夏の福島の名物レース「七夕賞」を迎える頃となりました。今年は5年ぶりに7月7日のレースとなります。ハンデ戦ながらこのレースについては、軽量馬優位と見て飛びつかない方がいいと思うのですが、昔、軽量馬を主軸にして高配当を当てた記憶があるので、それに引きずられて何となく軽量馬に目が向いてしまいます。でも、ハンデの「山」は、以下に見るとおり、57㌔、54・55㌔と2つありますから、斤量以上に福島巧者を判別できるかどうかがポイントのように思います。早速、過去10年の3着以内馬のデータを振り返りながら、ねらい馬を絞り込んでいきましょう。
1)斤量(ハンデ) ※( )内は今回の該当馬
・58㌔ 2頭
・57.5㌔ 1頭
・57㌔ 8頭(カレンルシェルブル キングズパレス ダンディズム
バビット リフレーミング レッドラディエンス)
・56.5㌔ 1頭
・56㌔ 2頭
・55㌔ 6頭(セイウンプラチナ ダンテスビュー ノースザワールド)
・54㌔ 5頭(アサマノイタズラ)
・53㌔ 3頭
・52㌔ 1頭
・51㌔
・50㌔ 1頭
2)前走(ステップ) ※( )内は今回の該当馬、〇数字は前走の単勝人気順
〇鳴尾記念 4頭(バビット⑦7着)
〇福島民報杯 4頭(ボーンディスウェイ⑤2着 カレンルシェルブル③5着 ダンテスビュー⑩7着)
〇エプソムC 3頭(ノースザワールド⑭14着 レッドランメルト⑮17着) 〇新潟大賞典 3頭(キングズパレス③2着 リフレーミング⑤5着
ノッキングポイント⑧8着)
〇天皇賞・春 2頭(*該当なし)
前走との間隔(ローテーション)では、中3・4週がやや目立つくらいです。該当するのは、前走鳴尾記念とエプソムCの3頭です。
3)性齢 ※頭数は延べ数
〇4歳:5頭 〇5歳:11頭 〇6歳:12頭 〇7歳以上:2頭
/〇牝馬:3頭 〇騸馬:2頭
4)血統
以前はサンデー系とノーザンダンサー系のクロスが強い傾向でしたが、近年は父ミスプロ系(Kingmambo ― キングカメハメハの血脈)が強く出ています。あとは母系のディープインパクトでしょうか(今回のメンバーにはいません)。ここでは、キングカメハメハ産駒の三頭を挙げておきます。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・アラタ :父キングカメハメハ/母父ハーツクライ(サンデーサイレンス)
・キングズパレス :父キングカメハメハ/母父Dubawi(Seeking the Gold)
・ダンテスビュー :父キングカメハメハ/母父フレンチデピュティ(Vice Legent)
5)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
①前走好走馬が堅実:前走3着以内馬の複勝率31.5%
②前走単勝人気⑧人気以上:複勝率29.1%
③年明け以降で3着以内の成績必要
④近年は通算22戦以上の馬が不振
⑤過去10年の勝ち馬は前走2400未満・斤量53㌔超 条件を満たして浮上するのは、キングズパレスとボーンディスウェイの2頭で、レッドラディエンスとバビットがこれに続くといった感じです。
6)宮田式バイオリズム◎
・ダンディズム 5・9・3・18
・フェーングロッテン 3・3・4・7
・レッドラディエンス 4・5・1・1
7)結 論
人気になりそうですが、中心はキングズパレスでしょうか。昇級初戦の前走はハンデが軽かったとはいえ、ヨーホーレイクやヤマニンサルバムに混ざっての2着ですから、能力上位は明らかです。斤量57㌔の人気馬がわりと好走する傾向にも合致している感じです。福島コースは初めてですが、近年の血統傾向からはむしろ好勝負が見込めるのではないでしょうか。相手としては、リフレーミングやレッドラディエンスなど、同斤量の57㌔をあてがわれた馬たちが強敵ですが、中でもダンディズムは要注意と思います。あとは、56㌔からボーンディスウェイと、去年5着のレッドランメルト、軽量55㌔からはノースザワールドの大駆けまで。58㌔の馬たちはその次あたりではないかと見ています。最軽量のアサマノイタズラはどうでしょう。いつも穴でマークしている馬ですが、鞍上も乗り慣れた嶋田くんに戻り、さして「起爆剤」になるような材料が見当たりませんのでねぇ……。
ということで、
◎キングズパレス 〇リフレーミング ▲ダンディズム △ノースザワールド
で今日はまとめておきます。
本日もお読みいただきありがとうございました。各地の大雨被害がひどくならないことを祈ります。一日がんばりましょう。
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