兼六園のど真ん中に日本武尊像(倭建命像)と言う伝説上有名な人物の銅像が建っています。
昔西南戦争が行われた所が倭建命(やまとたけるのみこと)謂れの土地だったからだそうです。
石川県からも多くの兵士が参加して約390人が戦死しました。
明治13年(1880)10月に「明治記念之標」として、西南戦争で戦死した石川県人を慰霊するために建てられた。
この銅像には不思議とカラスが寄り付かないのでどうしてだろうと研究した学者がいます。
広瀬幸雄金大教授(現金沢学院大教授)で、ユーモアあふれる研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」を獲得されました。
銅を溶かす時ヒ素を混ぜると融点が下がり加工しやすくなるそうです。
この銅像には13%のヒ素が含まれていることが分かりました。
上野の西郷さんはヒ素が2%で含有量が少ないのでフンまみれになっているのだそうです。
台座は170個の石「三竦み」の方法で積まれています。
三竦みとは、蛙、蛇、なめくじが互いに牽制しあっているので崩れないとのこと。
つまり、蛙が蛇を恐れ、蛇はなめくじを恐れ、なめくじは蛙を恐れお互いに動くに動かれないと言う訳。
よく分からないけど何処に蛙がいて何処に蛇がいてナメクジが何処にいるかという看板は改修するとき取り払われて今は無いので確認はできません。
「やまとたけるのみこと」は古事記では倭建命、日本書紀では日本武尊とあり、どちらでもいいようですね。
銅像が小さく写ってしまい一寸見づらくなっていますが、雪景色が無いと雰囲気が出ないので・・・
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