💓Cocomademoiselleココ・マドモアゼル💓富野有紀子のブログ💓

ビスクドールの制作日記 人形制作する私の紆余曲折しつつも飾り付けない素顔の毎日をご覧下さい

またまたコンパクト♪

2011年09月01日 | ♥ ビンテージコンパクト

以前掲載したイギリスのstratton社のピンクの薔薇のコンパクトが、興味を持ち始めたきっかけでしたが、「薔薇」だけでなく素敵なモチーフであればstratton社のコンパクトで無くても心をそそられます。(^-^)

素朴で清楚な「スズラン」。シンプルなラウンド型のコンパクトです。少し大ぶりのコンパクト、「5th Avenue」の文字がパフに印刷されているのでアメリカ物でしょうか。少し大ぶりのサイズに大胆にエッチングされた「スズラン」模様が、アメリカらしい雰囲気です。

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そして次も、手の平からはみ出してしまうほど大きくて重量感のあるアメリカ製コンパクト。大きいだけでなく、パールとラインストーンで立体的に装飾されたお花がとっても豪華です。

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このボリューミーなコンパクトが、大きな大地アメリカらしい雰囲気を私にイメージさせたのです。広大な大地、そしてビックサイズなアメリカ人・・・・・そして大きなコンパクト。そう思ってしまったのは、私の偏見でしょうか・・・・。(^-^)

そして次もエッチングタイプ。曲線を描く連続のフラワー模様が、とても繊細で優雅なこのコンパクト。私のお気に入りのコンパクトの一つです。

中蓋に彫られた「Freesia」(フリージア)の文字。メーカーの名前でしょうか。

クロコダイル模様のしっかりとしたお箱に入った未使用コンパクト。

これを持っていた女性が、使わずに大切に閉まっていたと思うと更にこのコンパクトに愛着が湧きます。

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次は、フランスの陶器で有名なあのメーカー。

ブルーの台にプリントされたこの見覚えのあるこのモチーフ。

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そう、フランスのリモージュ社のコンパクトです。陶器のメーカーゆえ、このネイビー色の素材は、陶器。カップルのモチーフは、陶板に焼き付けられた物です。

リモージュらしい感じがとても素敵ですが、「陶器」ゆえ、こちらも先ほどのアメリカ物と同じく重さがあるので、携帯用としては不向きです。自分で持ち歩くには重いけれど、荷物を持ってくれるような人がいる人にはいいかもしれませんね。(^-^)

アメリカ、フランス・・・・・と紹介しましたが、日本のコンパクトだって負けてはいません♪薔薇のモチーフにゴールドとシルバーの組み合わせがとても豪華なランド型のコンパクト。こちらは、我らの日本製♪(●^o^●)

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70年代に生産された日本のPink Ladyというメーカー。きっと知っている人も沢山いるはず。かの有名なピンクレディよりも先に、多くの日本の女性の乙女心をくすぐっていたに違いありません。

コスメのメーカーで老舗の資生堂なんかも、素敵なコンパクトを出していたのでしょうか・・・・・・。まだ出会った事はありませんが。

日本の高度経済成長の陰には、縁の下の力持ちであった女性の社会進出があったからであり、そして働く女性達には、こんな素敵な楽しみがあったからかもしれませんね♪(^u^)


Petit Pointのコンパクト♪(^-^)

2011年08月18日 | ♥ ビンテージコンパクト

私が好きなアンティークの一つにPetit Point(プチポワン)があります。

プチポワン」は18世紀のウィーンで流行したクロスステッチに似た小さな刺繍の事ですが、プチポワンがコンパクトの蓋にも用いられ、持ち歩く為のお化粧道具「コンパクト」が時代と共に装飾も豪華で手の込んだ物になって行く様子を感じられます。

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小さな蓋一杯に刺し込んだ薔薇模様。

古き良き時代の女性に愛されたプチポワンは、現代の女性達も精魂込めた手仕事に魅了されます。

下の画像はアメリカのRevlon社のコンパクト。レブロンは化粧品メーカーとして知れ渡っていますが、1932年創業の結構古い会社です。

これがいつ頃の物かは分かりませんが、何でも大雑把なアメリカのイメージを払拭するようなコンパクトなんです。

中央にはめ込まれた薔薇のプチポワン。黒い生地にピンクの薔薇が引き立ちます。その周りを取り囲む繊細なレリーフ。シンプルですが、とても繊細でお上品。

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実はこれ、アメリカのメーカーが作ったコンパクトとしては、とても異例な大きさ。「小さい」のです♪私の指先に収まってしまうほど、小さくて可愛らしいコンパクト。

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何でも大きくて存在感のあるアメリカ物のイメージは、私の勝手な思い込みでしょうか・・・・。(^-^)

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そして、日本でも70年~80年代頃に伊勢丹から販売されたコンパクトミラー。

これは、お白いでは無くて携帯用のミラーコンパクトです。

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刺繍の入った蓋を開けて、折りたたむと・・・・

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このように一面が鏡になっていて、テーブルに置いて鏡を見ながら両手でお化粧が出来ます。今も昔も私たち女性には、お化粧をする喜び、そしてお化粧道具をも楽しむ喜び・・・・・沢山の喜びに溢れています。

女性に生まれてきてよかった♪っと実感する喜びの一つ「お化粧」。

最近、男性の中にもお化粧をする人が出てきましたが、お化粧をする喜びはともかく、お化粧道具を楽しむ喜びは男性に理解出来るかしらね~笑♪

女の子でよかったワ♪(●^o^●)


女王様コンパクト♪

2011年08月12日 | ♥ ビンテージコンパクト

先日掲載しました、イギリスのstrattonのコンパクト。他の丸いコンパクトとは違い、フレームのシルエットの曲線が魅力的なコンパクトですが、届いてみると大きさに違いがある事に気が付きます。

爽やかな白をベースにオレンジ色の薔薇が、とても繊細で優雅なコンパクト。

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こちらもご覧いただいてお気づきの通り、花を形どったような曲線が特徴のstratton社の大きなサイズのコンパクトです。

このサイズは、「The Queen」と呼ばれる女王様コンパクト。大きさだけでなく、重量感もあります。携帯で持ち歩くには、ちょっと重いような・・・・。(肩こりの私には、不向きです。(^_^;))

ただ、大きさがあるゆえ各化粧メーカーの出している詰め替え用の固形パウダーレフィルをセットする事が可能です。

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中蓋を上げてレフィルをセットして蓋を戻せば、まるでこのコンパクトの為にあるお白いのよう・・・・・メーカー用のプラスチックのコンパクトでは無く、この素敵なコンパクトで毎日のお化粧を楽しめます。鏡のサイズも大きいので、朝のお化粧にはピッタリのコンパクトです。

ちなみに先日のピンクの薔薇のコンパクトは、「The Queen」の女王様コンパクトよりも小さな「The Princess」と呼ばれるお姫様コンパクト。

大きさは、このように違います。

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大きくて重量感のある「The Queen」は、朝のお化粧に。

そして、小さなお姫様コンパクト「The Princess」は携帯用に。っと持ち分けて使うのも、お化粧をする事の楽しみの一つですわね♪(^-^)


夏休み特別企画♪(^u^)

2011年08月01日 | ♥ ビンテージコンパクト

実はまだ、皆さんにお披露目をしていない私のコレクションがあります。沢山集まったら、素敵なコレクションケースを作って、それからお披露目しよう♪っと思っていたのですが、なかなかコレクションケースを作るには至りません。(--〆)

そんな事を言っていたら、いつまでもお蔵入りになってしまいそうなので「夏休み特別企画♪」(っと大げさなタイトルをつけてみましたが)、少しですが集まったコレクションを掲載しようと思います♪(^u^)

そのコレクションとは、「ビンテージコンパクト?」。

お化粧が好きな私には、必須のお道具です。っと言っても、ビンテージですので実際に使うわけではありませんが。

一番最初にコンパクトを買うきっかけとなったのが、このコンパクト。

「ピンクの薔薇」は、私の好きな単語の代表ワード。

ピンクの豪華なイラスト、そして繊細にカーブを繰り返すシェープ。

思わず私の目に留まったのです。

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これはイギリスのstratton社のコンパクト。stratton社は1860年にイギリス・バーミンガムで設立された歴史ある会社。コンパクトは1900年初頭から製造を始めたようです。女性が社会に進出し始めると同時に必要となった携帯用のお化粧道具「コンパクト」、時代を映し出すかの如くコンパクトは働く女性の必需品となっていったようです。色々なデザインが出始めた中で、strattonのコンパクトはコンパクトの代名詞とも言われるほど。特に私は、丸い形ではなく花を形度った曲線が素敵なこのタイプのコンパクトが好きです。

蓋を開けると、更に中にも蓋が・・・・。

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お粉が飛ばないように、2重扉になっています。

この中の右側にある小さなポッチ♪を開けた時の開き方がいいのです。どういいのかと言うと「パカ!」っと開くの。言葉だけでは、上手く表現出来ませんが、無駄な動きが無く「パカ♪」っと・・・・んん~やっぱり上手く言えない。(^_^;)

パカっと開けると、ようやく中にお粉が。

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一度に沢山つき過ぎないよう、とても木目の細かいメッシュの下に、お粉が入っています。このstrattonのコンパクトをどんな女性が使っていたのか・・・・・・。その女性が、この丸い鏡に自分を映しながら美しく見せる為にお粉をパフパフ♪っと頬にはたいていたかと想像すると、持ち主の元から離れて数十年経って同じ鏡に私が写っている事が不思議な感じを覚え、このコンパクトに愛着が湧くのです。

そんなこんなの私のコンパクトコレクション、まだ数は少ないですが、夏休みの間にお披露目したいと思います。どうぞお楽しみに~(^-^)