ななごの部屋(リウマチとともに)

リウマチのななごはレミケード→エンブレル→アクテムラに。インターネットはメルヘン入り口。2006.8/5より。

かんちがい話

2007年01月02日 | その他
正月になると亡父のことを思い出す。
父は早起きで、正月のお雑煮はいつも父が作り、家族が起きて来るのを待っている。
しゅうゆベースの雑煮で大根、人参、里芋、ささみ、なると、小松菜、みつば、が入っている。
それを大きな鍋にいっぱい作る。

いつもより、にこやかな父は、お屠蘇を呑み餅をたくさん食べた。

15個は食べると言って自慢している。実際はもっと少しだったらしいが…
私は餅をいっぱい食べた方が偉いのかと思っていた。
私も5個位は食べていたと思う。(小学生の頃)

少し成長して友人が1個か2個くらいしか餅を食べないと聞いてびっくりした。

父はタコが好きで、タコと酒で顔を赤くしていい気分で雑煮をたべていた。
最後の方になると餅が溶けだしてやわらかくなる(汁が濁ってしまうのだが)のも好きだったようだ。
私も嫌いではない。

また達筆で、年賀状の文字も美しかった。

おまけにもう一つのかんちがい話。

麦茶のこと
母はなぜか麦茶にいつも砂糖を入れていた。それで、私は麦茶というものは甘い飲み物だと思っていた。
友達のところで麦茶を出してもらい、びっくり!
これって麦茶じゃない、と思った。
友達に言ったら友達の方がびっくりしていた。

夏みかんにも砂糖をかけて食べていた。

もちろん今はそういうことはしないけど…

父は酔うと小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」を歌っていた。
昭和4年に生まれ、昭和63年に他界した。
昭和に生きた父である。