Action is my middle name ~かいなってぃーのMorrisseyブログ

かいなってぃーのMorrissey・The Smithsに関するよしなしごと。

そもそもなんでSupremeがモリッシーを選んだのか考えてみた

2016-02-26 22:59:13 | Morrissey misc.

いろいろSupreme騒ぎについては書きたいこと満載なのですが、

SupremeファンさんたちのコメントをTwitterなどで見ると


「なんでシュプ、あんな誰だかわかんない人選んだの!!」

「ニ―ル・ヤングの方が、あんな爺さんよりよかった!

(※ニ―ル・ヤングさんの方が14歳も爺さんです…)

「この人なに?俳優?なんで選ばれたの」

「モリッシーTシャツゲット!でもこの人の腕毛が

剛毛過ぎて着れないのでお譲りします!!」

↑これは関係ない(笑)


…のようなものが多々あり、

 

日本だけではなく、ニューヨークでSupremeの新商品販売を待つ

若者まで、取材でのやりとりで


「なんで並んでるの?」

「モリッシーのTシャツのためだよ」

「モリッシーが好きなの?」

「誰だかも知んね」

 

Here's What Happened at Supreme's First Drop of the Spring/Summer 2016 Season

 

…と答えており(泣)

 

どうしてSupremeがモリッシーを

今回のフォトTシャツの

アイコンに選んだのか

 

改めて、考えたりもしていました。

 

勝手なイメージではSupremeはめっちゃNY!!という先入観が

あったので、

 

過去にもピーター・サヴィルコラボとか


※Twitterで流れてきたこっちの

「全部間違ってるディヴィジョン」Tシャツの

方が欲しいw


今回も、モリッシーの陰に隠れていますが何気に

イレイジャーの1989年の“Wild!”をモチーフにしてたり



BOW WOW WOWの1982年の

ジャングルボーイのあれの歌詞を

使ってたり。


なんだSupreme、相当こっちより、

80年代好き中年寄りじゃないか…

と思ったわけです(こいこってぃーも言ってたよね)。


このチョイスが、単なるUKなんでもあり感でもなく、

リアルな80年代文化を通ってきた人のにおいがする…。


で、Supreme創設者のJames Jebbia

について、急遽調べてみました。。


そしたら意外な事実が…(ってふつーに有名なのかもしれないけど!)

なんだ、この人、アメリカで生まれたものの、1歳から19歳まで

イギリス、ロンドンから40分の郊外クローリーで過ごしたんだそうです。


1964年生まれらしいからティーン時代、1970年代後半~1980年代の

イギリス文化は思いっきり「現場の人」なわけです。

なんだ!テイスト的に、かなり「仲間」じゃないの!!

 

i-Dのインタビューによると、1983年にニューヨークに1980年にイギリスで

創刊されたTHE FACEやi-Dを読みまくり、ファッションや音楽のベンチマーク

にしてたらしいです。i-Dにいたっては、16歳から今の今まで、35年以上

も読んでいるとのこと。


 

そして、クローリーって、あなたあのひとと同じ街にいたということですか!

 

「はい、クローリー出身の1959年生まれ、ロバート・スミスですがなにか…」


James Jebbiaがまだクローリーにいた頃、1981年のスミスさん。

 

…で、何が言いたいかというと、人格・趣味・価値観形成期に、

James Jebbiaは、

「イギリスの80年代文化どまんなか」

だったわけですね。

かなりうらやましい!!


下手したら、1983年にロンドンでスミスは18回くらい、

ニューヨークでも1回やっているので観ている可能性も

あるかも。

 

そして、びっくりすることにJames Jebbiaは、イギリスで

子役をやっており、キッズに人気のBBCの学園ものドラマ

“Grange Hill” に出ていたのです。


当時のJames Jebbia↓

 

1978年なので、14歳の時ですね。モリッシーは極度のテレビっ子

であり、ドラママニア、ちょうど当時19歳でぶらぶら~ぶらぶら~

していた時なので見ていたかも?

もちろん“Grange Hill”大好き※だったと思われます。

 

※というのも、1981年から83年にこのドラマに出ていたMark Savage

に、1995年リリース“Deganham Dave”PV出演を依頼。


PVの中でモリッシーが逆ストーカー?しているあの男の子です。

 

1994年にニューヨーク、マンハッタンの商業地区に開いた小さなスケートショップから

始まったSupreme。地元のアンダーグラウンドシーンと密接にリンクさせたり

アーティストや企業とのコラボレーションでブランドの名前を飛躍的に世界に広めたり…。

そのJames Jabieの斬新なアイディアやセンスの原点が私たちも大好き

「80年代のUKカルチャー」にあり、もしかしてその時代の象徴的アーティストでも

あるモリッシーをリスペクト♪していての、今回の起用だとしたら胸アツ…という

考察にいたりました。


なんか、彼の経歴を見てきたら、すっごくこのブランドに興味がわいたのでした。

 

…しかし、まさかのこんな展開↓

 

「あの写真嫌い!!

こっちにして!!」

 

…になるとは、さすがのJames Jabieですら思わなかったでしょう!!

 

「Supremeのプロダクトを一気にまとめて見ると、長い年月が経っているのに、

そこにはかなりの一貫性がある。その時代に必ずしも合ったものを作ってきた

わけではないにもかかわらず。つまり、自分にとって本当にベストだと思うことを

忠実にやってきたことが、Supremeがここまで長くやってこれた大きな理由じゃ

ないかって思うんだ。」

by James Jabie

 


ちょっと待った~~~~~~~~!!!!

自分にとって本当にベストだと思うこと!?

それはこっちも追求し続けるわ!!

この戦い、まだ終わったとは思って

ませんから!!


…という声も聞こえてきそうですが、とりあえず終わりw

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