今週の重賞競走は、昨日取り上げた日曜京都(阪神でなく)11RマーメイドSだけです。GⅠ戦線が一区切りで、トライアル戦もなく、「埋め草」というか重賞の「谷間」というか、何となく通り過ぎる平穏なムードがありますが、馬券的には逆に大波乱の起こる時期です。
今日は土曜のメイン競走かopリステッドの京都・米子Sを取り上げてみます。去年は⑩人気のメイショウシンタケが1着で三連単は100万超とかなり荒れました。個人的にも、かつて100万馬券を獲らせてもらったゲンのいいレースです。今年は本州の梅雨入りが遅れていますが、例年の傾向にどんな影響が出るか。また、昨日に続いて、こちらも穴党の出番となるのか。早速、過去10年の3着以内馬のデータをもとに検討してみます。
〇谷川岳S 4頭(フリームファクシ④3着 グラティアス②7着)
〇安土城S 4頭(アナゴサン⑤4着 ホウオウノーサイド⑮9着
ビーアストニッシド③17着)
〇六甲S 3頭(メイショウシンタケ⑩4着)
〇ヴィクトリアM 2頭(*該当なし)
〇ダービー卿CT 2頭(アスクコンナモンダ⑤3着 ラインベック⑬10着 ディオ①11着)
〇洛陽S 2頭(エスコーラ①7着)
〇メイS 2頭(*該当なし) ちなみに、間隔で言うと、中2週①と中4週②が比較的多く、中11週③が続きます。全体としては、間隔の短い馬の方が好走する傾向です。今回については、①に該当するのは前走が安土城S、②はなく、③は六甲Sです。
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇3歳 1頭 〇4歳 7頭 〇5歳 14頭 〇6歳 6頭 〇7歳 2頭
/〇牝馬 8頭 〇騸馬 1頭
去年は7歳馬のラインベックが2着に来ましたが、全体としては5歳馬中心です。それから、牝馬が上位を独占した年もあり、斤量に関係なく牝馬には注意が必要です。
3)血統
父系ディープインパクトが最も適合的です。今年は阪神開催ではなく京都開催なので、同じ傾向ではないかも知れませんが(競馬ラボの京都芝1600の過去2年の血統傾向には、すでにディープの名が見えなくなっています)、一応今回該当するのは以下の馬です。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・アグラシアド :父リアルスティール/母父Teofilo(Sadler's Wells)
・アナゴサン :父ミッキーアイル/母父キングカメハメハ
・エスコーラ :父ディープインパクト/母父Lomitas(Nijinsky)
・ケイアイシェルビー :父ディープインパクト/母父Smarty Jones ・メイショウシンタケ :父ワールドエース/母父アドマイヤコジーン(グレイソヴリン)
・ラインベック :父ディープインパクト/母父キングカメハメハ4)JRAホームページのデータ分析
Gレースではないため、JRAのホームページにデータ分析はありません。
5)宮田式バイオリズム◎
・アグラシアド 3・1・5・5
・アスクコンナモンダ 4・3・2・5
・エスコーラ 4・0・1・2
・ビーアストニッシド 2・2・2・14
・フリームファクシ 3・1・1・6
・ホウオウノーサイド 4・2・1・12
6)結 論
上位拮抗の混戦ですが、前走重賞組と3歳馬ノーブルロジャーの争いと見るのが妥当と思います。データどおり5歳馬が中心とすれば、アスクコンナモンダかトランキリテのどちらかとなりますが、父サンデー系の血脈をとってアスクコンナモンダを中軸に据えようと思います。近走の安定感から言って、ここを勝ってそろそろ重賞の1つに手が届いてもおかしくない力量のある馬です。相手には、過去に重賞出走経験のある馬を広くとるとともに、ディオ、トゥードジボンなど、京都マイルに実績のある馬たちを評価したいと思います。例年人気薄が穴をあけるケースが多いので、グラティアス、ラインベックあたりも決して軽くは扱えません。
ということで、今日のところは
◎アスクコンナモンダ 〇トランキリテ ▲ラインベック △ディオ でまとめておきます。
本日もお読みいただきありがとうございました。今日も無事な一日でありますように。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます