Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

12/15(金) 追い切り情報まとめ 朝日杯FSなど

2023-12-15 | 調教

 今年の競馬も残り3週で、来週はいよいよグランプリです。競馬をしてると(してなくとも)一年は早いです。今週も追い切り情報を集めて、勢いのある馬を見極めたいと思います。今日は日曜阪神の朝日杯FSの調教情報を集め、5つを満点として評価してみます(Web上に情報を上げてくださっているみなさん、いつも感謝です)。

 

 日曜 阪神11R 朝日杯FS 2歳GⅠ 追い切り情報 まとめ 

 ★★★★★ 5.0+α   ジャンタルマンタル   

  ★★★★ 4.0      エコロヴァルツ    シュトラウス    ダノンマッキンリー

  ☆★★★ 3.5      タガノエルピーダ   タガノデュード   バンドシェル

   ★★★ 3.0      オーサムストローク  ジューンテイク   ナムラフッカー         

 ジャンタルマンタルが文句なしです。おそらく人気の方も最上位かと思いますが、出来からすれば逆らえない印象です。シュトラウスダノンマッキンリーも好調を持続していて、人気上位組はそろって高評価ですが、伏兵でおもしろいのは、前走デイリー杯2歳Sで、差しに転じて3着だったナムラフッカーでしょう。ジャンタルマンタルには全然及びませんでしたが、週末の雨で馬場の乾きがイマイチなら、前走と同様、3着に突っ込む可能性はあるかなと思います。出来の方はまあまあです。なお、札幌2歳S勝ち以来のセットアップは、何とか間に合わせた感じの方が強いので、実績上位の馬の中では一番評価が芳しくありません。はたしてどうでしょうか。

 参考までに、上に名前の出て来た10頭+1頭の追い切り時計を載せておきます。

ジャンタルマンタル  栗東坂路(良)52.9-37.9-24.0-11.8(馬なり)
  
川田騎乗

・エコロヴァルツ    栗東坂路(良)54.6-39.6-25.3-12.3(馬なり)
  *武騎乗。3歳1勝タイセイランナー(末強め)を0.8秒追走・0.4秒先着

・シュトラウス     美浦W(稍重)50.4-37.2-25.1-12.7(馬なり)
  *黛騎乗。3歳1勝グランシエロ(一杯)を1.1秒追走・0.1秒先着

・ダノンマッキンリー  栗東CW(良)53.4-37.1-11.2(馬なり)
  *調教師騎乗

・タガノエルピーダ   栗東坂路(良)52.9-38.5-24.8-12.4(馬なり)
  *団野騎乗。2歳未勝利ルージュラメンテ(馬なり)を0.3秒追走・0.5秒先着

・タガノデュード    栗東坂路(良)50.8-37.6-24.5-12.2(末強め)
  *助手騎乗。2歳未勝利ウインリベラーレ(一杯)を0.7秒追走・1.0秒先着

・バンドシェル     栗東坂路(良)54.8-39.1-25.0-12.2(末強め)
  *助手騎乗。

・オーサムストローク  美浦W(稍重)69.1-53.9-38.5-11.7(馬なり)
  *坂井騎乗。4歳2勝タマモタップダンス(馬なり)の外0.1秒先着

・ジューンテイク    栗東CW(良)69.0-53.7-38.4-12.5(馬なり)
  *デムーロ騎乗。未出走マフティ(稍一杯)の内0.5秒先行・0.7秒先着

・ナムラフッカー    栗東坂路(良)55.0-40.5-26.0-12.8(馬なり)
  *松山騎乗

・セットアップ     美浦W(稍重)85.1-69.2-53.8-38.7-12.0(馬なり)
  *木幡育騎乗。4歳1勝クラス・ヘレンキムゼー(馬なり)の外0.7秒先行・0.2秒先着

 


 土曜の中山11RターコイズSの追い切り評価も一覧だけ載せておきます。

 土曜 中山11R ターコイズS 牝馬GⅢハンデ 追い切り情報 まとめ 

 ★★★★★ 5.0    フィアスプライド   サウンドビバーチェ

 ☆★★★★ 4.5    コナコースト     ソーダズリング

  ★★★★ 4.0    ルージュスティリア

  ☆★★★ 3.5    サーマルウインド   

   ★★★ 3.0    ヒップホップソウル  ルージュエクレール  ミスニューヨーク

 

 

 こちらはハンデ戦で紛れがありますかねぇ。

 本日もお読みいただきありがとうございました。今日は雨で寒そうですが、一日がんばりましょう。

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12/13(水) 土曜ハンデ戦 タンザナイトSの展望

2023-12-13 | 予想

 今日は土曜の阪神のメイン、タンザナイトSをとりあげて検討してみます。「裏」の中山メイン(ターコイズS)と同じハンデ戦です。短距離戦で紛れがありそうですし、過去データを見ても、波乱となる可能性大です。施行されてから今回が10年めですので、過去9年のレース結果より3着以内の馬の傾向をさぐってみます。

タンザナイトS【2023年12月16日阪神11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

タンザナイトステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年12月16日阪神11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 

1)斤量(ハンデ) ※( )内は今回の該当馬

 ・57㌔     1頭

 ・56㌔     7頭 (オールパフェ キャプテンドレイク ヨシノイースター)

 ・55㌔     4頭

 ・54㌔     10頭 (カリボール カルネアサーダ ザイツィンガー スンリ メディーヴァル)

 ・53㌔     0頭

 ・52㌔     3頭

 ・51㌔     2頭

 

 斤量54㌔が最多で中位ハンデが多い印象ですが、51・52㌔の軽量馬もわりと飛び込んできているので、ハンデの重い組はともかく、あまり斤量にはこだわらない方が得策かもしれません。

 

2)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇オパールS    5頭 (クリノマジン⑪5着 スリーパーダ④7着)

 〇京阪杯      4頭 (ヴァトレニ⑬13着

 〇オーロC     4頭 (メイショウホシアイ⑥6着 ムーンプローヴ③13着 ホープフルサイン⑫15着

                 オールパフェ⑩16着

 〇ルミエールAD  3頭 (メディーヴァル⑩12着

 ちなみに、レース間隔で見ると、一番多いのは中2週で、今回のメンバーで該当するのは、前走京阪杯(ヴァトレニ)のみです。

 

3)性齢 ※頭数は延べ数

 〇3歳 1頭   〇4歳 4頭   〇5歳 10頭   〇6歳 10頭   〇7歳 1頭   〇8歳 1頭

/◇牝馬 7頭   ◇騸馬 2頭

 5・6歳馬中心で、牝馬が強いレースと見てよいと思います。3歳が意外に振るわないので、オールパフェやムーンプローヴはデータ的には厳しいのかも知れません。

 

4)血統

 なかなか難しいですが、ロードカナロア産駒ノーザンダンサー系は押さえておいた方がいい感じはします。

ロードカナロア産駒

 ・キャプテンドレイク:母父アグネスタキオン(サンデーサイレンスの子)

父系=ノーザンダンサー系

 ・カルネアサーダドレフォン/母父ゼンノロブロイ(サンデー系)

 ・ジャスパージャックデクラレーションオブウォー/母父Seeking the Gold(ミスプロ系)

 ・メディーヴァルアジアエクスプレス/母父ディープインパクト(サンデー系)

母系=ノーザンダンサー系

 ・サトノアイ父ハーツクライ(サンデー系)/母父Catcher In The Rye(ノーザンダンサーの曾孫)

 ・ザイツィンガー父ドリームジャーニー(サンデー系)/母父クロフネ(ノーザンダンサーの玄孫)

 ・スリーパーダ父ミッキーアイル/母父Singspiel(ノーザンダンサーの曾孫)

 

5)宮田式バイオリズム

 最後に、宮田式バイオリズムがの馬を挙げておきます。

 ・クリノマジン      4・3・1・11

 ・ジャスパージャック   5・3・1・20

 

 混戦でなかなか難解ですが、もしデータどおり3歳勢が苦しいとすれば、オパールSで5・6・7着だった3頭(クリノマジンメディーヴァルスリーパーダ)が上位候補でしょうか。バイオリズム的にはクリノマジンですが、狙ってみたいのは、軽量53㌔のスリーパーダの方です。前走のオパールSはメイショウゲンセンに0.4秒も離されて完敗でしたが、3ヶ月ぶりのレースで+12㌔は少し重かったですし、何と言っても、2走前の水無月Sではメイショウゲンセンに差し切り勝ちを決めています。舞台も同じ阪神ですので、ここは再度鋭い決め脚を発揮する絶好のチャンスと見ます。相手は、重賞で人気になったことのあるヨシノイースター(CBC賞③人気10着)と、トップハンデの57.5㌔でも実績上位のヴァトレニエナジーグラン穴ならキャプテンドレイクあたりでしょうか。人気順も予想できない混戦ですが、ここをうまく「引っかけて」、翌日のGⅠ朝日杯につなげたいものです。

 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。明日は所用によりブログはお休みします。どうか無事に一日お過ごしくださいますように。

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12/12(火) 土曜ターコイズSの展望 

2023-12-12 | 予想

 今日は土曜中山のメイン、ターコイズSを検討してみます。牝馬のハンデ戦で、2015年に新設重賞として施行されてから、5割の確率で二桁人気の馬が馬券に絡む波乱の一戦です。そのレースを去年まで連覇してきたのがミスニューヨークです。今年も3連覇をかけて臨んできますが、JRA史上7頭目の平地重賞3連覇の偉業を果たせるでしょうか。

ターコイズステークス【2023年12月16日中山11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

ターコイズステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年12月16日中山11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 フルゲート16頭のところ、22頭登録されているので、けっこう除外になる馬が出そうですが、以下では、過去8年間のレース結果より3着以内の馬の傾向をさぐっていきます。

 

1)斤量(ハンデ) ※( )内は今回の該当馬

 ・56.5㌔   2頭

 ・56㌔     3頭

 ・55㌔     5頭(コナコースト サーマルウインド ビューティフルデイ

 ・54㌔     6頭(ウインピクシス エリカヴィータ コスタボニータ ヒップホップソウル

               フィアスプライド)

 ・53㌔     7頭(キタウイング ソーダズリング フィールシンパシー フラーズダルム

               メイショウホシアイ ライトクオンタム ルーシュスティリア ルージュリナージュ)

 ・52㌔     1

 

 斤量53㌔が最多で、ねらいは中位ハンデ以下の馬となりそうです。トップハンデは3連覇のかかるミスニューヨークですが、データ上は56.5㌔の馬も馬券に絡んでいるので、可能性はありそうです。

 

2)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇府中牝馬S    4頭 (フィアスプライド⑪4着 コスタボニータ⑧8着 エリカヴィータ⑫11着)

 〇秋華賞      3頭 (コナコースト④8着 ヒップホップソウル⑥9着 キタウイング⑰12着

 〇キャピタルS   3頭 (クリノプレミアム⑦8着

 〇エリザベス女王杯 2頭 (※該当なし

 〇京成杯AH    2頭 (ミスニューヨーク⑧3着

 〇オーロC     2頭 (メイショウホシアイ⑥6着 ビューティフルデイ②8着

 ちなみに、レース間隔で見ると、一番多いのは中8週で、これは今回のメンバーで言えば、前走府中牝馬S、秋華賞、信越S(サーマルウインド)が該当します。次いで中4週ですが、これは今回では、オーロCと福島記念(ウインピクシス、アナザーリリック)、ユートピアS(ルージュリナージュ)などが該当します。

 

3)性齢 ※頭数は延べ数

 〇3歳 7頭   〇4歳 11頭   〇5歳 5頭   〇6歳 1頭

 4歳馬が強い傾向ですが、あとは3歳と5歳で、この3世代で全体の96%を占めています。今回は3歳勢のレベルが高く、上位独占もあり得ますので、6歳馬のミスニューヨークは、トップハンデでもあり、この面で3連覇はやや厳しい感じがします。

 

4)血統

 父系で目につくのはディープインパクトオルフェーヴルなどのサンデー系です(母系は多様でよくわかりません)。この血脈で探ると、該当馬の数が多いので、サンデーの直仔であるディープインパクトハーツクライ、あとオルフェーヴル(父ステイゴールド)の産駒だけ拾っておきます。

 ・ビューティフルデイ:ディープインパクト

 ・フィアスプライドディープインパクト

 ・ライトクオンタムディープインパクト

 ・ルージュスティリアディープインパクト

 ・ソーダズリング:父ハーツクライ

 ・クリノプレミアム:父オルフェーヴル

 

5)JRAのデータ分析

 JRAのHPで強調されている点は以下のとおりです。データ分析:ターコイズステークス 今週の注目レース JRA

 ①GⅠからの臨戦が優勢:同年の重賞に勝っていてGⅠで敗れた馬。

 ②前走GⅠ・GⅡ組は着順不問。

 ③騎手も馬もリピーターに注意

 ①・②で浮上するのがキタウイングサウンドビバーチェです。特に前者は3歳のGⅠの舞台では全く振るいませんでしたが、1月に中山のGⅢマイル戦を勝っていますので、今回は53㌔の軽ハンデでもあり、穴馬としておもしろい感じです(個人的には、軸として狙うなら後者かなと思いますが)。③ならば、ミスニューヨークフィアスプライドですが、斤量を考えれば、後者の方に傾きます。

 

6宮田式バイオリズム

 最後に、宮田式バイオリズムがの馬を挙げておきます。

 ・サウンドビバーチェ   3・2・0・6

 ・サーマルウインド    5・2・0・4

 ・ビューティフルデイ   5・4・2・6

 ・フィアスプライド    4・1・2・8

 ・フィールシンパシー   4・2・1・8

 ・ライトクオンタム    2・0・0・3

 ・ルージュエクレール   4・5・0・2

 ・ルージュスティリア   4・0・1・6

 ・ルージュリナージュ   4・2・1・4

 

 以上から浮上するのは、昨年⑫人気で3着だったフィアスプライドです。前走のGⅡ府中牝馬Sではメンバー最速の上がり脚を駆使し、勝ったディヴィーナに0.1秒差まで迫っての4着。叩き2走目の今回はわりと人気になりそうなので、もっと大負けしてくれた方が馬券的妙味があったのですが、このメンバーに入っても実力上位は明らかでしょう。ハンデは54㌔ですし、血統的にもここは期待できると思います。相手は、まず、サウンドビバーチェですが、GⅡ勝ちがあるだけに斤量56㌔が少し微妙です。その他、53㌔組からはライトクオンタムルージュスティリアあたり、54㌔組からはウインピクシスコスタボニータあたりに目星をつけておこうと思います。あと、秋華賞組のコナコーストヒップホップソウルらもけっこう強そうで、あっさりもあるかも知れませんが、今のところは調教具合などを見てから判断することにします。3連覇のかかるミスニューヨークはギリギリ連に絡むかも知れませんが、勝つのは別馬と見ています。いずれにしろ、波乱含みのレースになりそうなので、これは是非当てたいところです。

 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。今日は朝から久々の雨降りですが、それほど寒くはありません。どうか無事に一日終わりますように。

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12/11(月) 朝日杯FSの展望

2023-12-11 | 予想

 まず、昨日の反省から。阪神JFを制したのはアスコリピチェーノでした。新潟2歳S以来のレースとなりましたが、同じく33秒台の末脚を繰り出して、この世代では実力が確かな馬であることを示しました。馬券の方は、朝のねらいで2枠のキャットファイトを推しましたが、昨日の阪神の枠連の動きを見ていると、10Rまで258枠よりも147枠の方が強勢に感じたので、キャットの軸は厳しいと考え、147枠を軸に変更することにしました。どの枠から入るか。7枠のサフィラが人気上位でしたが、前走アルテミスSでチェルヴィニアに完敗の2着だったことが気になり、無敗の4枠アスコリの方が勝ち馬にふさわしいと判断して、こちらを軸に据えることにしました。この選択は結果的に「正解」でしたが、2着に来たステレンボッシュを最初から切っていたので、残念ながら馬券の方は獲れませんでした。ステレンに騎乗したルメールさん、最後に末脚を爆発させる見事な騎乗を見せて、あわや……というシーンをつくりました。さすがですねぇ。他の騎手さんだったら入着までだったような気がします。今後は人気にかかわらずルメールさんを切るのはやめときましょう(笑)。

 次の日曜は同じ阪神の舞台で2歳GⅠ朝日杯FSがあります(「2歳牡馬のGⅠ……」と書こうと思ったんですけど、牝馬の参戦があるので)。阪神JFの上位馬には、持ち時計と上がり脚の差がけっこう反映されていたと思うので、まずは主要馬の持ち時計から見てみます。

朝日フューチュリティ【2023年12月17日阪神11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

朝日杯フューチュリティステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年12月17日阪神11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

1)持ち時計

 過去10年は2018年の小雨を除き、晴・良馬場で施行されています。勝ち時計の平均は1分34秒03、上がり脚の平均は34.58で、阪神JFよりも若干時計が劣るのが意外な感じですが、ここも近年時計が速くなっていますので、目安としてマイル時計1分33秒台、34.0を切る上がり脚があれば「有資格者」と考えてよいのでは、と思います。以下にマイル時計上位の馬を並べてみます(〇数字は人気順)。

 ・シュトラウス      23/10/07東京 良 サウジRC ②3着 1分33秒7 34.3

 ・ジューンテイク     23/12/03中京 良 こうやまき賞①1着 1分34秒0 34.7 

 ・クリーンエア      23/08/27新潟 良 新潟2歳S ④3着 1分34秒1 33.6

 ・タガノエルピーダ(牝馬)23/10/14京都 良 新馬    ②1着 1分34秒3 33.5

 ・ジャンタルマンタル   23/11/11京都  デイリ2歳S①1着 1分34秒5 34.7

 ・エンヤラヴフェイス   23/08/27新潟 良 新潟2歳S ③7着 1分34秒7 33.7

 ・オーサムストローク   23/10/01中山 良 未勝利   ①1着 1分34秒7 35.1

 ・ナムラフッカー     23/11/11京都  デイリ2歳S⑩3着 1分35秒0 34.5

 


 マイル以外の他距離組については、1400mからは、

 ダノンマッキンリー1分20秒7(34.0)、バンドシェル1分21秒2(34.1)、ミルテンベルク1分21秒3(34.1)、サトミノキラリ1分21秒7(33.8)など

 1800mでは、

 シュトラウス1分46秒5(34.9)、エコロヴァルツ[札幌]1分48秒8(35.6)、セットアップ[札幌]1分48秒5(35.6)などです。 

 過去2年の3着以内馬の前走の時計も比較のために並べてみます(頭のは着順です)。

<22年>

 1⃣①ドルチェモア     22/10/08東京 良 サウジRC ②1着 1分33秒3 33.3

 2⃣②ダノンタッチダウン  22/11/12阪神 良 デイリ2歳S①2着 1分33秒3 33.1

 3⃣③レイベリング     22/11/26東京 良 新馬    ②1着 1分35秒4 33.1

<21年>

 1⃣③ドウデュース     21/10/23東京 良 アイビーS ②1着 1分49秒3 34.0

 2⃣①セリフォス      21/11/13阪神 良 デイリ2歳S①1着 1分35秒1 33.4

 3⃣④ダノンスコーピオン  21/10/30阪神 良 萩S    ②1着 1分48秒5 33.5

 

 過去の上位馬との持ち時計の比較からは、今年のメンバーの時計、特に上がり脚はやや物足りない感じがします。シュトラウスが実績でリードしているものの、時計的に抜けている印象はありませんし、札幌2歳Sを逃げ切り勝ちしたセットアップを評価するなら、札幌で同様の時計で勝っているエコロヴァルツも同じレベルと見なければなりません。あとはダノンマッキンリーあたりになるでしょうが、こうなると阪神JFが抽選漏れになって、牝馬で参戦してくるタガノエルピーダも、意外に好勝負をするような気がしてきます。他馬にもつけいる隙は十分ありそうです。

 以下、過去10年の3着以内の馬たちから傾向を探ってみます。

 

2)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇デイリー杯2歳S  7頭 (ジャンタルマンタル①1着 エンヤラヴフェイス⑧2着 ナムラフッカー⑩3着

               クリーンエア⑥8着)

 〇サウジアラビアRC 6 (※該当なし

 〇京王杯2歳S    4頭 (バンドシェル⑦4着 ミルテンベルク②5着 アスクワンタイム③10着

 〇ベゴニア賞     2頭 (オーサムストローク②1着)

 〇新馬        2頭 (タガノエルピーダ②1着)

 〇未勝利       2頭 (タイキヴァンクール①1着 タガノデュード②1着)

 

3)血統

 ここも多様ですが、ノーザンダンサー系だけは押さえておいた方がよさそうです。

〇父ノーザンダンサー系

セットアップ(父デクラレーションオブウォー=ノーザンダンサーの曾孫)

バンドシェル(父バンドワゴン=ノーザンダンサーの玄孫)

〇母父ノーザンダンサー系

オーサムストローク(母父Frankel=ノーザンダンサーの曾孫

タイキヴァンクール(母父キングヘイロー=ノーザンダンサーの曾孫

ダノンマッキンリー(母父Holy Roman Emperor=ノーザンダンサーの曾孫)

 

4)JRAホームページのデータ分析

 JRAのホームページのデータ分析で強調されているポイントは以下のとおりです。

 ①マイル重賞からの転戦馬が中心

 ②前走で負けた馬は割引き

 ③キャリア5戦以上は圏外:4戦に妙味

 データ分析:朝日杯フューチュリティステークス 今週の注目レース JRA

 

 これは阪神JFよりもさらに混戦のような気がします。さしあたって、重賞を勝ってきたシュトラウスジャンタルマンタルセットアップらから軸馬を選ぶのが無難だと思いますが、時計的には牝馬で参戦予定のタガノエルピーダも十分好勝負可能でしょう。例年上位人気の馬が強いレースですが、今年はレベル的に一頭くらい人気薄が突っ込んできても驚けないと思います。今のところ中心馬はジャンタルマンタルを考えていますが、エコロヴァルツとセットアップが先行してペースが上がれば、タガノエルピーダの末脚が炸裂するかもしれません。騎乗予定の団野くんの腕に期待するのもありだと思います。あとは重賞経験馬たちですが、中では、前走京王杯2歳Sを③人気10着だったアスクワンタイムが今回人気を下げるようなら、血統からも巻き返しの期待ができるのでは、と思います。前走は+14㌔で太かったですし、スタートでやや出負けした格好でしたので、鞍上・岩田望に戻って一変した走りを見せるかも知れません。

 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。有馬まであと2週となりました。このレースをしっかり当てて、グランプリに向かいたいものです。今日も一日がんばっていきましょう。

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12/10(日) 本日のねらい 阪神JFなど

2023-12-10 | 予想

 いやぁ、安倍派の裏金問題、実名が出てから展開が早くて驚きます。松野さんだけでなく、西村さんや萩生田さんも「更迭」って……それではもう、「任命責任者」が引責辞任しなきゃ収まらないのでは、と思いますけど……。それにしても、この「御仁」、今回も「暗躍」して、すっかりキングメーカー気取りですが(みんな知ってたら「暗躍」とは言いませんかね)、実にわかりやすい。森氏と並ぶ、何とかの「双璧」ですね(笑)。

岸田総理が麻生副総裁と会談 安倍派の政治資金の問題めぐり意見交換か | TBS NEWS DIG

高木、西村、萩生田氏も更迭へ パー券収入裏金疑惑で首相 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 さて、こちらは「裏金」でなく「表の金」で勝負です。今日は2歳牝馬のGⅠ戦、阪神JFを予想してみます。去年のリバティアイランドのような「世代最強」を思わせる馬が出てこないので、かなりの混戦と見られますが、今朝のオッズより、枠人気とねらい馬を並べてみます(〇数字は単勝人気順)。

 12/10(日) 阪神11R 阪神ジュベナイルフィリーズ 2歳牝馬GⅠ 芝1600 

 〇1番人気枠=7枠  サフィラ②       カルチャーデイ⑦    ナナオ⑨

 〇2番人気枠=5枠  コラソンビート①     

 〇3番人気枠=3枠  ステレンボッシュ⑥ 

 〇4番人気枠=4枠  アスコリピチェーノ③         

 〇5番人気枠=2  キャットファイト④

 〇6番人気枠=8枠  ルシフェル⑤     

 〇7番人気枠=1枠                

 〇8番人気枠=6枠  スウィープフィート⑧  シカゴスティング⑪

 人気上位馬はどれが来てもおかしくない感じです。実績から言えばコラソンビートでしょうか。6月のデビュー戦はおそらく「黄金の新馬戦」と呼んでもいい好メンバーが揃った一戦で、ボンドガール、チェルヴィニアに次ぐ3着。その後、3連勝で京王杯2歳Sを制した成績は、ここではピカイチでしょう。上位に顔を出すのはほぼ間違いないと思います。しかし、中心視しているのは、2枠3番キャットファイトの方です。コラソンビートと同じデビュー戦を走って、上位に水をあけられ6着に敗れましたが、こちらもその後連勝し、前走のアスター賞はレコード勝ちでした。これは稍重馬場での記録ですし、中山の坂を一気に駆け上がって他馬を一蹴したところからも、けっこう価値があると思います。今回は新馬戦で後塵を拝んだコラソンビートに借りを返すチャンスだと思います。あとは、アスコリピチェーノサフィラルシフェルら人気上位が相手ですが、混戦ですから、ナナオシカゴスティングなど人気薄まで押さえておこうと思います。なお、ステレンボッシュはルメール騎乗で怖さがありますが、今回は切ることにします。

 


 あと1つ、中山11RのカペラSも見ておきましょう。

 12/10(日) 中山11R カペラS GⅢ ダート1200 

 〇1番人気枠=2枠  テイエムトッキュウ②  デュアリスト⑥

 〇2番人気枠=8枠  リュウノユキナ① 

 〇3番人気枠=5枠  タガノクリステル④       

 〇4番人気枠=4枠  スズカコテキタイ⑤   オーロラテソーロ⑨     

 〇5番人気枠=1  メタマックス③                

 〇6番人気枠=7枠  オメガレインボー⑧   チェイスザドリーム⑬        

 〇7番人気枠=3枠  アイスリアン⑩   

 〇8番人気枠=6枠  ベルダーイメル⑦

 258枠が枠人気上位5つに収まるパターンですから、5枠のタガノクリステルに食指が動きますが、湿った馬場の方がパフォーマンスが上がる馬のように思うので、今の中山の馬場はどうでしょうか。相手まではともかく、中心馬とするのには少々疑念が残ります。そこで、ここはうまく内枠を引けたので、2枠3番テイエムトッキュウが逃げ粘ると見て、こちらを軸に据えようと思います。中山は3回走って2・1・0・0ですから、ここも何とか差し馬勢を抑えてくれるのではないでしょうか。相手は、この条件では「常に」強いリュウノユキナ、岩田誠のムチに応えて抜けて来そうなスズカコテキタイなどでしょうか。ハイペースだと、最後は、乾いた馬場で36秒台前半くらいの上がり脚をもつ馬の突っ込みが決まる可能性もあるので、人気薄でもオーロラテソーロアイスリアンチェイスザドリームあたりは押さえておいた方がいい気がします。でも、そうなると、テイエムトッキュウは潰れてしまうかも知れませんが……。どっちに転びますか。

 さて、2歳戦どうなるか楽しみですね。本日もお読みいただきありがとうございました。みなさんの好配当・高配当を祈ります。

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