今日は日曜の読売マイラーズＣの検討をします。馬柱をざっと眺めて「二強」対決かなあと思っていたところ、どちらをも「危険な人気馬」とする記事を先に2つ読んでしまって、ふーん、そうかぁ、とちょっと興ざめしてしまいました。いったいどちらが「正しい」見方なのか、あるいは、両方とも「正しい」のか、もしそうなら好配当になりそうですが。
こちらはこちらでデータを集めながら、自分なりに考えてみることにしましょう。
あいだに2年、阪神開催を含みますが、過去10年の3着以内馬の傾向を見てみます。
1）前走（ステップ） ※（ ）内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇東京新聞杯 5頭 （フリームファクシ⑭11着）
〇中山記念 3頭 （ソーヴァリアント⑤12着）
〇洛陽Ｓ 3頭 （トランキリテ⑤2着 リューベック③10着）
〇マイルＣＳ 2頭 （＊該当馬なし）
〇阪神Ｃ 2頭 （＊該当馬なし） 〇阪急杯 2頭 （＊該当馬なし）
〇六甲Ｓ 2頭 （ボルザコフスキー⑨1着 ノースザワールド③6着
トゥードジボン①11着 ビーアストニッシド⑦12着）
ちなみに、間隔で言えば、中7週①が最多で、次が中10週②と5ヶ月③です。該当するのは、①がソーヴァリアント、②がフリームファクシ、③がなしです。
2）性齢 ※頭数は延べ数
〇4歳 11頭 〇5歳 12頭 〇6歳 3頭 〇7歳 2頭 〇8歳 2頭
／〇牝馬 0頭 〇騸馬 0頭
4歳と5歳が全体の76％を占めます。一昨年1着、昨年3着のソウルラッシュが6歳の今年も馬券に絡むのは、データ的には楽ではない印象です。
3）血統
京都開催で目立っていた母系ノーザンダンサー系が、阪神開催を経て、去年の京都戻りで復活した感じがあります。この血脈で該当するのは3頭です。
・エアロロノア：父キングカメハメハ／母父Rock of Gibraltar
・ノースザワールド：父ディープインパクト／母父Giant’s Causeway
・ボルザコフスキー：父キズナ／母父Orpen
4）JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
①上位人気馬中心：過去10年の3着内馬80％が⑤人気以内
②ゆったりローテが理想
③前走ＧⅡ組の3着内率50％
④opクラスの京都実績あり：人気薄でも軽視禁物
⑤マイルＧⅠ好走実績（4着以内）の馬を信頼
合致する項目が多いのはセリフォスとソウルラッシュで、ソーヴァリアントとコレペティトールが2頭にかろうじて続くといったところでしょうか。
5）宮田式バイオリズム◎
・エエヤン 3・1・1・6
・トゥードジボン 4・2・2・7
・フリームファクシ 3・1・0・5
・リューベック 3・1・1・6
6）結 論
冒頭で触れた「危険な人気馬」という記事に反しますが、セリフォスとソウルラッシュの対決と見るのが妥当です。あと、もし「二強」の一角を崩すとすれば、エエヤンが筆頭格でしょうけれど、どこまでやれるか。トゥードジボン、トランキリテ、ビーアストニッシド、フリームファクシ、ボルザコフスキーらもいますが、二頭に届くのか、これらの馬たちもちょっと差がある感じがします。一番勢いがあるのはボルザコフスキーですが、使い詰めできているだけに……。
ということで、今日は、
◎セリフォス 〇ソウルラッシュ ▲ボルザコフスキー △エエヤン でまとめておきます。
お天気続きも今日は一休みで、雷雨の後は黄砂が飛んでくるという話があります。午後出かけなければならないので、雨上がりに車を走らて黄色くなるのはちょっと困るなあと思っていますが……。本日もお読みいただきありがとうございました。
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