ステイヤーが揃う春の天皇賞は、鞍上のかけひきが見ものですが、最近落馬事故が相次いでいて、この舞台で腕を競えない騎手が何人も出ている状況が残念です。あらためて人馬とも無事が第一と思います。
では、あいだに2年阪神開催をはさみますが、過去10年の3着以内馬の傾向をデータで追いながら、今年の「主役」を見つけていくことにしましょう。
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇阪神大賞典 12頭 (テーオーロイヤル②1着 ワープスピード⑥2着
ブローザホーン①3着 プリュムドール⑦4着
メイショウブレゲ⑩8着 シルヴァーソニック④11着)
〇日経賞 9頭 (マテンロウレオ⑤4着 ウインエアフォルク⑩9着)
〇大阪杯*GⅡ含 3頭 (タスティエーラ①11着)
〇ダイヤモンドS 2頭 (サリエラ①2着)
ちなみに、間隔で言えば、中4・5週が多く、日経賞と阪神大賞典が該当します。
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇4歳 10頭 〇5歳 9頭 〇6歳 7頭 〇7歳 3頭 〇8歳 1頭
/〇牝馬 1頭 〇騸馬 2頭
もともと牝馬の出走自体が少ないレースですが、今年はサリエラなど4頭が出走してきます。牝馬で馬券に絡んだのは2021年3着のカレンブーケドールだけですが、今年はどうなるでしょうか。
3)血統
ここ3年、ディープボンド(父キズナ/母父キングヘイロー)が連続して2着に来ていることもあって、父・サンデー系で母系ノーザンダンサー系のパターンが目につきます。この血脈で該当馬を拾ってみます。
・サリエラ:父ディープインパクト/母父Lomitas
・サヴォーナ:父キズナ/母父スニッツェル
・シュヴァリエローズ:父ディープインパクト/母父Sevres Rose
・スカーフェイス:父ハーツクライ/母父クロフネ
・ディープボンド:父キズナ/母父キングヘイロー
・プリュムドール:父ゴールドシップ/母父フレンチデピュティ
・メロディーレーン:父オルフェーヴル/母父Motivator4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
①キャリア21戦以下:過去10年3着以内馬80%が該当
②前走好走馬が優勢:1・2着 or 時計差0.2秒以内
③前年以降のGⅠ・GⅡで1着あり
④前走四角通過順が7⃣番手以内
⑤GⅠ連対実績のない馬は勝っていない
条件に合致するのは菊花賞馬のドゥレッツァで、ついでテーオーロイヤル、チャックネイトらが続くといったところです。
5)宮田式バイオリズム◎
・ウインエアフォルク 2・1・2・26
・サリエラ 3・2・1・2
・タスティエーラ 3・2・0・3
・メロディーレーン 4・0・4・27
6)結 論
ドゥレッツァとテーオーロイヤルの対決と見る向きが大勢だと思います。勢いは後者ですが、データ的には前年の菊花賞馬が強いレースですので、前者を中軸とするのが妥当なところと思います。乗り役がルメールさんではない点で、気がかりと言えば気がかりですが。3・4番手は近走充実著しいチャックネイトとワープスピードで、この4頭が馬券から外れるようなレースにでもなったら大波乱です。牝馬のサリエラもダイヤモンドSの走りを見ると、けっこうやれそうですが、勝つまではどうかなという印象です。あとは、前走11着ですが、昨年のこのレースで3着に来た8歳のシルヴァーソニック、3年続けて2着のディープボンドと、忘れてはならないタスティエーラでしょう。二強対決ながら3着は混戦と見ます。
ということで、今日は、
◎ドゥレッツァ 〇テーオーロイヤル ▲タスティエーラ でまとめておきます。
今週は雨続きのようですが、今のうちに降ってくれれば、GWは好天になりますかね。本日もお読みいただきありがとうございました。今週もがんばっていきましょう。
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