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レース展望と回顧、馬券術について

4/22(月) 天皇賞・春の展望

2024-04-22 | 分析
 ステイヤーが揃う春の天皇賞は、鞍上のかけひきが見ものですが、最近落馬事故が相次いでいて、この舞台で腕を競えない騎手が何人も出ている状況が残念です。あらためて人馬とも無事が第一と思います。
 では、あいだに2年阪神開催をはさみますが、過去10年の3着以内馬の傾向をデータで追いながら、今年の「主役」を見つけていくことにしましょう。
 
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇阪神大賞典   12頭 テーオーロイヤル②1着 ワープスピード⑥2着
                  ブローザホーン①3着 プリュムドール⑦4着
                  メイショウブレゲ⑩8着 シルヴァーソニック④11着)
 〇日経賞     9頭 マテンロウレオ⑤4着 ウインエアフォルク⑩9着 
 〇大阪杯*GⅡ含    3頭 タスティエーラ①11着
 〇ダイヤモンドS  2頭 サリエラ①2着
 
 ちなみに、間隔で言えば、中4・5週が多く、日経賞と阪神大賞典が該当します。
 
2)性齢 ※頭数は延べ数
 4歳 10頭   〇5歳 9頭   〇6歳 7頭   〇7歳 3頭   〇8歳 1頭
/〇牝馬 1頭    〇騸馬 2頭    
 
 もともと牝馬の出走自体が少ないレースですが、今年はサリエラなど4頭が出走してきます。牝馬で馬券に絡んだのは2021年3着のカレンブーケドールだけですが、今年はどうなるでしょうか。
 
3)血統
 ここ3年、ディープボンド(父キズナ/母父キングヘイロー)が連続して2着に来ていることもあって、父・サンデー系母系ノーザンダンサーのパターンが目につきます。この血脈で該当馬を拾ってみます。
 
 ・サリエラ:ディープインパクト/母父Lomitas
 ・サヴォーナキズナ/母父スニッツェル
 ・シュヴァリエローズ:ディープインパクト/母父Sevres Rose
 ・スカーフェイス:ハーツクライ/母父クロフネ
 ・ディープボンドキズナ/母父キングヘイロー
 ・プリュムドール:ゴールドシップ/母父フレンチデピュティ
 ・メロディーレーン:オルフェーヴル/母父Motivator
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ①キャリア21戦以下:過去10年3着以内馬80%が該当
 ②前走好走馬が優勢:1・2着 or 時計差0.2秒以内
 ③前年以降のGⅠ・GⅡで1着あり
 ④前走四角通過順が7⃣番手以内
 ⑤GⅠ連対実績のない馬は勝っていない
 
 条件に合致するのは菊花賞馬のドゥレッツァで、ついでテーオーロイヤルチャックネイトらが続くといったところです。

5)宮田式バイオリズム

 ・ウインエアフォルク  2・1・2・26
 ・サリエラ       3・2・1・2
 ・タスティエーラ    3・2・0・3
 ・メロディーレーン   4・0・4・27
 
6)結 論  
 ドゥレッツァテーオーロイヤルの対決と見る向きが大勢だと思います。勢いは後者ですが、データ的には前年の菊花賞馬が強いレースですので、前者を中軸とするのが妥当なところと思います。乗り役がルメールさんではない点で、気がかりと言えば気がかりですが。3・4番手は近走充実著しいチャックネイトワープスピードで、この4頭が馬券から外れるようなレースにでもなったら大波乱です。牝馬のサリエラもダイヤモンドSの走りを見ると、けっこうやれそうですが、勝つまではどうかなという印象です。あとは、前走11着ですが、昨年のこのレースで3着に来た8歳のシルヴァーソニック、3年続けて2着のディープボンドと、忘れてはならないタスティエーラでしょう。二強対決ながら3着は混戦と見ます。
 
 ということで、今日は、
 ドゥレッツァ 〇テーオーロイヤル ▲タスティエーラ でまとめておきます
 
 今週は雨続きのようですが、今のうちに降ってくれれば、GWは好天になりますかね。本日もお読みいただきありがとうございました。今週もがんばっていきましょう。

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