Quelque chose?

医療と向き合いながら、毎日少しずつ何かを。

「メスキータ」展

2019-06-29 | アート
移動の途中、東京ステーションギャラリー「メスキータ」展へ。
 
アムステルダムに生まれたポルトガル系ユダヤ人で、建築を学んだ後、木版画、エッチング、テキスタイル制作、ドローイング、水彩、油彩など多くの作品を制作するとともに応用美術学校で美術を教える。教え子の一人が、あのエッシャーだ。
 
75歳で、ナチスにより家族とともにアウシュビッツに送られて殺される。メスキータ逮捕を知ったエッシャーら教え子たちが、命をかけてメスキータの作品を運び出し、守ったという。
今回は日本で初めての、メスキータの回顧展である。今年は没後75年に当たる。本日初日。
 
メスキータの正確な描写力、コントラストによる画面構成、しかも彫刻刀の彫り方使い方による陰影や立体感の描き方など、圧倒された。アムステルダムの動物園に足しげく通って制作したという、動植物の生き生きとした、それでいてどこか神秘的な、単純な線での浮き立たせ方が素晴らしい。
当時発行されていた芸術芸術総合雑誌「ウェンディンゲン」、今あったら定期購読するのになあ。
 
「メスキータ」展、見応えがあった。
東京駅(丸の内)に来られる機会があればぜひ。
 
 
 

旧芝離宮恩賜公園

2019-06-23 | 日記
今日はセミナーに参加するため浜松町へ。
 
梅雨空の下、駅から旧芝離宮恩賜公園が見える。
 
駅にある説明によれば、「この地はかつて海面であった」という。
 
明暦(1655-1658)に埋め立てられ、変遷を経て1875年に宮内庁がお買い上げ、翌年「芝離宮」に。
 
しかし大正13(1923)年の関東大震災で「建物と樹木のほとんどが焼失」。当時は、今見える駅もビル群も、なかったのだなあ。
 
翌年、昭和天皇のご成婚記念として、当時の東京市に下賜。復旧整備後、一般公開されたとのこと。
昭和54(1979)年に国の名勝に指定。
 
新幹線、在来線、モノレールが交差する交通の要衝にあって、不思議な静寂さをたたえた「回遊式泉水庭園」である。
 
さて、セミナーに向かおう。

KLMにてスペインへ

2019-06-17 | 旅行
しばらくブログを書いていませんでしたが、ある先生から著者をいただいて、私も何か書こうと改めて思い、久しぶりに更新することにしました。
 
最近、学会出席のためマドリードに行ってきたので、その話を少し。
 
今回は成田空港からのKLMオランダ航空でした。KLMは数年ぶりかな。
 
まずは座席。
KLMはチェックイン前の座席指定は有料。まあなんとかなるかなと思っていましたが、出発が近づくとやはり、万一通路側が取れないとつらいしなあと思うようになり、有料で指定することに。
 
そして通路側を確保して安心していたら、チェックイン時に、普通のエコノミーより少し広い「エコノミーコンフォート」の割引オファーがあったので、そちらにしてみることにしました。以前他社のコンフォートに乗った時は、「これなら普通のエコノミーでいいなあ」と思ったのですが、ネットを見て、KLMのエコノミーコンフォートはわりと評判が良いと思ったからです。
 
 
 
結果、
 
良かったです。
ほんの10cmくらいのシートピッチの差らしいのですが、確かにその10cmが余裕を生み、足が伸ばせる。(私の身長が低いためかもですが)…。リクライニングしなくても苦にならないくらいでした。
 
そして機内エンターテインメント。
 
配布されるイヤホンはいまいちアレなので、持参したイヤホンを使用したところ、映画も音楽もとても楽しくなり、見逃していた「ボヘミアン・ラプソディ」と「女王陛下のお気に入り」を満喫。
映画については、またいずれ。
 
あとは'80sの音楽特集とかで、Bette Davis Eyesとか1999とか久しぶりに聴きました。ミュージカル特集もあったし。日本のナショナルフラッグでも、機内でミュージカルとかやってほしいな!
 
などといろいろ聞いているうちに、無事アムステルダムに到着。広い空港なので乗り継ぎはちょっと大変。寄り道していないで、なるべく早く入国手続きを済ませた方がいいですね。
 
と言いつつ、やっぱりオランダのものに心惹かれます。