バードウォッチングでは今も知られているようだが、製薬メーカーとして
その名を個人的には知っていたKOWA。
昔はカメラも作っていてその描写力の高さには定評が高く、今も中古で
高値をよんでいる。
玉数が少ないのが原因のようだが、レンズにバルサム切れが多いのが
悩みなのがそれに拍車をかけているのかもしれない。
そのなかでKOWA SIX(初期)の標準レンズでの作例。
~モノクロ~
F8~11相当で撮影 青空の晴天の中での撮影。シャドー部もしっかり拾ってくれる。
F8付近で撮影。 1/500が最高シャッター速度なので明るい場面には少々難。
中判で高速シャッター要らんでしょ?という声もあるが、作例には開放値で撮る必要が
あるので欲しい・・・NDも大口径だと高いし・・・。
暗部を選んでの開放値撮影。開放値でもシャープに写る。
~カラー~
ハッキリとしたコントラストというよりはホワっとした感がある。f11相当。
青い空が鮮やか・・・上の写真より1時間半近く時間が遡る。
お馴染交通会館。順光においての描写はシッカリとしている。f8相当。
総じて見た感(個人的に)では暗部もしっかり拾ってくれて、ハイライト部とのバランスが
とれるような感じに撮る事が出来た。開放からシャープでボケも穏やかでローライの
二眼レフ(プラナー)を使った時と似たような感覚になった。