「山形県・ラーメン消費額日本一」だという
かく言う私も「麺類党」である
会社員時代の社食は、月曜日から「ラーメン・そば・うどん」の
繰り返しだった
退職してからは「行列の出来るラーメン屋巡り」を夫婦でしていた
もっとも、妻は私に付き合わされてだけど
有るとき「もう一人で行って。ラーメン太るから・・・」
私のラーメン好きは、多分今は亡き母との、唯一ともいえる外食の
思い出から‥、だと思う
5歳か6歳くらいの頃、どんな理由か思い出せないが、週一くらいで
病院に行く用事が有った
母と私の二人だけ、母も私も診察を受けるわけではなかった、と思う
毎回、帰りはお昼過ぎになったので、途中の「中華そば」店で
決まって「支那蕎麦」を食べた
いっぱいの「支那蕎麦」を注文し、私の分は小鉢に分けてくれた
母と二人だけの外食の思い出は、この「支那蕎麦」なのである
美味しさは、母と一緒に食べている、という幸福感だったのだろう
独身時代も今も長じての一人食事は、やはり「支那蕎麦」中心である
いまほど、ラーメンの種類が多くなかった頃からである
現在も「味噌味」「豚骨系」などなどあるけれど、初めての店では
決まって、シンプルな「醤油系ラーメン」・・大体一番安い
なにより"店の味"が分かりやすい
とどのつまり、私の食の原点は母と食べた「支那蕎麦」に尽きるだろう
母は、10年余一緒に住んで、91歳でなくなった
早い物で今年、13回忌を迎える