最近の尿量をまとめて先生に見せた。
「一回の排尿量は多くなりましたけど、相変わらず一日の回数は変わりません。」
尿にした方が説得力があるのではと思って毎回プリントして持って行くのだが。
先生は分かっているのかどうか分からないけどしげしげと見ています。
「一回で200~300cc出るようになったのならもう薬は止めましょう」
「でも、一日の回数は相変わらずなのです」というと、
「あなたは水分の取り過ぎです。あなたの場合は1日1500㏄取ればいいのです」
「テレビで水分を取りなさいと言っているので、家内に無理やり飲まさせるのです」
「そんなら今度奥さんを連れてきてください。説得します」
1日のトイレの回数は、8回以上を頻尿と言います。夜間のトイレの回数1回以上を夜間頻尿といいます。
上の表を見ても分かるように、1日10回以上(多い時は20回以上)トイレに行きます。夜中でも多い時は10回くらい行くことがあります。
切迫性頻尿と言って、尿意をもようすと、すぐ行かないと漏らしてしまいます。
我慢しろと言われても無理です。あわててトイレに駆け込んでも30㏄ぐらいしか出ないことがあります。こらえていられないのです。
1回300cc出るようになっても平均すると120~150cc位で200㏄の線まで出すのは至難の業です。
膀胱のセンサーが壊れていてほんの少し溜っただけでも脳に報告が行き、脳は早く出しなさいと言ってきてコントロールが全くできません。
「寝ている暇ないじ」「そうなんや。そんで、日中でも寝てばかりいるんや。」
せめて、一回200cc以上でてくれれば何とかなるんだけど。先生には分かってもらえません。
「あとは自分で努力するしかないね。」と冷たい。大学の先生なのに・・・。