正月になると亡父のことを思い出す。
父は早起きで、正月のお雑煮はいつも父が作り、家族が起きて来るのを待っている。
しゅうゆベースの雑煮で大根、人参、里芋、ささみ、なると、小松菜、みつば、が入っている。
それを大きな鍋にいっぱい作る。
いつもより、にこやかな父は、お屠蘇を呑み餅をたくさん食べた。
15個は食べると言って自慢している。実際はもっと少しだったらしいが…
私は餅をいっぱい食べた方が偉いのかと思っていた。
私も5個位は食べていたと思う。(小学生の頃)
少し成長して友人が1個か2個くらいしか餅を食べないと聞いてびっくりした。
父はタコが好きで、タコと酒で顔を赤くしていい気分で雑煮をたべていた。
最後の方になると餅が溶けだしてやわらかくなる(汁が濁ってしまうのだが)のも好きだったようだ。
私も嫌いではない。
また達筆で、年賀状の文字も美しかった。
おまけにもう一つのかんちがい話。
麦茶のこと
母はなぜか麦茶にいつも砂糖を入れていた。それで、私は麦茶というものは甘い飲み物だと思っていた。
友達のところで麦茶を出してもらい、びっくり!
これって麦茶じゃない、と思った。
友達に言ったら友達の方がびっくりしていた。
夏みかんにも砂糖をかけて食べていた。
もちろん今はそういうことはしないけど…
父は酔うと小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」を歌っていた。
昭和4年に生まれ、昭和63年に他界した。
昭和に生きた父である。
父は早起きで、正月のお雑煮はいつも父が作り、家族が起きて来るのを待っている。
しゅうゆベースの雑煮で大根、人参、里芋、ささみ、なると、小松菜、みつば、が入っている。
それを大きな鍋にいっぱい作る。
いつもより、にこやかな父は、お屠蘇を呑み餅をたくさん食べた。

15個は食べると言って自慢している。実際はもっと少しだったらしいが…
私は餅をいっぱい食べた方が偉いのかと思っていた。
私も5個位は食べていたと思う。(小学生の頃)
少し成長して友人が1個か2個くらいしか餅を食べないと聞いてびっくりした。

父はタコが好きで、タコと酒で顔を赤くしていい気分で雑煮をたべていた。

最後の方になると餅が溶けだしてやわらかくなる(汁が濁ってしまうのだが)のも好きだったようだ。
私も嫌いではない。
また達筆で、年賀状の文字も美しかった。
おまけにもう一つのかんちがい話。
麦茶のこと

母はなぜか麦茶にいつも砂糖を入れていた。それで、私は麦茶というものは甘い飲み物だと思っていた。
友達のところで麦茶を出してもらい、びっくり!

これって麦茶じゃない、と思った。
友達に言ったら友達の方がびっくりしていた。
夏みかんにも砂糖をかけて食べていた。
もちろん今はそういうことはしないけど…
父は酔うと小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」を歌っていた。

昭和4年に生まれ、昭和63年に他界した。
昭和に生きた父である。