょうがない、千葉の海は諦めてウラジオストクで竿を出すか。ハバロフスクからウスリー幹線道路をひたすら南下する。



シベリア鉄道


暗くなる寸前、なんとか時合を逃さず竿出しを終えた。

何度も言うがマヂ寒い。これから零下30度まで気温は下がるだろう。わたくしは着込み過ぎて、ずんぐりむっくりな体型になっている。まるでドラえもんさんのようだ。



ウラジオストク港


暫くすると不思議と必ず現れるSYさん。貴方も大変お好きですなぁ。SDさんSYさんと自分、3人並んで仕掛けをぶっ込む。

竿先に反応は無い。気温は下がりゆく。寒い…これは体の中から温めなければ。



ウォッカをキュッと


助手席の特権である。SDさんとSYさんには悪いが今夜は多めに飲ませて貰う。つまみは昨日、SDさんが南房で釣ってきたメジナのお刺身である。



旨いな


時間は経過する。誰の竿にもアタリは無い。流石にもう終わっているのか?

最近の状況を確認すべく、旧ソ連時代からの釣友、プーチン君に電話をしてみた。

じ:『今ウラジオストクなんだけど、カレイどうなんだよ?』

プ:『もう終わってるに決まってんだろボルシチ』

じ:『やっぱりな。他にいい所ねぇの?』

プ:『ナホトカに行った方がまだマシなんじゃねーのトカレフ』



終わってるって


やはりダメか。少々意気消沈の3人。

じゃあ、しょうがないアレやるかい?SYさん、今日は持ってきてるのかい?



じゅうじゅう


今日はいつもより大量の食材を焼いて食う。ウォッカをガブガブ飲んだ。最高に旨い。身体も温まる。

こうなるともう、釣りなんてどうでもよくなる。投げた竿のエサ交換もしたくなくなる。本当にどうでもよくなるんだよ。おじちゃんへべれけだ。



地元産カラフトシシャモ


3人グダグダしていると、いきなり「ガチャ!」っと音がした。

なんと見ればSYさんの一番左の竿が欄干に引っかかって今にも海へ引き摺りこまれそうになっている。ハシを投げ捨て、猛ダッシュで竿に駆け寄り大アワセ。

なんだかもの凄い引き。この引き具合、根元から弓形になった竿の曲がり…間違いなく大物の予感がする。

恐らくは、座布団級のロシアンガレイか、アルファ級の攻撃型原潜のどちらかと推測する。流石は軍港ウラジオストクの海、釣り人に夢を与えてくれる。

SY:『じゅんぞうさんたもたも~』

あ。私とした事が…おっとり刀でロッドケースからSYさんの為にグダ釣り用の最高級タモ(2000円)を取り出す。

そして足元に寄ったまだ見ぬ大物を、私の巧みなタモ捌きで一撃で掬った。一体獲物は何だ?



81


これはこれは、地元でもレアなロシアンシーバスではないか。SYさんおめでとう。外道ですが。

それでもこの零下30度の中の厳しい釣りでも結果を出してしまうSYさんは流石である。外道ですが。

結局その後は、3人とも何のアタリも無く撤収となった。これ以上粘ったら全身凍傷になってしまう。

死の予感がするギリギリ限界の釣りに挑んだ我々は、世界でも屈指のサムライアングラーとして歴史に名を残すであろう。



帰ります


さらばウラジオストク、またいつの日か…


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本日の釣果
ぼうず