抗がん剤治療は化学療養室という部屋で受ける.
4番ですと案内されると
「私はハイハイ、しばんですね」
「死番ではない四番です」
4番はトイレが一番近い。
点滴を受ける機械の電源はバテッテリではないので、トイレに行く時はいつも電源を抜いていかなくてはならない。
その電源を抜くのを時々抜くのを忘れる。
それを忘れるとちょっと面倒になる。
トイレから帰ってくるとそれを取り付けるのが面倒。
看護師がすぐ近くにいるのだが、出来るなら呼びたくない。
自分で取り付けるとはなかなか面倒。
抗癌剤治療は水分を沢山使うのでトイレが近くにないと困る。
肝臓がんの点滴は腎臓に悪いものが入っているので、その薬が腎臓を傷めないように早く尿をだすためだという。
そのため、1日のトイレの回数が多くなって大変。
観察していると、点滴を受けにきた人が、今、来たと思うと。もういなくなってしまう。
どうやら私が一番治療時間が長いようです。
「あなたの場合は水を使うので長くなるんです」
せっかく入れた薬がすぐ出て行ってしまうのに治療効果が出るのでしょうかね。」
肝臓がんの治療は難しい。
「私の寿命は後どれだけ?」
看護師さんに聞いても答えてくれなせん」
一番身近にいるので、この人は後どれだけ生きると分かっている筈なのに、意地悪でです。
「後、どれだけ生きると言われても、私の一存では申し上げるわけには参りません。先生に聞
てください」
あなたの寿命はあと3か月といわれたら私の心な中は途端にパニックになる。
長生きしたかったら、体力を落とさないように運動をすることです。もし私が運動しなかったら今頃はとっくに死んでいるでしょう。
3か月の中でどう生きるか、決めなくなければいけません。本人にして見れば大変なことです。
この水筒のようなものは何なのでしょう。
長い間、気になっていた。
あるとき看護師さんに聞いてみた。
「これはね、点滴治療を自宅でする機械が入っていた袋をここで乾かしているんでするです」。
へ~い。そんなことできるんだ。
2日間だけ、自宅に持ち帰って自分で治療が出来るんだ。
それが入っていた袋を洗濯して、濡れた袋を乾かしているんだね。
治療室で治療を受けても大変なのに、自宅でどうやってするのだろう。
そんな事,聞かないで死ぬまで生きて生き抜こう
私は3度も死にそこなった経験者です。