中央競馬の開催が中山に戻ってくると、いよいよ春が来た感じがしてきます。今度の日曜に組まれた重賞の中山記念は、例年以上に好メンバーがそろい、楽しみなレースです。
中山記念の特別登録馬情報【2023年2月26日中山11R】 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
中山記念の個人的な印象を言いますと、波乱というほど荒れはしませんが、意外に人気のGⅠ馬がコケます。去年で言えば、1番人気のダノンザキッドは7着に敗れました(今年も雪辱を期して?出走の予定です)。あともうひとつ、GⅠ級の牝馬が連に絡むという感じもあります。たとえば、ラッキーライラックは2019・20年に続けて2着でしたし、2018年にはアエロリットが2着でした。今年は秋華賞を勝ったスタニングローズが出ますが、どうなるでしょうか。
中山記念の過去10年データ、好走馬一覧(2023年2月26日中山11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
構図としては、重賞勝ちした上がり馬 vs GⅠで好走した馬の激突というイメージでしょうか。前者の馬としては、イルーシヴパンサー(5歳/ 京都金杯)、ソーヴァリアント(5歳/チャレンジC連勝)、ラーグルフ(4歳/中山金杯)の3頭。後者の馬としては、シュネルマイスター(5歳/NHKマイル勝ち・安田記念2着など)、スタニングローズ(4歳/秋華賞勝ち・オークス2着)、ダノンザキッド(5歳/ホープフルS勝ち・マイルCS2着)、ヒシイグアス(7歳/宝塚記念、香港Cで2着:※一昨年の中山記念勝ち)の4頭に、2020年宝塚記念3着、21年大阪杯2着のモズベッロ(7歳)を加えてもいいかも知れません。全部で8頭もいて、これは激戦です。
数が多いので狙い馬を絞るのに迷います。今日の段階では、一興に、宮田比呂志さんの「バイオリズム論」(戦績の演算から好調馬を割り出す技術)を少し詳しく取り上げ、目星をつけたいと思います。( )内の数字は、該当馬の戦績を、左から順に1着・2着・3着・4着以下の回数として示したものです。
・イルーシヴパンサー(6・2・0・4):6=2+4で、すでに等式が成立していてX。
・ソーヴァリアント (5・2・1・3):次に1着になれば、6=2+1+3で等式成立◎。
・ラーグルフ (5・0・1・4):5=1+4で、すでに等式が成立していてX。
・シュネルマイスター(4・3・1・4):4=(3+1+4)/2で、すでに等式が成立していてX。
・スタニングローズ (5・2・1・3):次に1着になれば、6=2+1+3で等式成立◎。
・ダノンザキッド (3・2・4・4):2着の2を=と読み換えれば、次に1着になると、4=(4+4)/2の等式になる
が、やや変則なので△。
・ヒシイグアス (6・5・0・4):次に1着になれば、7+5+0=4×3で等式成立〇。
・モズベッロ (4・4・1・14):次に3着になれば、4+4=(2+14)/2で等式成立〇。
こういうのを真面目にやっていると、読んでいる方の中には呆れたり、不審に思う方もおられるでしょうが、この宮田さんのバイオリズム戦術、経験的には意外に当たるので、失笑されるのを承知で載せました。もちろん、調教の様子、その他を見て、レース予想はしますが、それだけでは勝てないのが競馬でもあります。
ということで、日曜中山記念の狙い馬として、今日の段階では、ソーヴァリアントとスタニングローズの2頭を挙げておきたいと思います。
明日は阪神のGⅢ阪急杯を検討してみます。今日もお付き合いいただきありがとうございました。今週もがんばりましょう。
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