今日のおさらい会は船弁慶のワキズレと竹生島のシテをやった。
いつも謡曲教室に録音機を持ち込み録音して家に帰って再生。うまく謡えているか確かめるのだが、教室では一番うまく謡えたと思っていたが、録音を聞いてみると何故か一番下手くそに聞こえる。
船弁慶ではワキヅレを謡った。

義経は波風が荒いからとて逗留せよと言わせる。弁慶はこの場に及んで御逗留とは何たること、この前の平家誅滅の時も海が荒れていたではないかと納得がいかない。さては静に名残を惜しむためかと言われては義経も面白くない。しかたなしに船出したのだが・・・・。
船弁慶ではワキズレ(一番軽い役)やったが、竹生島では一番重い役(シテ)をする。前半は漁師、後半では龍神の役。これは大変な役。いい加減には謡えない。教室ではうまく行ったつもりだったが、帰って録音を再生してみるとまんで頼りない神様だった。謡の難しさを思い知った。
録音して勉強するのも大切なことだ。