Quelque chose?

医療と向き合いながら、毎日少しずつ何かを。

東京駅「マンゴツリー」

2019-08-23 | グルメ
東京駅でこの後新幹線に乗るのであるが、夕食どうしようかと思いながら「丸の内通り」(丸の内側から銀の鈴に向かうあたりの通路)を通行中、
いつも気になってたタイ料理の小さなお店に空席があったので、入ってみた。

メニューを見て、唐辛子マークがついていない(辛くなさそうな)麺にした。

「オリジナル生米麺 センレック ナーム」

である。


麺は半透明で、歯ごたえがありあっさりしていて美味しい。
スープは塩ベースで、野菜と、パクチーの香りが絡み合っていて食べやすい。

辛くないメニューを、とか言いつつ、やはり卓上の唐辛子やナムプラーをかけて味を変化させて食べたのであった。

極狭いお店ですが、美味しかった。
ご馳走さまでした。

なまこ石鹸

2019-08-19 | 日記
なまこ。

それは、

「最初に食べようと思った人は偉大だなあ」

と、私が思う食べ物のなかでもトップを争う食品である。

そう思いませんか。だってこの姿。

 
それはいいのだが。

先日、「東南アジアのおみやげ」のパンフレットを見ていて、
チョコレートだのエビチップスだの、あるいはマーライオンのキーホルダーだの、
いろいろあるなあと思っていたら、突然!!

「なまこ石鹸」が!!

しかも、こんな感じのビジュアルで。

 
いやいや、

調べてみたら、

なまこ石鹸はマレーシアのお土産として結構有名で、特にランカウイ島のものが良さそうだとあちこちに書いてある。

そうなのかなまこ!?

なんでも、なまこにはサポニンやコラーゲンが豊富に含まれていて・・ということらしい。いや、コラーゲンを食べたらお肌のコラーゲンが・・ということはないのであるが、まあ石鹸ならね。なまこだし。

ということであるが、お土産、特に女子向けには、上記のパッケージで喜ぶ一部女子以外に配慮しなければということなのか、
バティックでラッピングされたものなど、きれいでかわいくてインスタ映えして、香りも良さそうな石鹸が種々売っているようだ。

 
まあ、こっちの方がお土産としては気分が上がるだろうな(※一部の女子を除く)。

次にマレーシアに行ったら、なまこのオイルやクリーム、石鹸を探してみようかな。



「ジムトンプソンズ・テーブル」

2019-08-16 | グルメ
銀座の「JIM THOMPSON'S TABLE」で夕食会。

あの、タイシルクで有名なタイのジムトンプソンのお店。

「タイ本国から招いた一流シェフによる「タイ・セレクト」に認定」という、ちょっとおしゃれなタイレストランである。
何がおしゃれかと言うと、もちろん場所からして有楽町と銀座にほど近いマロニエゲート(元・プランタン銀座)という、金曜日の夕方にふさわしい(ホントか)ところであるのだが、

店内に入ると(いや入る前から)、ジム・トンプソンの美しいタイシルクと、テーブル周りを彩る花々、そして銀座(有楽町)の夜景に囲まれることになるからである。

前回の新宿でのタイ料理の会の時には、おいしかったのではあるがちょっと辛くて多く、全部食べきれなかった・・という反省を活かして、アラカルトで料理を注文することに。
その中のいくつかを下記に紹介します。

まずは乾杯。
私は「フルーツ&ハーブサングリア Orange & Apple」をチョイス。
甘すぎず、さっぱりして美味しいサングリアだった。


それから前菜。
ここのお店の推しメニューらしい、
「ミャンカム タマリンドピーナッツソース」。

"タイ伝統のハーブスナック料理。海老やマンゴー、ナッツやレモングラスなどのハーブ&スパイスなどを葉で包み甘いソースにつけて召し上がって頂きます。" 

とある(お店のHPより引用)。
葉っぱでくるりと包んだエビなどの具を、甘いピーナッツソースをつけていただく。


これは
「彩り野菜のアジアンバーニャカウダ」。
野菜や果物にライムをかけて甘いソースといただく。
なんと、ドラゴンフルーツも載っている。



そしてこれが「国産豚のオーブン焼き」。


ちなみに、パクチーはどれも別盛りにしてあるので、苦手な人でも大丈夫であった。

そして、いよいよ看板料理。
「タイ伝統のカレー料理、マッサマンカレー」


などなどいろいろいただいたのであるが、

・・・もちろん、辛いのが苦手だからと、辛さを表すマークで最小限のものを選んで注文した我々であったが、

それにしても、ここまでのところ、実はみんな

甘い。

タイ料理と聞いて覚悟(?)してきたのだけれども、それにしても全体に甘い。

もちろんレモングラスやライム、そしてパクチーなど、ただ甘いだけではなくて繊細な香りが素材を引き立てているのではあるが、

もしかして我々は、「辛い料理を食べた舌を甘い料理が休ませて、ともに堪能する」的な、タイ料理の王道から外れた注文をしすぎてしまったのか??

・・と言いつつ、やっぱりかなりお腹がいっぱいになったのであるが、

そこはそれ。

別腹発動。


手前が「自家製マンゴーレアチーズケーキ」:濃厚なマンゴー味のレアチーズであった。

向こうが「ココナッツミルクのブリュレ」:これは、ココナツ好きの私にはちょうど良い甘さで美味しかった。

帰りに、お店で売っているタイシルクの象さん柄の小物などを眺めて、テンションの上がった我々であった。ごちそうさまでした。


東京駅あたり

2019-08-12 | 日記
東京駅の前を通り過ぎようとしたら、TOKYO2020までのカウントダウン時計が設置されていた。
この前、丸の内に来た時には気づかなかったけれど、オリンピックまであと1年となった7月24日に置かれたらしい。
連日の暑さで、五輪をこの時期に開催することに東京に住む一人として疑問や不安が尽きないが、さすがにこの時間には少しだけ風が出てきて、今日は凌ぎやすい夕暮れではある。台風の影響かもしれないけれど。



KITTEで夕食を取った後、珍しく屋上庭園に出てみた。







いつまでもこうして穏やかにあってほしい、皆で過ごすふるさと東京の夏の夜。

「イミテーション・ゲーム」

2019-08-10 | 本・映画・テレビ
「イミテーション・ゲーム テニグマと天才数学者の秘密」を観た。
主演がベネディクト・カンバーバッチ様だったから目に留まった・・だけというわけでもないが(この作品は第87回アカデミー賞で8部門にノミネートされ脚色賞を受賞したのを始め、数々の受賞歴を持つ)、
観終わってみると、こういった「孤高の変人」をこれほど深く創れるのは、カンバーパッチ様しかいないだろうなあ、という感想しかない。

舞台は1939年のイギリス。イギリスがドイツに宣戦布告し、各地で戦闘状態となる中、主人公の天才数学者アラン・チューリングを始めとする数人のチームが軍に呼ばれ、ドイツ軍の暗号「エニグマ」を解読するための極秘任務に就く。

ドイツ軍の精密な暗号の解読は困難を極め、優秀な頭脳が努力してもなかなか成果が上がらない。偏屈なアランは同僚との協調性を欠き、解析室は険悪な雰囲気にもなる。
しかし、アランは暗号解読装置の開発を計画し、チャーチルに直訴してその途方もない資金を要する計画が認められる(このあたり、"選択と集中"とかやってる今の科学行政だったらだめだったろうなあとうらやましく(※個人の感想です))。アランはチームを新編成することにし、さらに優秀な頭脳を求めて一般公募を出す(この公募の仕方も面白い。大人の事情で、業績とか研究歴とかなくてもアカデミックポストに就ける今の状況とはちょっとちg(以下自粛))
そこに応募してきた中に、一人の女性がいて・・(ネタバレ防止のため以後省略)

それぞれのバックグラウンドがあり、世界には戦争という現実があり、その中で息をひそめるように、しかし熱い想いで、「最前線で戦っていた」暗号解読チームのメンバーたち。
特に、その任務と業績が長く秘匿され、2013年に英国政府によって「死後恩赦」されたというアラン・チューリングという天才の能力と苦悩には、ただ頭が下がる。戦争というのは、ほんの数十年前の現実である。その中で、それまでにない「コンピューター」を開発していた天才がおり、そしてその人の人生は決していわゆるバラ色ではなかった(そしてその困難のほとんどは、彼が少し後に生まれていたら問題にならなかっただろう)という圧倒的な事実に、たじろく思いである。

主演二人はもちろん、その他の役柄も実力ある俳優陣によって緻密に役作りがされている。戦時中の英国の風景の中、ところどころに挟まれる第二次大戦の実写映像が、アクセントになり緊張感を醸し出している。音楽も美しい。
主人公は変人だけれども、それを囲む人々の温かさに、自分もこうありたいと思える。

暴力やラブシーンはありません。
おすすめ。

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