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レース展望と回顧、馬券術について

12/ 9(月) 朝日杯FSの展望

2024-12-09 | 分析
 昨日の朝予想は中軸に据えた馬が的外れでしたが、ライヴで一日のレースの枠連の動きを追っているうちに、これは軸馬の選択が間違っているなと気づき、中山のカペラSは対抗〇のクロジシジョーを中軸にし、京都の阪神JFも同じく〇にした4枠のミストレスを軸馬に替えました。京都は4枠ではなく1枠が2・3着となり、馬券ゲットとはいきませんでしたが、中山はクロジシジョーが2着に突っ込み、一緒に⑨人気のジレトールを3着に連れてきてくれたので、三連が好配当になりました。それにしても1着だった3歳牝馬のガビーズシスターは強かった。同日の香港国際競争は肝心の香港マイルだけ外しましたが、あとの3つは、トリガミもありましたが、まあ当たりは当たりでしたので(特に香港ヴァーズは狙っていたジアヴェロットが1着でラッキーでした)、2週続けてプラス計上で満足しています。この調子で再来週の有馬までいきたいものです。
 
 さて、今日は日曜の朝日杯FSを検討してみます。今年は京都開催で、従来の阪神開催と大きな違いはないという競馬解説者もいますが、私的には「微妙な差」がある感じです(京都は秋からの連続開催でだいぶ馬場が荒れてきている感じですし)。昨日のアルマヴェローチェみたいにスピードとパワーを兼ね備えた馬をうまく見つけたいものです。持ち時計の比較や過去10年の3着以内馬の傾向を見ながら、そんな馬を探してみます
 
 
1)持ち時計
 昨日の阪神JFは期せずして上位3頭が前走1800という結果になりました。これは短距離型のスピードだけでは間に合わず、距離経験も必要ということかなと受け止めています。で、朝日杯の話ですが、過去10年はすべて阪神・良馬場でレースが施行され、近5年の勝ち時計の平均は、全体で1分33秒3、上がりが35.0秒です。去年勝ったジャンタルマンタルは1分33秒8(上がり34.8)で、これはメンバーに恵まれた感じがします。過去には2020年グレナディアガースの1分32秒3(同34.5)や19年サリオスの1分33秒0(同35.4)もありますし、昨日のアルマヴェローチェが1分33秒4(同34.3)ですので、今年も過去5年の平均に近い1分33秒台前半、上がり34.0台前半くらいの時計で決着するのではと思われます。今回の出走馬のマイル以上の持ち時計は以下のとおりです(〇数字は単勝人気順)。
 
 アルテヴェローチェ 10/05東京 サウジRC  ②1着 1分33秒0 34.5 稍 
 タイセイカレント  10/05東京 サウジRC  ④2着 1分33秒1 34.3 稍
 アルレッキーノ   10/05東京 サウジRC  ①5着 1分33秒3 35.2 稍 
 アドマイヤズーム  11/10京都 未勝利    ②1着 1分33秒9 35.0
 トータルクラリティ 08/25新潟 新潟2歳S  ⑥1着 1分34秒3 33.9 
 ドラゴンブースト  10/12京都 未勝利    ⑧1着 1分34秒4 35.3
 
 ミュージアムマイル 10/05京都 未勝利    ①1着 1分46秒8 34.2 
 
 参考までに去年(2023年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣ジャンタルマンタル 11/11京都 デイリー2S ①1着 1分34秒5 34.7 稍
2⃣エコロヴァルツ   08/13札幌 コスモス賞  ①1着 1分48秒8 35.6  
3⃣タガノエルピーダ  10/14京都 新馬     ②1着 1分34秒3 33.5
 
 サウジRC組の時計は、稍重で1分33秒台前半ですから、かなり優秀と見てよいでしょう。今の京都の芝が荒れ傾向だとすればますます適合的です。この3頭と新潟2歳Sを勝ったトータルクラリティに、黄菊賞を勝ったミュージアムマイルの計5頭の比較ではないかと思います。
 
2)前走(ステップ)とレース間隔
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇デイリー2S  8ドラゴンブースト③2着
 〇サウジRC   6頭アルテヴェローチェ②1着 タイセイカレント④2着
                アルレッキーノ①5着 
 〇京王杯2歳S  4頭パンジャタワー⑧1着 クラスペディア⑥5着
                エイシンワンド②8着)
 〇新馬      3頭ランスオブカオス②1着
 〇ベゴニア賞   2頭(※該当なし) 
 〇未勝利     2頭アドマイヤズーム②1着 ソードマスター①1着
                ヒラボクカレラ③1着) 
 
 前走との間隔で、突出しているのは中4週(デイリー杯2歳S)と9週(サウジRC)で、3ヶ月以上あけて連に絡んだのは去年のエコロヴァルツくらいしかいません。中4週には黄菊賞勝ちのミュージアムマイルと未勝利勝ちのアドマイヤズームソードマスターも該当します。
  
3)血統
 これは難解で流行廃りもあります。近年は父母系ともキングカメハメハ系が好成績という感じがしますので、一応、この血脈で該当馬を拾っておきます。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
ミュージアムマイル:父リオンディーズ(キングカメハメハ)/母父ハーツクライ(サンデーサイレンス)
アルレッキーノ  :父ブルックスアンドモルタル(Storm Bird系)/母父キングカメハメハ(Kinbmambo)
コスモストーム  :父デクラレーションオブウォー(Danzig系)/母父キングカメハメハ(Kinbmambo)
ソードマスター  :父エピファネイア(シンボリクリスエス)/母父キングカメハメハ(Kinbmambo)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① ①人気が安定:勝率50%、複勝率90%
 ② 前走サウジRC組が優秀:複勝率60% 
   新馬組も侮れない:複勝率50%
 ③ 川田騎手に着目:過去10年で3・1・0・4
   2017年以降は騎乗4/5回で2着以上
 ④ 早生まれの馬が活躍:4・5月生まれは複勝率10%以下
 ⑤ 前走1着馬が連勝中:2008年以降16年連続
   2013年以降の勝ち馬はすべて前走②人気以内
 
 浮上するのは、アルテヴェローチェでしょうか。これに続くのは、川田騎手が騎乗予定のアドマイヤズーム、1月生まれのミュージアムマイル、あとは新馬勝ちのランスオブカオスと未勝利勝ちのソードマスターといったところです。
 
5)結 論  
 昨日の①人気ブラウンラチェットが大きく馬体を減らしてたように、輸送のない関西馬がいいように思います。一番妥当なのはアルテヴェローチェ(昨日勝ったアルヴェローチェと1字ちがいですね 笑)ですが、個人的に馬券相性のよくない「レジェンド」が騎乗予定なので、何となくイヤ~な感じがしています。そこで、主流ステップからは離れますが、前走黄菊賞勝ちのミュージアムマイルを主軸にしようと考えています。前走はメンバーレベルもありますが、芝が荒れてきた京都2000で楽勝でした。キンカメ血統もいいし、距離経験がいきるのではないかと見ています。相手はもちろん前走サウジRC組からですが、久々でもトータルクラリティは手強そうですし、前走京都2歳6着でもテイクイットオールで間に合いそうなメンバーレベルです。あとは、連勝中のニタモノドウシも通じるかもしれません。京王杯2歳S勝ちのパンジャタワーは距離が問題ですが、マイルまでならと思います。
 ということで、
 
 ミュージアムマイル 〇アルテヴェローチェ ▲アルレッキーノ △ニタモノドウシ……
でまとめておきます。
 
 明日は土曜中山のハンデ戦、ターコイズSを検討してみます。本日もお読みいただきありがとうございました。また一週間の始まりです。だいぶ寒くなってきましたが、今週もがんばっていきましょう。

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