ネットを眺めていたら、馬券作戦のコラムがあって、読んでいておもしろいなと思いました。なるほど、騎手から買うというのも一つの手かなあと。たとえば、以下のコラムで推奨されていた騎手のうち、坂井くんなどは阪神芝の3年間の成績が42・37・27・197、複勝率34.98%ですから、これは十分ねらいが立ちます(もちろん、川田くんの複勝率59.5%には及びませんが)。
「阪神ならルメール以外で」 単回収値100超の“ベタ買い”ジョッキー 【馬券攻略コラム#009】 | SPREAD (spread-sports.jp)
これに刺激されたわけでもないですが、今日は気分を換えて、馬券作戦について書いてみます。わが馬券の師・宮田比呂志さんは、単勝人気とは別に「枠の人気」という考え方を提唱していることは、このブログでも何回か書いてきました。日本の競馬では出頭数が何頭になっても枠は8つしかありませんので、これを人気順に並べて、本命サイドの1~3人気枠、中波乱を呼ぶ4~6人気枠、大波乱となる7・8人気枠の3つに大別してレースの予想に役立てるという話でした。そもそも7・8番人気枠は「大波乱」の枠ですから、上位3着内に出現する頻度は多くありません。中山開催に替わった先週の土日でも、12レース中、土曜は1Rのみの1回、日曜は1Rと4Rの2回のみでした。ところが、阪神は、土曜はゼロでしたが、日曜は5回も出現する特異な日でした。以下に、この日の阪神で1Rから12Rで3着以内に入った馬の枠人気と単勝人気の出目を整理してみましょう。R番号の太字は三連複が万馬券になったレースで、数字は左から1・2・3着、枠人気の数字の下線太字はウラ人気馬(同枠で人気がない方の馬)が出現したことを示します。
枠人気 単勝人気 三連複配当
〇 1R 3 1 1 ③ ① ④
〇 2R 1 1 2 ① ④ ③
〇 3R 1 1 4 ⑦ ① ③
〇 4R 1 7 2 ① ⑩ ④
〇 5R 2 2 4 ④ ② ⑧ 34,380円
〇 6R 1 7 5 ① ⑧ ⑦
〇 7R 1 3 6 ① ③ ⑤
〇 8R 1 2 4 ① ② ⑥
〇 9R 2 5 7 ② ⑥ ⑦ 16,830円
〇10R 3 1 8 ② ③ ⑦
〇11R 1 4 1 ① ③ ⑨
〇12R 7 7 2 ⑧ ⑫ ② 62,590円
「大波乱枠」の7・8人気枠が5回も出現したにしては、三連複万馬券が3回と、ふだんとそんなに変わりばえしない「荒れ方」ですが、それはさておき、普通の日で出てもせいぜい1~3回くらいしかない「大波乱枠」がレースで出現するかどうか、どうすればわかるのかが問題です。何か先取りできるパターンはないものか。
これは経験上の目安ですが、7・8人気枠に147か258系列の枠のどちらかが並ぶ場合は、7人気枠が出やすい傾向があると思います。確率はそんなに高くはありませんが(統計はとっていませんが、感覚的にはせいぜい2割くらいです)、日曜の阪神の場合、けっこうこのパターンが嵌まりました。
たとえば、上の6Rの枠の人気順は(□数字は枠の人気順です)、
1⃣4枠 2⃣8枠 3⃣3枠 4⃣7枠 5⃣1枠 6⃣6枠 7⃣5枠 8⃣2枠
で、5枠のアナザーエース(単勝⑧人気)が2着でした。
同じく9Rの枠の人気順は、
1⃣8枠 2⃣6枠 3⃣2枠 4⃣3枠 5⃣5枠 6⃣7枠 7⃣4枠 8⃣1枠
で、4枠のウインエアフォルク(単勝⑦人気)が3着でした。ちなみに、このレースは258枠が枠人気上位5つにはいっていて、一番人気のない5枠の馬が2着でした。
最終の12Rに至っては、
1⃣6枠 2⃣5枠 3⃣7枠 4⃣8枠 5⃣3枠 6⃣2枠 7⃣4枠 8⃣1枠
となっていて、何と4枠の2頭(サクハル=単勝⑧人気、ロードドミニオン=単勝⑫人気)が1・2着で、三連単は63万を超えました(獲りたかったんですけど、「わたり」人気の方を気にしていて、4枠のウラ人気馬まで注意が及びませんでした)。
さすがにねらうと言っても、人気薄の馬が入っている枠ですから、よっぽどの確信でもない限り軸馬にするのは憚られますが、このパターンにある7⃣人気枠の馬は常に相手候補には入れておくべきと思って、馬券を買っています。当たると痛快ですし、日曜の阪神みたいな日もあるので、ちょっとお勧めした次第です。
明日は金曜なので、重賞レースに出走する馬たちの追い切り情報と評価を集めてみます。本日もお読みいただきありがとうございました。また雨が近づいてきましたが、これも春が来たしるしかもしれません。今日も一日無事でありますように。
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