去年のスプリンターズSは8人気の牡7ジャンダルムが勝って、三連複5万超、三連単46万超の高配当となりました。最近10年を眺めても、3着以内に人気薄が入ることが多いので、春の中京・高松宮記念と同様、荒れる電撃6ハロン戦と見てよいのではないかと思います。問題は、今回のメンバーに穴を開けそうな馬がいるかどうかですが、今日は、過去に波乱を演出した馬たちを並べて、その傾向らしきものを探ってみたいと思います。
目安としては、過去10年のレースで3着以内に入った8人気以下の馬をピックアップしてみようと思います(〇数字は人気順です)。
(前走) (前々走) (参考事項)
〇2022 1着 牡7 ジャンダルム ⑧ 北九州記念⑨17着 高松宮⑬11着 オーシャンS1着
〇2021 3着 牡6 シヴァージ ⑩ パラダイスS①5着 安土城S②2着 シルクロードS1着
〇2020 3着 牝4 アウィルアウェイ ⑩ 北九州記念⑩3着 CBC賞⑥7着 シルクロードS1着
〇2018 2着 牝3 ラブカンプー ⑪ セントウル②2着 北九州記念⑦3着 アイビス2着 葵S2着
〃 3着 牡7 ラインスピリット ⑬ セントウル⑨5着 アイビス⑨5着 淀短距離1着
〇2016 3着 牝3 ソルヴェイグ ⑨ キーンランド④4着 函館SS⑫1着 Fレヴュー1着
〇2015 2着 牡7 サクラゴスペル ⑪ 安田記念⑬17着 京王杯SC⑤1着 オーシャンS1着
〃 3着 牝5 ウキヨノカゼ ⑨ キーンランド⑧1着 TVh杯⑩1着 3歳時クィーンC1着
〇2014 1着 牡6 スノードラゴン ⑬ キーンランド④8着 北海道SCダ2着 高松宮・オーシャン2着
〇2013 3着 牡6 マヤノリュウジン ⑮ セントウル⑦7着 京都1400op①4着 春1000・1600万連勝
*2014年は新潟開催
そもそも人気薄の馬たちですから、直近の成績が芳しくないとか、あるいは成績がよくてもフロック視されるような戦歴だったりとかですが、だいたいはその年の春シーズンの成績がよい馬なので、実際に走られてしまうと、まあそれもあるかなぁと思えるような、人気の盲点になっていた馬が多いという印象です。今回のメンバーにあてはめてみましょう。
春シーズンの成績で言うと、
・4牡 エイシンスポッター :GⅢオーシャンS⑤3着 op鞍馬S②1着
・4牡 マッドクール :GⅢシルクロードS①3着 L春雷S①1着
などがいますが、何と言っても、
・3牝 モズメイメイ :GⅢチューリップ賞⑦1着 GⅢ葵S④1着
が光ります。マイルのチューリップ賞勝ちはおまけですが、3歳牝馬ですし、前走の北九州記念②10着と大負けしていますので、今回軽視されて人気薄になれば、穴を開けそうな雰囲気が充満しています。宮田式バイオリズムも、4・0・1・2で悪くありません。エイシンスポッターの末脚も怖い感じがしますが、マッドクールは二桁人気にはならないと思いますので、穴馬を一頭だけ挙げるとすれば、この馬だと思います。個人的な「不安」をひとつ挙げるとすれば、私と馬券的相性のよくない武が乗ることでしょうかね(笑)。
ということで、軸馬にするかどうかはともかくとして、今日は3歳牝馬モズメイメイを推奨して終わりたいと思います。レースまであと4日。今日も一日がんばりましょう。
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