今週は日曜のGⅠ秋華賞に加えて、もうひとつ土曜のGⅡ府中牝馬Sという楽しみなレースがあります。去年はソダシが2着でしたが、近年、GⅠで上位に来るような馬たちが簡単にコケるので、馬券的妙味が大きいレースになっています。今年も混戦で、何が1番人気になるかわかりませんが(ヴィクトリアM4着だったディヴィーナでしょうか?)、意外な馬が穴を開けるようなにおいがプンプンしますね。
アイルランド府中牝馬【2023年10月14日東京11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
アイルランドトロフィー府中牝馬ステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年10月14日東京11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
一応エリザベス女王杯の前哨戦ですが、ここを勝ってしまうと本番は勝てない(よくて2着)という傾向が続いています。距離が1800ですんで、2200の本番よりもその一週後のマイルCSに向かう方がいいのかも知れません。早速、過去10年の3着以内に入った延べ30頭の傾向を拾っていきたいと思います。
1)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順
〇クイーンS 9頭 (コスタボニータ③3着)
〇関屋記念 5頭 (ディヴィーナ②2着 フィアスプライド⑫4着)
〇ヴィクトリアM 3頭 (アンドヴァラナウト⑬11着)
〇札幌記念 3頭 (イズジョーノキセキ⑩7着)
〇米子S 2頭 (※該当なし)
〇小倉日経OP 3頭 (※該当なし)
2)馬齢
〇3歳 1頭 〇4歳 15頭 〇5歳 11頭 〇6歳 3頭
秋華賞の週と重なるため、3歳の参戦自体がまれですが(0・0・1・1)、今回シンリョクカが秋華賞と両睨みで出走登録しています。もし秋華賞でなくこちらに出てくるようだと、斤量53㌔ですんで、古馬に一泡吹かせるシーンがあるかも知れません。
3)血統
ここも父系はサンデー系が強いのですが、注目すべきはフレンチデピュティ系(クロフネとか)がぽつりぽつりと馬券に絡んでいることです(過去20年でも同様)。今回のメンバーに該当する馬はいませんが、競馬ラボの分類上のニアークティック系(ノーザンダンサー系)まで広くとれば、ハービンジャー産駒のプレサージュリフト、母父フランケルのルージュエヴァイユ、母父Storm Catのルージュスティリアらが該当します。が、これはあくまで参考程度です。
4)JRAホームページのデータ分析:4枠が6勝
JRAのホームページのデータ分析では、①4・5歳中心、②前走GⅠ組は苦戦、③騎手替わりはNG、などが挙げられていますが、おもしろいのは、④青い帽子が10年で6勝と特異な枠になっているという指摘です。(データ分析:アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス 今週の注目レース JRA)
今の段階では枠順が不明ですが、ラッキー枠を引き当てて見事勝利する馬が出るのかどうか。
5)宮田式バイオリズム◎
最後に、宮田式バイオリズムのよい馬名を挙げておきます。
・プレサージュリフト 2・0・2・3
・ライラック 2・1・1・7
・ルージュエヴァイユ 4・1・0・4
・ルージュスティリア 4・1・0・4
結論としては、ディヴィーナやコスタボニータらの人気馬が直線で意外に伸びず、先行するルージュエヴァイユが粘り通すか、あるいはプレサージュリフトが好位差しを決めるか、いずれにしても、この4歳の2頭が頑張るシーンを思い描いています。両頭とも、去年スターズオンアースが勝ったオークスを走っていて、プレサージュが⑧5着、ルージュが⑤6着でした(ちなみにエリカヴィータも走っていて⑥9着でした)。今日のところは、このオークスの着順が1つ上だったプレサージュリフトの方を中心視したいと思います。怖いのは、去年3着ながら近走振るわず、下位人気が予想されるアンドヴァラナウトでしょう。過去には「リピーター」が目に付くレースですので、去年勝ったイズジョーノキセキとともに要注意だと思います。
ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。明日は秋華賞の水・木の追い切り情報を集めてみます。どうか一日ご無事に過ごされますよう。