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前から気になっていた映画 わたしに会うまでの1600キロ ロングラン上映で角川シネマ新宿に行ってきた
予告編・特別映像 あり必見
原作の「わたしに会うまでの1600キロ」は、シェリル・ストレイドが
パシフィック・クレスト・トレイル(PCT)を歩き、その記録をまとめた自叙伝
※ウェブマガジン「Trails」にてPCTの特集
http://thetrailsmag.com/archives/4955
シェリルが当時を振り返る。「94日間に渡ってPCTを歩くのは、肉体的にも精神的にもとても鍛えられたわ。
あの時は母の死と離婚による喪失感と絶望感に襲われ、どうやって先へ進んでいいか分からなかった。
トレイルでの経験は、あらゆる意味で、まさに1歩ずつ先へ進むことを教えてくれた。」
また、この本は大自然の呼び声を自分なりのやり方で受け入れたことで、混乱した現代女性が成長する物語でもある。
彼女の反抗精神と、威勢のいい率直さの組み合わせが、めったにない物語を生み出した。
2012年に出版されるや、すぐにベストセラー・リストに載った。
ニューヨーク・タイムズは「文学の、そして人間らしさの成功」、
ボストン・グローブは「人を熱狂させるこの作品は、楽しめるだけでなく素晴らしい読後感をもたらす」と絶賛した。
映画.com フォトギャラリー より
何度もやめようと思った。
でも歩き続けた。
人生とおんなじだ。
さいごの終着点を「神の橋」と決めて、心静かな終わりだった
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<挿入曲>「コンドルは飛んでゆく」
I'd rather be a sparrow than a snail.
Yes I would.
If I could,
I surely would.
I'd rather be a hammer than a nail.
Yes I would.
If I only could,
I surely would.
Away, I'd rather sail away
Like a swan that's here and gone
A man gets tied to the ground,
he gives the earth
its saddest sound,
its saddest sound.
I'd rather be a forest than a street.
Yes I would.
If I only could,
I surely would.
I'd rather feel the earth beneath my feet,
Yes I would.
If I only could,
I surely would.
*******************<和訳>
カタツムリよりスズメになりたい
そうスズメにね
なれるものならね
きっとなれるさ
クギよりもハンマーになりたい
そうハンマーにね
もしなれさえしたら
きっとなれるさ
遠く 飛び去ってしまいたい
ここにいた白鳥が行ってしまったように
大地に縛り付けられた人は
この世に
悲しみの声を響かせる
一番悲しい声を
町の通りになるのなら森になりたい
そう森にね
もしなれさえしたら
きっとなれるさ
この足で大地を感じていたい
そう感じていたい
もし感じることさえできたら
きっとできるさ
<音楽効果>「コンドルは飛んでゆく」→
ワンフレーズを(アレンジで)トレイル中に流し
Away, ~ の太字は完全に歌で流した
誰でも知っている曲なので、この部分もアレンジの方が良かったかなと思った
ベストセラー小説の映画化なので、これ以上歌詞の説明はいらないと思ったのだけど・・
シェリル・ストレイド役の<リース・ウィザースプーン>美人で気迫の演技は素晴らしい
母親役の<ローラ・ダーン>がとてもチャーミングで良かった
ストーリーはナゼ?というところもあったが、小説を映画化にする難しさがあるのかもしれない
希望的にはもう少し灼熱の砂漠や変化にとんだ大自然を映し出してほしかった
渡渉は一瞬ヒヤリとしたけど、とてもリアルでホントにあった事だと思った(;´Д`)
そして何より水がなくなり
「動物が入るような泥水を汲みヨウ素でろ過する」場面、(;´Д`)アーァできない!飲めない!
女性一人トレイルの恐怖とか、こういった細かな演出はかなり共感・高評価
<Making Of Featurette>
音楽と静寂・回想シーンを駆使して物語を紡いだ
セリフや撮影法で遊んだり、映像化したいエピソードがいくつもあり過ぎて困った
↑
最後に気になる木(サボテン?)片足あげているみたいで・・
感想評価 ★★★★