「ガス人間第1号」の招待状を頂き、日比谷「シアタークリエ」へ行って来た。
土曜日と言う事で満席です。
内容あらすじも役者さんもパンフレットをチラッと見ただけだったが、テンポもよく予備知識がなくても面白かった。
脚色・演出は後藤ひろひとさん、10年来(?)温めていた作品だそうで、見せ場を心得たサービス旺盛な脚色でありながら、とってもシンプルにまとまっていた。
華があり可愛い中山エミリさん、舞台のリード役の伊原剛志さん、抑えた演技で惹きつけた高橋一生さん、歌手役で見事な歌を披露した中村中さん、山里亮太(南海キャンデーズ)さんのフニャフニャ演技で笑わせながらも最後は重要な役どころ。水野久美さん役も楽しみ。皆がそれぞれの役を見事に演じきり、安心して観賞できた。
初め中村中さんの歌唱に息を呑んでしまった。これからどうなる?と予感をもたせたが、(演技は・・)歌唱力はこの舞台をさら盛り上げ聴き惚れてしまった(私だけ?)
観賞していて、もっと豪華に演出すると日本版「オペラ座の怪人」に匹敵するかも、とか思ったりした・・・が、まぁこれはこれで楽しめた。
後藤氏は、これから「ガス人間第1号」をウィキペディアで検索すると「後藤ひろひとのガス人間第1号シアタークリエで初公演」と出るようにする、と笑わせていたが最後のカーテンコール(数回)は拍手が鳴り止まず演劇ファンが多いことも分かるような気がした。
後藤氏の歯切れのよいセンス・ユーモアは、イギリスの舞台を観ているようで、心地良かった。