この数日間、今更にして「生きる」という事を改めて考えています。
実は一昨日の夜中、また恐ろしい事が私に起きました。
いつものようにパソコンで韓国ドラマを観終えて、就寝しようと電源を切り、部屋の前にあるトイレに行こうと立ち上がった所、体の異変を感じたのです。
トイレまでほんの数歩なのに、立っていられなくなりしゃがんだのですが、頭から血の気がさっと引き、心臓がバクバク、思わず廊下に倒れ込んでしまいました。
横になっても何とも言えない体の不調に自力で起き上がる事も出来ず、最悪の事態に移行しつつある自分の体に「もしかして死ぬかも・・・・」っと恐怖を感じたのでした。
苦しみつつも「このままここで死ねない!」っと思い、力を振り絞り、這いつくばりながら携帯電話を取って、着信履歴から弟に電話したのです。
弟が来るまでの間、「死ぬかも」と思えるほどの苦しみの中、色々な事が脳裏をよぎりました。このまま死んで発見されたら、「少し早かったけど、独り者ゆえ苦しまずにぽっくり死んでよかったね~」っと言われるに違いないが、「こんなに苦しんで死ぬ事を誰が分かってくれようか・・・・・」っと思ったり、「あ~、お風呂に入る前に脱いだ下着を洗濯機に入れるのを忘れてた」とか、「あ~、まだ作りたい作品が一杯あったのに、まだ死にたくない!」っとか、「肉体から離れる時って、こんなに苦しいのか~」っとか、「親よりも早く死んだら父が可哀想だな~」っとか・・・・・。とにかく、苦しみながら色々な事が頭に浮かんできたのです。
そうしている間に、弟が合いカギがなかった為、両親を連れて部屋に入ってきたのです。
私は呼吸が乱れ、話す事も出来ず、声を上げて必死に呼吸をしようとする異常な姿に3人は驚き、「救急車を呼ぶか!」っと言ったのですが、私はそれを拒否し声を振り絞って「ビニール袋!」っと叫んだのです。
「え?ビニール袋ってどこにあるの?」っと弟の声がするのですが、「キッチンの引き出しの2段目」が言えず、取り敢えずそこらへんに落ちていたスーパーのビニールを差し出され、それを口に当てて自分の吐く息で呼吸をしたのでした。
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以前、ブログに掲載した事があるので覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は今回の事と同じ事が5年ほど前にもあったのです。
私の症状は「脳貧血」と「過呼吸症候群」による呼吸困難。
以前にも死ぬかと思うほどの苦しみを味わい、後でその症状が「脳貧血」だと知ったのです。
一昨日の夜、私は1時に寝ようとしたのですが弟に電話した時間は2時半でした。
そう1時間半近くもパソコンの前で座ったまま寝入ってしまい、急に立ち上がった事による「脳貧血」、そして「過呼吸症候群」。以前と同じ状況でした。
過呼吸だと思ったので、ビニールを口にあてて呼吸をしたのですが、今回はなかなか呼吸が元に戻らず、ちょっと心配でした。その間にも両親が「救急車を呼ぶぞ!」っと騒いでいるし、呼んだ方がいいかな・・・・・と自分でも迷いつつ、前回よりもかなり時間がかかったけれど、何とか呼吸が落ち着き元に戻ったのでした。
朝になり、数時間前には「死ぬ」ほどの苦しみを味わったのに、何事もなかったのようにいつもの元気な自分。
脳貧血や過呼吸症候群では「死ぬ」ほど苦しくても「死ぬ」事はありません。
前回の時には後で何も思わなかったのですが、今回は「昨晩、あのまま死んでいたら・・・・」っと思うと、昨日の朝から、見る物、やる事全てが、新鮮に思えて「生きていて本当によかった!」っとつくづく思えるのです。
そう思うと「毎日をどう生きるべきか・・・・」っという事を考えるようになり、今に至ります。
地震などの災害や不慮の事故で、健康であっても誰だって突然死ぬかもしれない。一昨日の私は、たまたま死ななかったけど、死んでいたかもしれないっと思うと、本当に「今日」、「今」を生きている事って「ありがたい」っと痛感します。
今まで、タラタラと色々な言い訳をしながら流されて生きてきてしまったけれど、
今回の「死ぬかも」と思えた恐ろしい体験は、私のその部分を考え直す為に起きたのかもしれない・・・・・・っと思っています。
「今日」を一生懸命、「今」を一生懸命、念(今の心)を入れて、これから生きていかないといけないな・・・・・と感じて、今までの自分を反省し、心を入れ替えて生きていこうと思っています。
いつまでこの気持ちが続くか、分かりませんけど。(*^_^*)笑
「あ~♪死ななくて、生きててよかった♪」(^◇^)
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追伸 「過呼吸」を検索してみたら、「ビニール袋」で呼吸するのは窒息する危険があるので駄目なようで、「紙袋」がいいようですが、全ての人に有効とは限らないようです。
そう言えば私がビニール袋で呼吸する姿を見た父は、「お前、そんな事してたら死ぬぞ!」っと言ってました。窒息死しなくて、よかった~(^_^;)
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