☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『アギーレ/神の怒り』(1972)

2014年06月02日 | 西洋/中東/アジア/他(クラシック)
『アギーレ/神の怒り』(1972)

1972年/ 西ドイツ/93分
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
出演:クラウス・キンスキー
1976年フランス映画批評家協会賞

16世紀アマゾンの奥地に黄金郷を求めたスペイン探検隊の実話が原作。厳しい自然に阻まれ食料が底をついた探検隊は内部崩壊に・・。緊迫した画面でのキンスキーの狂演には言葉を失う。『タイム』誌が選ぶ<歴代映画100選>の1本に!(オーディトリウム渋谷HPより)

【感想レビュー】@theater
“惜別の35ミリフィルム特集”行ってきました

この前に、新しい映画ともいうべき『闇のあとの光』を観ていたからか、シンプルで力強い画力に、また別の魅力を感じ、引き込まれました

冒頭の断崖絶壁をリャマ…?を引きながら、身分の高い者も兵士も、奴隷達(沢山荷物を持たされて…)も降るのですが…あれは一体どうやって撮ったのでしょう…
凄いアングルなのですけど…!!!

アマゾンの川のシーンも、筏が濁流に呑み込まれそうな勢いなのですが…あれはどうやって撮ったのでしょう……!!!

…なシーンの連発でした

アギーレを演じるクラウス・キンスキーの尋常でない目、押し殺した声…恐ろしいです。
そしてその佇まいはちょっと独特に傾いていて、なんかパイレーツ・オブ・カリビアンのジャックスパロウがどうしても過ってしまいました

結局、敵は、攻撃は毒矢や罠などで、姿をはっきり現さないのが不気味です。神の怒り…暗示しています。

ラスト、筏にただ一人佇むアギーレが印象的です。

そして、奴隷のインディアンが、民族楽器で吹くメロディーが陽気で…頭から離れないのですけど…。吹くのをやめ、カメラを少し微笑を浮かべてじっと見るシーンがあるのですが…あれは演技ではないような気がしたけど、どうなのでしょう。
何か指示をされて、楽器を置いて、カメラを見た、という感じ。その後、数秒そのまま顔だけアップになるのです。
もしかしたら、あの人は俳優ではなくて地元の人かもしれないけれど、そういうシーンがポンと映画に入ると、凄い異質で、印象的なシーンとして映ります。
そういう意味でも、面白かったです