ボーナスディスク、2曲目の“One Of Our Own”を訳します。
調べてみると1975年のアメリカのテレビドラマに“One Of Our Own”
というのがあり、こちらをモチーフにしたのかな、と思いましたが
病院もの??だかであまりストーリーにはかぶりがなさそう。。。
1995年にも捜査官ジャック・リードシリーズの同じタイトルの
テレビドラマがあります。
パートナーを殺された男が事件真相を暴いていくストーリーなので少し
関係あるのかなー。雰囲気的にはモリッシー観てそうな気もするけど
関係ないかー。
他にも1997年にデンバーの警察官が陸軍軍曹の殺人事件調査
に乗り出すサスペンスドラマがあり…とまたストーリーの関連は薄そうですが、
ひょっとしたら70年代後半にデンバーに移住したおばさんメアリー宅に
滞在していたことのあるモリッシーは観ていたのか?
…とああっ!!妄想が進み過ぎてキリがない!!…ので先に進みますwww
今回ハーヴェストが、アルバムの各曲に対して良いPVを作らない
ことをモリッシーは怒っていましたが、腕のあるファンがその不満に
応えるべく?Youtubeにオリジナル作成のPVをアップしています。
“One Of Oue Own”は、ジャン・コクトー撮った1930年のフランス映画
「詩人の血」の映像を使ったものがアップされていました。
美し過ぎて、この歌詞にぴったりです。ちょっと、デレク・ジャーマン的な
処理もあり…歌詞と合わせてご覧ください。
Morrissey - One of Our Own
One Of Our Own
Standing at the stone
Of one of our own
He died saving my life
He took the lead
Aimed for my head
Such love shown I'd never known
Give me the gun
I love you
A job half done
Isn't done
Standing at the stone
Of one of our own
He took the lead
Aimed for my head
Such love shown I'd never known
Give me the gun
I love you
A job half done
Isn't done
Standing at the stone
Of one of our own
He took the plug
And he hit the rug
Such love shown I've never known
Now I don't want to know tomorrow
So, give me the gun
I love you
A job half done
Isn't done
Kneeling at the stone
Of one of our own
He took a round
And he hit the ground
He took the blast
His very last
I have no use for tomorrow
No use for tomorrow
No use for tomorrow
No use for tomorrow
No use for tomorrow
No use for...
No use for...
No use for tomorrow
No use for tomorrow
No...
And he hit the ground
He took the blast
His very last
I have no use for tomorrow
No use for tomorrow
No use for tomorrow
No use for tomorrow
No use for tomorrow
No use for...
No use for...
No use for tomorrow
No use for tomorrow
No...
彼の墓 僕らの墓の前にいるよ
彼は僕の命を救った
僕の頭がねらわれて
矢面に立って僕をかばった
そんな愛、今まで知らなかったよ
銃をよこせ
君を愛してる
仕事ってのは
終わらせなきゃ意味ないんだ
彼の墓 僕らの墓の前にいるよ
彼は僕の命を救った
彼はこと切れた
床にぶったおれて
そんな愛、今まで知らなかったよ
今は明日のことなんて 知りたくもない
だから銃をよこせ
君を愛してる
仕事ってのは
終わらせなきゃ意味ないんだ
彼の墓 僕らの墓の前に跪いているよ
彼はふらふらして
あおりをくらってぶっ倒れた
それが彼の最期だった
僕には明日はない
明日なんていらない
明日なんてない
明日なんていらない
明日なんてない
いらない
いらない
明日なんてない
明日なんていらない
いらない
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自分のために抗争の犠牲となった「彼」の至上の愛を思い、彼の墓
~それは明日も人生も失う覚悟を決めた僕らの墓のうちのひとつ、
言わば自分の墓でもある~の前にひとり立ち、跪き、「銃をよこせ、
愛してる」と復讐を誓う僕…
こんなに短い歌ですが、一篇のギャング映画のよう。
これはモリッシー版「男たちの挽歌」と解釈します。
最初と最後にかすかに聞こえる、讃美歌のような
クリスティーン・ヤングのバッキングボーカル、
最後に向かって天から響きが落ちてくるようなピアノの音、
嘆きと決意の高まりをあらわすかのようなギターの音が印象的。
「明日なんていらない」と、果たさなければならない「仕事」に
立ち上がる僕…待ち受ける運命を、このPVの映像が示唆して
いるかのようです。