今日は土日のレース予想ではなく、馬券術について少々。枠の人気とかバイオリズム論とか、「師匠」の宮田比呂志さんから学んだ馬券術はいくつかありますが、振り返ってみると、他人のマネをしているあいだはまだまだで、オリジナルな馬券作戦を見つけてから、ようやく予想が様になってきたような感じがします。私にとっては「わたり理論」に目途が立ってから、大きな馬券を狙って獲れるようになった気がしています。
「わたり理論」とは、このブログでもう何度も触れていますが、三連複万馬券となったレースで3着以内に入った三頭の単勝人気のうち、最も人気のなかった馬の人気順に着目して、どう変遷していくかを追っていくと、たとえば、1Rで11番人気が3着以内に入って三連複万馬券となったとすると、2Rでは9番人気、3Rでは13番人気が来て三連複万馬券になったという具合に、奇数人気(偶数人気の場合もあります)を “わたっていく” という現象が現れることがあるので、これを先読みして狙っていくという馬券作戦のことです。
この前の土曜、3月11日の中山競馬を例にとれば、8R・9R・10Rで続けて三連複が万馬券になりましたが、3着以内に入った馬たちの人気順を〇数字で並べると、
8R ③・②・⑪
9R ①・⑦・⑮
10R ⑬・⑨・⑥
という具合に、見事に「理論」にはまる展開となっていました(こんな「おいしい」日に所用でライヴ予想ができなかったのは残念無念です)。
しかし、こんなに「わかりやすい日」ばかりではないのが競馬の難しいところで、翌日、3月12日の中山はけっこう荒れた一日となりましたが、同じく三連に絡んだ馬の人気順を1Rから並べて見ると、以下のようでした。太数字のRが三連複万馬券になったレースです。
1R ①・⑤・④
2R ①・③・④
3R ③・①・②
4R ③・①・④
5R ③・⑥・⑧
6R ①・②・③
7R ⑦・①・⑪
8R ①・⑧・⑨
9R ①・⑩・⑨
10R ⑤・①・⑥
11R ①・⑬・③
12R ⑨・⑩・④
この日の11RはアネモネSで、日曜のブログで書いたとおり、2着には13番人気のコンクシェルが猛然と突っ込んで、三連複74,130円、三連単489,250円と、大波乱となりました。5R⑧→7R⑪→8R⑨→9R⑩……と来ていて、11Rで、奇数人気か複数人気かを、読み切るのはなかなか難しいと思います。付け加えれば、コンクシェルは結果的に13番人気でしたが、15:00頃のオッズでは、12番人気だったのです。結果的にオッズがずれてしまうというのはライヴ予想の常ですが、ついでに言えば、続く12Rで2着に来た、藤田菜七子騎乗の10番人気ドラゴンゴクウも、投票締め切り5分くらい前までは11番人気だったのです。このあたりは馬の神様(JRA?)のいたずらというか、気まぐれというか、こういう「揺れ」を見越して当てられるようにならないと一級ではないのでしょうね。
週の折り返しを過ぎて、土日の出走馬たちの追い切り情報も入ってくる頃です。明日は金曜恒例!の追い切り情報の集約日です。調教が好調な馬と狙い馬は必ずしも同じではありませんが、調子が良くないと衆目が一致する馬を狙うわけにもいきませんので、見る眼のある人たちが上げた情報をよく見させてもらおうと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。週末までもう一息です。今日もがんばりましょう。
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