ママのコレクション♪

今から25年ぐらい前、

毎年のようにヨーロッパに買い付けに行く事が出来ていた時に

ママへのお土産にアンティークのブローチを毎回

ママが好きそうなのを探しては

買ってプレゼントしていました。

「フィリグリー」と呼ばれるブローチで、

石を模したペーストガラスがあしらわれた物。

当時はフィリグリーのブローチを専門に扱うお店もあるぐらい

アンティークではポピュラーなアイテムでしたが、

段々数が少なくなり、今ではあまり見る機会もなくなりました。

ママが元気だった頃に、あまりにも増え過ぎたブローチを

ママに頼まれてフリマサイトで売った事がありましたが、

今では見かけないからコレクターがいないのか、

当時、海外で買った値段の半分以下でしか売れませんでした。

ママが亡くなって、ママが大切に持っていたコレクションを

そろそろ売ろうかな・・・・と今日、出してみました。

ミリアムハスケルやアメリカのクレメンツのラインストーン、

 

イギリスで買ったフィリグリー色々。

 

ママが気に入って使っていたりした物が、

半額以下ではがっかりなので売るのをやめにしました。

その代わり、このブローチを作品を作る際の

パーツとして活用しよう！っと思った次第です。

今回の展示で販売したマダムのランプにも

アンティークのラインストーンネックレスを使いましたが、

そんな感じでママのブローチも作品に取り入れようと思います。

このブローチが、どこでどんな風に使われるか

またその都度報告させていただきます。

そんなこんなでパーツセットのケースが出来上がり♪

 

今日は回転寿司♪

ママは、明日で49日になります。

49日まではこの世に滞在しているというので、

もう本当にお別れです。

この世からお別れする前に、

最後にママとよく出かけた「回転寿司」に行きたくて

弟と叔母と一緒に出掛けました。

小食だったママには残さず好きな物を食べられる

「回転寿司」に行くのが、

滅多に行かない唯一の外食でした。

昨年の10月、倒れる前に出かけて以来の「回転寿司」。

ママといつもシェアしていたお寿司を

叔母と弟とそしてママと一緒に食べました。

おまけで、Cocoちゃんとパックンも持参♪

 

ママ、この世の最後の食事を楽しんでくれた事と思います。

 

ママの為にロウソクやお線香、

食事やおやつをお供えするのももう最後。

だけど、今日、叔母が韓国のお土産に

素敵なセラミックのお香立てをプレゼントしてくれました。

実は100均のガラス容器に

粗塩を入れてお香立てにしていた私(^-^;

まるでアスティエのような素敵なセラミックの

胸像が付いたお香立てに感動です♪

明日は本当にママとお別れです。

みんなで、笑って見送りたいと思います。

 

 

幸せの思い出の品

ママのお片付け物語、

今日はママの開かずのクロゼットの引き出しから出てきた懐かしい物。

私が子供の頃に着ていたお洋服2枚と

兄とお揃いのニットのお帽子とマフラー。

実はママ、お嫁入りしたのは20歳。

先日の着物を見ても分かりますが、

商売で成功していた富野家へ

祖父母が一生懸命準備した

沢山のお嫁入道具を持参して結婚したのです。

世間に出る事も無く何も知らずに結婚したママ。

長男の嫁として、無事跡取りの男の子を出産し

次には女の子の私が生まれ

きっと凄く幸せを感じていたのだと思います。

私のお洋服は、可愛い刺繍が施された

スイスの民族衣装。

私は、これを着て家族で大阪万博に行きました。

万博に行った記憶はありませんが、

写真が残っているので、この服を覚えています。

ニットの帽子とマフラーも

雪の日に、兄と写っている写真で見たので覚えています。

ママの人生を振り返ると、

父のせいで艱難辛苦の多い人生でした。

でもママがこのお洋服を捨てずに持っていたのは、

きっと一番幸せを感じた思い出の詰まった物だったからだと思います。

先日からお片付けしながら不要な物を思い切って捨てていますが、

そんなママの気持ちを思うと、この洋服を捨てる事は出来ませんでした。

自分の家に持ち帰り、どこにしまおうか・・・と見回し見たら

デカデカ「ローラちゃん」にピッタリそう！

少しお直しをして着せてみました♪

私が子供の頃に着ていたスイスのお洋服♪

あら～♪ピッタリやん！

私にもこんな頃があったのね～！( ;∀;)

今では、すっかり白髪頭のおばちゃんですが(^-^;

そしてニットの帽子とマフラーも♪

可愛い～♪(*^▽^*)

きっとママ、可愛い子供達に着せて

同じように思っていたのでしょうね。

ママの幸せの思い出の品。

これからは、私がママとの思い出として大切にします。

ママコーデ♪

今日は、Cocoちゃんが4年前に亡くなった日

Cocoちゃんの命日です。

Cocoちゃん、パックン、そしてママ。

この4年の間に、涙のお別れが続きました。

みんな、高齢なので仕方ありませんが・・・・。

月日が経つのは、本当に早いですね。

「ママの片付け物語」。

今日は弟が、押入れに積み込まれたお布団の整理をしていました。

祖母の荷物も引き受けて、

押入れの中は、不要な布団類で一杯。

物凄い量です。

この際に片付けてしまわないと、

永遠に片付けられず、負の遺産を弟の子供達に

引き継ぐことになっていまいます。

家一軒あるって本当に大変。

ママの荷物もかなり従妹にもらっていただいたけど、

あとっちょっとの荷物が、まだまだ片付けられません。

残ったけど捨てられないママの洋服を私が持ってきて

普段着に着てみようと思って、

先日から着ています。

ママと私は好みが似ているけど、

ママの物を私が着る事はありませんでした。

私はレースを使った物は好きだけど、

ママのようにヒラヒラはあまり好きではありません。

でも、捨ててしまうのも勿体無いので

今日もママのTシャツを着てみました。

何だかヒラヒラしてイマイチ似合ってないけど・・・。

ママのTシャツにママのピンクのレースのストール、

ママのピンクのバッグ。

ママコーデ。

ママになったような気分です。

やっぱり似合わないけど、

捨てるのは勿体無いから

ママを偲んで

ママの洋服に慣れよう( ;∀;)

 

 

ありがとう

今朝、弟がママと寝ている部屋に来て

「ママ大丈夫？」と聞くので

ママを見たら息をしていたので

「大丈夫だよ」と言いました。

弟が、夢でママが死んだ夢を見たと言いました。

昨日は寝る時間が多くなり、

夜には、いつも寝ている寝息とは違い

口を開けて大きく息を吸っているような感じで

少しだけ変だと感じていました。

午前中には弟の家族がやって来て

お昼にはママの妹と姪っ子が来てくれました。

笑いながらお昼を食べていたら、

ママの様子が何だか変。

口を開けて大きく吸っていた息が、

少しずつ弱くなり

見ているうちに途切れたり、復活したり。

そんな事を繰り返しながら

数分のうちに

4人に見守られる中、

弟の夢は正夢となり

ママは静かに眠るように旅立ちました。

 

命が途絶えたら、

病気だったママのお顔は

以前のママのように穏やかなお顔になり

かなり痩せてしまいましたが、

まるで生きているかのような表情になりました。

ママ、本当によく頑張ったね。

ママ、ありがとう！

 

ママの事を長く見守っていただきまして、

心よりありがとうございました。

ママとお別れをしたら、

またお仕事に励みます。

 

 

 

 

孫とお散歩♪

今日はいいお天気でしたね。

弟が「ママを外に連れ出そう」と言い出し、

孫の敬君を呼んで

ママを車椅子に乗せてもらい

ほんの少しの距離でしたが

お散歩に出かけました。

近くの学校のグランドに咲く藤の花が満開でした。

敬君とお散歩をするママ。

ママ、意識はありませんが

太陽の光を浴びて外の空気を吸って気分転換出来たと思います。

何の反応も無いけど、

でもママはまだこうして生きててくれる。

後で後悔しないように。

１つ１つの思い出を刻みながら、

ママとの時間を過ごしています。

 

明日はおせち料理を作ってくれる姪っ子が、

ママに会いに来てくれます。

ママ、忙しいね♪

 

飲み込めた！

今日の訪問看護で、

血圧も体温も血中酸素の値も正常。

手足も暖かく尿も出ていて

ママは驚くほど元気です。

とは言え、体の水分が抜けていくので

日に日に痩せこけていく姿は、

悲しいものがありますが・・・。

口腔ケア―の際に、

口に入った水分を「ゴックン」と

飲み込むような喉の動きが何度かあったので、

「もしかして飲み込めるのでは？」という事になり

試しにゼリー飲料を飲ませてみよう♪という

事になりました。

半年もの間、何も飲まず食わずのママ。

もし飲み込めなければ、

吸引機で水分を吸引したらいいので

スプーンのほんの少しのゼリーを乗せて

ママの口の中に入れてみました。

しばらくは動きがありませんでしたが、

口の中に入ったゼリーが喉に到達したのか

「ゴックン」とゼリーを飲み込みました！

凄い！凄い！

その後、3回同じことを試みて

何とかスプーン一杯ぐらいのゼリーを食べる事が出来ました。

食べる事が出来たとは言え、

何も変わりませんが・・・。

最後に一口でも何か口から入れる事が出来てよかったです。

 

今年も実家の庭の片隅で

芍薬が沢山咲き始めました。

白、

濃いピンク

淡いピンク色

今年も沢山咲いているのに、

ママもパパも見る事なく

私一人で部屋中に飾って楽しんでいます♪

お風呂が来た！

今日は、大忙し。

午前中に訪問診察、

その後、叔母と従妹がお見舞いに来てくれました。

午後からは入浴介護。

体調が安定しているとは言え、

日に日にやせ細って今にも死にそうなママに

お風呂に入る体力があるのだろうか・・・と

正直な所、心配でした。

そして

いよいよお風呂が我が家にやって来ました！

まずはベッドの横に濡れないためのシートを広げ

浴槽を搬入。

事前に庭からか玄関からか、

搬入経路と排水する為の場所の確認がありました。

浴槽に枠を付けてシートを貼り

この上にママを乗せるのです。

シートはハンドルで上下するようになっていて、

シートに乗せられたママは湯船に浸かって

とても丁寧に体を洗ってもらいました。

塀に横付けした給水車から

暖かいお湯が常に流れていて、

汚れたお湯は庭の排水溝に。

ママ、とても気持ちよさそうな表情でした。

ママを丁寧に大切に扱っていただき、

お風呂の介護をお願いして

本当によかったと思いました。

沢山の人達が、

ママが最後の最期まで心地よく過ごせるように

尽力して下さるのを見て、

改めて退院させてよかったと思った次第です。

ママ、水分も摂らずに8日も経ちましたが

長い入院生活から退院して

家があまりにも心地よ過ぎて、

まだまだ頑張りたいのかもしれません♪

 

 

 

 

 

 

久し振りにパパと

今日は、知人の家に滞在していたパパが

退院して以来、初めてママに会いにきました。

ママがこんな風になってしまったのは

パパのせいだと思っている私と弟は、

穏やかにママと過ごす為にも

パパを隔離したかったのです。

そんなパパもしびれを切らして、

今日、帰ってきました。

「悪かったな・・・許してくれ」といつものように

口先だけのパパ。

でも、パパもすっかりヨレヨレになってしまって

もう私達と闘う元気もなさそうでした。

「ママ、もう許してあげよう」と言い聞かせてあったので、

ママもヨレヨレになってしまったパパを許したと思います。

帰り際、

「パパの事、許せないけど、

ママみたいになったら、最期まで面倒みるから心配しないでね！」っと私。

「ありがとう、ママの事、頼むな」と言って

パパは帰って行きました。

長く戦ってきた父と私でしたが、

パパの後ろ姿を見て寂しい気持ちになりました。

ママは、状態が安定しているので

明日、入浴介護となりました。

お風呂に入る、元気ないと思うけど

まだまだ先が長いなら、

入れるうちにお風呂に入った方がいいかなと。

明日は、従妹が面会に来てくれます。

久し振りの再会なので、

ママもきっと楽しみにしている事でしょう。

 

昨日、お披露目しましたママのステンドグラスのランプは

三重県の菰野町にある「ピアノ歴史館」に

置いていただく予定です。

歴史的なピアノとステンドグラスのランプ。

きっと素敵でしょう。

皆さんに見ていただけたら、私も嬉しいです。

ママの作品、もう一つありました。

 

家を建てた時に、階段の途中の窓用に

私がデザインしてママが作った作品です。

 

ママのステンドグラス作品展

ママ、もう危ないかと感じていましたが

看護婦さんの診察では、

血圧や脈拍、状態を見ても

まだまだ大丈夫と言われてホッとしました。

何もしないママのような状態で

一か月から3カ月生きる人もいるのだとか。

人間って凄いですね。

ママはどれだけ頑張れるかな・・・・。

 

なかなか会えない従妹が

お見舞いに来てくれる事になり

ママの形見分けにママが作ったステンドグラスのランプを

一つずつ選んでもらおうと

あちこちの部屋から集めて

拭き掃除をしました。

そんなわけで、今迄お披露目した事がなかった

「ママのステンドグラス作品展」開幕です♪

まずは小さなランプから♪

これ、私のお気に入り。

ピンクで背が低くて可愛いランプです。

こちらもピンクで小さなランプ。

ふっくらした立体的なデザインです。

釣鐘型になったこちらのランプは、

裾が広がっていて素敵なデザイン♪

 

次のは、横に大きく広がったデザインで

ぼんやりとした灯りが、

ガラスシェード一杯に広がった幻想的なデザインです。

こちらは、玄関にいつも置いてあり

普段使いのランプスタンド。

意味不明な形が、よく理解出来ないので

私はあまり好きではないランプ(^-^;

でも玄関に入るとこのランプがお出迎えしてくれます。

こちらはチューリップのデザインで

カラフルな色合いの釣鐘型ランプ。

点灯すると色が浮き出て雰囲気が変わります。

こちらは、クリスマスツリー。

12月になると玄関に登場します。

私も持っていますが、

こちらの小さなツリーは、各お部屋のクリスマスデコレーション♪

こちらは、廊下の突き当りの棚に日中から

点灯しているランプ。

夜は常夜灯として活躍しています。

鷲がランプを加えているデザインです。

玄関にあるもう１つのランプスタンド。

行燈のようなデザイン。

こちらも夜になると点灯していました。

ランプの横のママのお気に入りコーナー。

ママは、縮緬小物を収集していたのです。

アンティークの李朝の家具の上に飾っていました。

玄関の下駄箱の上の飾り。

実はこの陶器のお地蔵様、

私が作りました(^-^;

20代の頃に長く陶芸教室に通っていたのです。

6月の紫陽花の季節になるとこれ。

ガラスの台の上に乗った紫陽花のランプ。

5月のお節句の時は兜になります。

せっかく、沢山のランプを出してきたので

久し振りにママが見えるように点灯してみました。

正直な所、私はあんまりステンドグラスのランプは

好みではないのですが、

ランプ好きは、親子で一緒でしたね。

実家もランプだらけでした～(^-^;

ママも久しぶりのランプに癒されているようです。

「ママのステンドグラス作品展」を

ご覧下さいまして、

ありがとうございました💛

 

 

これでよかった

半田病院で危篤状態になり、

覚悟をしていたものの

命を繋ぐ事が出来た結果は

遷延性意識障害（植物人間）でした。

転院先の病院では髪の毛を短く切られたり

病院の対応に納得できない事が

多々ありましたが、

今思えば、

寝たきりで意思表示も出来ないママを

毎日、オムツを取り換えたり

身体を拭いたり口腔ケア―をしたり、

体位を変えたり・・・

看護婦さんは仕事とは言え

大変な労力を使ってくれたお陰で

ママは褥瘡も無く過ごせたのだと思うと

ママのケアーで精一杯で、

私達家族にまで寄り添う余裕が

なかったのかもしれません。

そのお陰で、

自宅で看取る事を決断する事が出来て

こうして最期にママと幸せな時間を持つ事が出来たのだと思うと

全てが必要で、全ての過程があったからこそ

今日に至ったのだと思います。

全てこれでよかったのだと。

 

ママは、段々と寝る時間が長くなってきて

目を開けるのも力が無いのか

半開きです。

体の水分が尿として出ているので、

段々と痩せ行くのを感じています。

でも苦しむ事無く、穏やかに

ママとの時間は流れて行きます。

ママ、まだ頑張っています。

 

山車祭り

昨日心配していた喉のゴロゴロは、

今日は一度も無く体調が安定していたママ。

朝からお天気もよく暖かい日になり

念願の山車を見せてあげる事が出来ました。

車椅子を持ち上げてくれたのは、

ママの二人の可愛い孫たち。

私のブログを長くご覧になって下さる方なら

私のブログに時々登場していたので

彼らの子供の頃もご存じだと思います。

Cocoちゃんとおもちゃを取り合っていた

ベイビーせいじ（左）はもう大学生。

お兄ちゃんの敬君（右）は、もう27歳です。

久し振りに登場のママと孫たち。

散りかけの桜を前に記念写真。

子供の頃の面影は、ありませんね。

そして念願だった山車を

無事見せてあげる事が出来ました。

車椅子に乗っているママとせいじです。

ママの最期の楽しい思い出です。

山車を見るために出てきた近所の人と

久し振りに再会し、

お別れも出来ました。

願いをかなえる事が出来て

本当によかったです。

今日も素敵な1日になりました💛

 

少しずつ・・・

血圧も体温も心拍数も問題無し。

おしっこも出てる。

毎日、そんな事を心配しながら過ごしています。

10日からママは水分の点滴も外したので

何も体に入れず、3日目になりました。

何も摂っていなくてもおしっこが出ています。

でも、それって体の水分がどんどん減っているという事。

お昼前に突然、咳き込み始め

喉がゴロゴロ鳴り出しました。

訪問診察の先生から

「亡くなる前に起きる事」という冊子をもらいましたが、

「のどのゴロゴロ」は、その冊子に書いてある

亡くなる前に起きる病状でした。

Youtubeでも見ていましたが、

覚悟していたものの

弟も私もショックが隠せません。

明日はいよいよ祭礼。

ママに山車を見せてあげる事が出来るかな・・・。

可愛いアレンジメント、

お友達のモーコが持って来てくれました。

お部屋はお花で一杯♪

ママも喜んでいるはずです。

幸せな時間

今日も穏やかにママとの時間を過ごしました。

今日は、目が虚ろ。

でも起きている時間も長く、

ベッドから私がペイントをしている方を見ています。

 

そして、私もママが寝ている姿を見ながら

まったりと仕事をしています。

時にママの布団に潜り込んで

一緒にお昼寝したり、

ママが起きているか見に行って

ママに話しかけたり。

段々と寝る時間が長くなっていくママの様子を見ながら、

消えゆく命を前に大切な時間を過ごしています。

よかった❤

お陰さまで、ママが家に帰ってきました。

介護タクシーの中では、ママはずっと寝ていたので

桜を見る事はありませんでしたが、

ポカポカと暖かい陽気の中、

念願の帰宅を果たしました。

倒れてから半年の間、

面会時間は、毎回たったの10分。

先日まではたったの5分でした。

今日一日過ごしただけで、

今までに見た事が無い

ママの表情を沢山見る事が出来ました。

もう時間を気にせずに、ずっと一緒にいられる。

好きなだけお話出来る。

一番身近な存在だったママなのに、

入院して以来、

思い通りに会えない遠い所にいるような感じでした。

看護婦さんの配慮だった

ラジオのガーガーうるさい騒音から解放され

今日は、静かな癒しの音楽が流れ

お花に溢れたお部屋でママと思う存分

語り合える素敵な時間を過ごしました。

病院にいた時には、

唇を噛みしめて固く口を閉ざしていたママが

家に戻ったら、

口を開けたり、笑っているようにも見える時がありました。

そんなお顔を見たのは初めて。

今日一日、

こんな風に過ごせただけでも

何と有意義で有り難い時間だと痛感しました。

在宅で看とる事は、

とても勇気の要る決断でしたが、

訪問診察の先生、ケアーマネージャー、

看護婦さん、ヘルパーさん、

沢山の皆さんに支えられて

希望を叶えられた事を心から嬉しく思った今日でした。

病院からは、

3時間おきに体位を変えると言われていましたが

今の介護ベッド凄いです。

自動で体重のかかる部分が移動するようにベッドのマットが

傾くので、体位を変える必要がないのだそうです。

退院を決めたのは、病院の対応の悪さもありましたが

ママが褥瘡も無く、こうして元気で家に帰る事が出来たのは

病院の皆さんのお陰。

介護の大変さをほんの少し知っただけですが、

ママをケアーしてくれた沢山の人に感謝しています。

こうしてまたお家に戻る事が出来て、

こうしてまたママと過ごす事が出来て

退院して本当によかったです。

あと数日、ママと最期の時間をゆっくり過ごしたいと思います。

 

退院して叔母（ママの妹）が、

素敵な紫陽花のお花を持ってお見舞いに来てくれました。

お花にも癒されます。

ママが退院出来て、

本当によかった。

 

ありがとうございます❤