ななごの部屋(リウマチとともに)

リウマチのななごはレミケード→エンブレル→アクテムラに。インターネットはメルヘン入り口。2006.8/5より。

ランチ「君はまたテスト疲れか春隣」

2008年01月31日 | その他
晴れ。風が冷たい。
朝、起きた時からどうも風邪ぎみで少し咳。
母は今日はリハビリに。
サンゴ(息子)は大学が休み。

ホームセンターに買い物に行き、
皆でランチをファミレスでしようとサンゴが言い出す。

妹は仕事先から直接、ファミレスへ。
私とサンゴは、ホームセンターへ行き、家に母を迎えに行きファミレスへ。
人が来るので午後1時には帰宅する予定だ。

ホームセンターの買い物が意外に長くかかる。
母を迎えに行き、ファミレスに着くと妹が駐車場で待っている。
4人で店に入る。
12時少し過ぎる。

妹と私は海の幸のスパゲティ、母は雑炊。サンゴはカツカレーを頼む。

昨日から、テレビでは農薬の入った餃子を食べて中毒をおこし、重症者が出た、というニュースをやっている。対象食品の数は多い。業務用のものは、カツやロールキャベツがある。
そのせいもあり
「カツカレー、やめたら」
と言ったのだが…
言うことを聴かない。
あまり強くは言わない。かえって意地になりそう…だから

なんとか1時までに帰宅し間に合う。

それにしても…
私の家も生協の宅配を利用させてもらっている。
こういうことがあると不安になる…

のんびり「鶏の背の光沢増して日向ぼこ」

2008年01月30日 | その他
晴れ、午後から曇る。最近体調がいいせいか、エンブレルをするのを、すっかり忘れる。それで、少しづつズレてきている。
気をつけなきゃ…


昨日、サンゴ(息子)は一人暮らしの秀才君の家(アパート)に勉強に行き泊まる。
朝、私は、ゆっくり起床。

母と一緒に豆腐の味噌汁と目玉焼き、サラダ、お浸しを食べる。

農協で妹が買ってきたタクワンがおいしい!
母は口癖のように「タクワンがあったらなにもいらない」
と言いながらコリコリ、タクワンを食べる。
少し味が濃いめ…

午前9時、母のとこにヘルパーさんが来る。
最近、目の状態が悪く、
ご飯のおかずも見えない。

年をとってから難病のせいで視力が落ちているので、感が悪い。
お札に手で触ると判るようにマークがあるのだが、判らなくてよく訊かれる。

もちょと自分で触って判るようにとか…すればいいと思うのだが…

ドキュメンタリー・水になった村「捨て猫と二人暮らしの冬銀河」

2008年01月29日 | その他
曇りのち雨。
今日はドキュメンタリー映画を友人の勧めで観に行く。
「水になった村」大西暢夫監督・撮影
友人たちが3人、受付にいる。

私が観るテレビドラマや映画はフィクションのものが、多い。
映像の世界は、美男美女やバラエティの人たち、特別な人達の棲む場所だと勘違いしていたことに気付く。

世の中には、もっと多彩な現実…豊かに生きている人がいるということも嬉しい発見だ。中心人物の「じょ」さん77歳は映画の終わりには91歳になる。
77歳の「じょ」さんは少女のように表情豊かに
「毎日とても楽しい!」
と言っていた。
畑とワサビ採り、トチ餅作り。
食べるために殆どの時間を費やす。

時々思うのだが動物は食べることを中心に生きている。
鶏や雀を見ていると絶えず食べている。
食べ物のために時間を費やす。
肉食獣にすれば、食べる事は命がけなのだ。
人は生きることと食の繋がりが遠のいて来ているように思う。
そのものへの繋がりを感じて生きている人は少ないのではないだろうか…
そんなことをふと思った。
帰り道にさわやかな気持ちになった自分に気付く。


【あらすじ】
1957年、岐阜県徳山村にダム建設の話が広まった。総貯水量6億6千万立方メートル、日本最大のダムだ。当時徳山村の住民は、約1600人。みな次々に近隣の街につくられた移転地へと引っ越していった。
それでも、何家族かの老人たちが、村が沈んでしまうまでできる限り暮らし続けたい、と、街から戻って来た。
写真家の大西暢夫が初めて村を訪ねたのは今から15年前のこと。
だれもいないと思っていた集落に家があることに驚いた。以来、ジジババたちの暮らしに魅せられ、東京から徳山村まで片道500キロ、バイクで高速道は使わず山道を走り抜けて 何度も何度も通った。
そしてその村でジジババたちは大西を「兄ちゃん」と呼び,共にたくさん食べ、いっぱい笑った。
 村には季節ごとに土地で採れるものを大切にする、暮らしの知恵や技がある。食卓にはいつも食べきれないほど大盛りのごはんが並び、山はジジババたちの笑い声に満ちている。

2006年秋、いよいよ工事が終わり、水がたまり始めた。
もう誰も、村に帰ることはできない。

ジジババたちの変わりゆく暮らしに寄り添った15年間の記録。

★水になった村★より


しりとり三昧「燃え出した鶏冠の向こう春隣」

2008年01月28日 | その他
晴れのち曇り。
サンゴ(息子)は今日もテストで、キッチンで寝袋で寝た。
今日は夕食を午後6時頃摂り、
午後7時30分まで、寝るから起こしてと寝てしまう。
昨日も、そうだったけど…あまり寝てないようだ…

私が時間になり起こしたら
「分かった」
と言ったのでいいかと思う。
そうしたら、しばらくして8時30分過ぎに起きてきて、
「なんで起こしてくれないんだ」
と言う。
「だって分かったて言っていたよ」
「それじゃダメなんだよ、布団はがしても起こしてよ」
なんで、そこまでして起こさなきゃいけないのか…

鶏は相変わらず、夜鳴きをする。
写真の顔が眠そうにみえる雄鶏ピース。

私は、ポイント製のしりとりにはまっている。

新年会3「木枯らしやジャングルジムに吾子の立つ」

2008年01月27日 | その他
晴れ。風が強く冷たい。
今日はリウマチの会の新年会。
今年は県内の新年会を地元で開催のため、初めて参加する。会費4000円
Mホテルで11時30分から。
約30人が参加。
県内の様々な場所から出席。
中華料理だ。
不思議に皆、活発に話かけてくる。
初めての人とは思えないのは、
リウマチという病気を通しているからだろうか…
県支部長の挨拶のあと
それぞれ自己紹介をする。

会話を楽しみ、食事を摂る。
前菜、エビのチリソース、
鳥肉の揚げたもの、
肉団子と野菜の炒めた物、
春巻、
あんかけチャーハン、
ピリ辛スープ、
杏仁豆腐などなど

カラオケや、手話で歌を唄ったり、
「水戸黄門」のメロディで「もしもしかめさん」を唄う。
最後は記念撮影。
市の連絡係にHさんと、私がなる。

幹事の方たちは、宴会の舵の取り方を心得ているようだ。
午後2時に終了する。
それからいつもの珈琲店により帰宅。
今日も風が冷たい。


同人誌合評会「着ぶくれて見間違いたる友笑い」

2008年01月26日 | 俳句
晴れ。
風が冷たい。
今日は同人誌の合評会。
車で30分位のところ。午後2時開始。
出席は5人。
お菓子を持ち寄り…

俳句の会のお姉様たちよりは優しい…
俳句会はムキになり怒り出す方もいる。
例えば私はこういう思いで作った…と言い張り、
なんでわからないんだ!と怒り出す。

これじゃあ伝わらない…と古株の人に言われ、
それでも納得出来ずという人も…

それと違い、穏やかモードで進行する。
詩、小説、随筆、俳句、川柳など…
それぞれ違う分野の人たちの集まりのせいもあるのだろう…

Sさんは音に注目した詩。
Oさんはフーセンの思い出。
私は川柳。
親分は、2作品を発表。
リレー小説と童話。
なかなか内容が濃い。リレー小説は今回終了。
それぞれの世界をリレーすることで響きあい良い音を奏でる。
新しい発見もあり、思う以上に成果ありだと思う。

同人誌のメンバーは5人になったが、
それぞれ各方面で活躍されている人たちで
2ヵ月に1回の集まりだけど、楽しみだ。

お菓子は焼芋、牛蒡のかりんとう、ロールケーキ、チョコレートケーキ、などなど…
牛蒡のかりんとうは初めての味だった。
これじゃあ、おやつ会だ。
美味しいものがあれば、どこでもすぐに参上する私。

帰りの車から
雲が長く伸びて、その下に山々がくっきりときれいに見える。
途中、まだ陽が沈むには間があるが、眩しい西日が山の方角から入る。



寒い晴れ「あかぎれの手を握り締め寝る子ども」

2008年01月25日 | 鶏、ハムスター、ねこ
晴れ。風が冷たい。
鶏は相変わらず夜鳴きをする。
サンゴ(息子)は
「近所の人は鶏の声だと思わないよ。犬だと皆、思うよ~」
と言うが…思う訳ない…

サンゴは「今日のテストはヤバイ…」と言っている。
朝も勉強をしていたので、テレビやラジオを点けない。
それからブツブツ言いながら踊っている。
以前ドラマ「ドラゴン桜」で、
「覚えるのは体を動かしてやると頭に入る」
と言っていたのを実践しているのか…
元気無く踊りながらブツブツ言っている。
語呂合わせのようなのを自分で作り覚えようとして踊る。

コーヒー飲み過ぎで気持ち悪いというので、お粥にする。

最近、雄鶏ピースの体が大きくなりしっかりしてきた。
雌鳥ジャックは、追い飛ばされている。
雄鶏がしつこいので、逃げてゴミ箱の陰に隠れる。
立場が逆転したようだ。
しつこいピースが嫌なよう…

一歳の雄鶏と三歳の雌鶏では、雌鳥がかわいそうなのか…
雄鶏がストーカーに見えた。

強風ぴゅうぴゅう「冬日向何を急いで雲速く」

2008年01月24日 | その他
晴れ時々曇り。
風が強く、雲の流れが速い。
昨日もキッチンでテスト勉強のサンゴ(息子)。
早めの昼食を摂り大学へ。

風が強く鶏小屋のシートを飛ばされる。

風がうなって吹き付けてくる。寒い。
シートをかける私の手が冷たい。

昨日も雄鶏は夜鳴きをしていた。

寒いだろうなぁ…

初雪「湯沸く音雪降る窓に猫とふたり」

2008年01月23日 | その他
朝、起きると曇り空。
しばらくして雪。
私にとっては、この冬、初めて見る雪。

サンゴ(息子)はテストで、昨日はキッチンで寝た。
午前9時前に出かけて行った。

関東の人間にとっては雪は珍しく、
少しウキウキする。
今日は何の予定も無いし…家で、ぬくぬくする予定。
まぶたにはしんしんと降る雪の日にのんびりとする私。

朝散歩に出した鶏の背に雪が積もっているので早めに、小屋に戻す。

母は妹と新年会に出かけて行った。
私は一人、冷凍の刺身用の鯵(coopの三枚おろし)を、
根生姜と葱で叩きにして、ご飯を2杯も食べてしまった。
おいしかった~

雪は一時は、よく降っていたのだが、雨に変わり溶けている。
なんだ~雪が積もった写真を撮ろうと思っていたのに…
雨はシトシト降り続く…






雄鶏ピース「受験生日の出の色に染まる旅」

2008年01月22日 | 鶏、ハムスター、ねこ
曇り。
きのうの夜、雄鶏ピースはまた夜鳴きをした。
昨日は3回鳴く。午後8時。午後10時。午前2時頃…

おまけにサンゴ(息子)が寝袋で隣りの部屋で寝ている。
キッチンで勉強し、そのまま、午前2時頃、寝たようだ…
今日からテスト期間だそうだ。
その部屋にはハムスターが7匹とネズミが一匹、
夜中に回転車でクルクル回る音がする。
以前は、多い時は50匹いて、夜行性の彼らがクルクル遊ぶ音がすごかった。
友達にさしあげたり、ペット屋に引き取ってもらった。
ペット屋は子どものハムスターでないと引き取ってもらえない。
今は寿命で、次々と亡くなっていく。

私が寝る場所とは引き戸で仕切ってあるだけ。
鶏は鳴く、ハムスターはカタカタ…
夜中と言えど賑やかだ。


鶏のピースは、最近、体つきが、しっかりしてきて、立派な雄鶏になる。
時々、雄鶏のピースは雌鶏ジャックの上に乗ろう(交尾しよう)
とすると、雌鶏が嫌がり怒る。
めげずに、雌鶏の首の後ろに噛み付き、成功する時もあるが、
雌鶏が大きな声で怒る。
ギャアコケッキャコケケッギャギャギャ…

すると向き合い、凄い喧嘩になる。
お互い向き合い、ピースなんぞは首の毛を逆立てる。
猫が向き合い、体を大きくしてうなっている姿に近い。
だけど傷つけ合うことは無く、いつも一緒にいる。

ご飯は相変わらず、雌鳥が先に食べ、隠れるように雄鶏が食べている。
雌がシャモで雄が名古屋コーチンだ。

今日は夜鳴きしないように願う。


リウマチ内科外来「大寒や湯気立つご飯にカレーかけ」

2008年01月21日 | 2012病院外来
曇り。夜に雪予報が出ていたがが積もってはいない。
寒い…

K病院には、9時30分頃到着。
採血、検尿を済ませ診察を待つ。
携帯をしに病院の外へ出ると、陽が出ている…が、また曇る。
しばらくして名前を呼ばれる。

体調は変わりないが、寒いせいか節々が痛むことを伝える。
CRP0.7
悪い数字では無い、正常値ではないが…
プレドニン2ミリを1ミリにしてからだ。
「元に戻してみますか?」
と先生が聞いてくる。聞く
そしてMMP3の今までのデータをメモさせてもらう…
すると確実に下がって来ている。
今日の結果はすぐには出ない。
それで、様子をみることにする。
また、骨粗鬆症の薬を週一回のものに変更してもらう。

もらった薬。
エンブレル、プレドニン1mg、イムラン(免疫抑制剤)、アルサルミン(胃薬)、フォサマック(週一)、ヒアレイン(目薬)


今日思ったこと。
エンブレルの自己注射をし始めて気付いたこと。
採血の時、看護師さんが消毒ガーゼで患部を拭く。
拭いてから、指先で血管を探す。
今日も、そうだった…だけど、消毒したところを触ったら消毒の意味が無い。
そう思って、いつも見ているが、言えないでいる。
私が細かいのか…
エンブレルをする時は、患部の消毒は消毒ガーゼを中心から外に向けて円を書くように、消毒をする。
中心から外へ消毒し、また中へ戻ってはダメ、と言われた。
外側の汚れが中心に運ばれてくるからである。
そう、指導を受けた。
そういうこともあり、何故か、気になる。


曇り。「暖房や人の気持ちもほぐれてく」

2008年01月20日 | その他
曇り時々晴れ。寒い一日。
私は家でパソコン三昧。
やり過ぎか…
夕食になると、左目がゴロゴロしてくる。

朝日新聞の連載小説も昨日で終了した。
「宿神」西行のことを書いたものだ。
最初は西行と知らなかったけれど、途中から解ってきて面白くなってきた…
それまでの内容は、ちょっと残酷な気さえする。
しかし、人一人の人生はさまざまなことがあり、
思いもよらない出来事に遭遇することがある。
本当にこれが現実か、と思うことも…

大人物でさえ、悩んだり、苦しんだりしながら、
喜び、たのしみながら生きているのに変わりはないのだろう…
死んでから名声の出てくる画家たちは、気の毒な気もする…

私は、もちょっと、いい俳句が書けて、
もちょっと、元気になって、
もちょっと、部屋が片付けば申し分ないのだが…
思うようにはいかない…




パソ教室・ペイント2「かじかみて何処も同じ荒野あり」

2008年01月19日 | パソコン教室
晴れ。風が冷たい。
冷えるとなかなか暖まらない。

午前10時からパソコン教室へ。
今日はペイントNo1~No2まで、ゆっくり進む。
ペイントのアイコンの意味を理解する。
朝焼けの写真の上に、獅子舞の画像を重ねてみる。
お~、こんなことも出来ると驚くばかり…
そして、簡単な絵を描いてみる。
また、一つの画像をコピーして、
反転と回転を利用して、クローバーを描いてみる。
それをディスクトップに入れ保存する。

なんとなく目が疲れている。赤い。

今朝も、2時間続けてで…目が疲れぎみ。
ドライアイの目薬ヒアレインがしみる。

いつもの珈琲店に立ち寄る。
「フォトショップやイラストレーターのソフトは、お勧めだよ」
と熊マスターに言われる。
元々、パソコンに入っているものとは、違うのだろうけれど…
余り高価な物は、手が出ない。

窓際のシクラメンが、美しさを競っている。


締め切り「細い爪の鶏鳴く庭に寒波来る」

2008年01月18日 | 俳句
曇りのち晴れ。

今日は、俳句教室の俳句や、海程の締め切りが20日なので、
俳句を整理して、ポストインに出かける。
ついでにガソリンも入れる。
風が冷たい。
垣根の赤いサザンカが、寒さで余計、鮮明に見える。
大きな黒い雲が頭上を覆ってゆっくり動いていた。

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俳句教室・2月分
(冬の梅)
冬の梅幼子はじけ追いつかず

冬の梅己励まし靴を履く

(自由題)
寒暁や生まれし日のごと透き通る

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海程(投句)2008.1月
幸せを問うこともなし生姜擦る

ほっこりと芋煮えたころ冬の雨

キッチンは貰いもらいて白菜畑

マッチ売りの少女のごとポインセチア

短日や駐車場から昼の月

冬の朝鶏の尻に日向

(5月号分)


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    五月の店

一、
桜たちは華やかな
ヒロインの翼を閉じた
満開の疲れを風にゆらせ
絵の具の匂いと
ほどいている

キラキラ揺れるこもれび
サワサワ薫る緑の風

二、
その時「お茶でも
どうですか」と声をかけられ
桜の精はほおっと溜め息をつき
少女の顔で訪れる
店がある

キラキラ揺れるこもれび
サワサワ薫る緑の風

三、
絵のかかる店で
桜の精はそっとお茶を飲む
小鳥がきてかすかに笑った
緑の薫りがして
カップだけが残る

キラキラ揺れるこもれび
サワサワ薫る緑の風


この詞に曲をつけてもらいアマチュアバンド「ひき」が唄います。
5月頃。これはまだ習作です。













リウマチ講演会「冬の梅混迷の道に灯る」

2008年01月17日 | 2012病院外来
晴れ。天気はいいが風が冷たい。
今日は病院の会議室で、リウマチの講演会がある。
講師はS大学病院のT教授。
私の以前の主治医であり、現在も木曜日に外来をしている。
代診が多いので、S先生に変えた。
もちろん大学病院まで行けばいいのだけれど、家から1時間かかる。
私が車での行動半径は30分以内に決めている。
疲れると集中力も落ちるので…
T先生は人気があり、病院内の患者さんを対象としたものなのに、
約80人が集まる。
入口で飲み物(ジュース、お茶)とサンドイッチと資料を配る。
行き届いた講演会だ。
T先生は、外来を終えてからの12時から午後1時までのお話だ。
内容を纏めてみた。

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関節リウマチ・膠原病、どのような病気か

・リウマチ(関節、筋肉が痛くなる病気の総称)
・Rheum(ロイマ、リューマ)ギリシャ語「流れる」
・古くは、痛みのもとが頭から体全体に流れ出ていると考えられていた。

リウマチというと関節、筋肉が痛いことの総称を一般的には言う。
(痛風、変形性関節症、関節リウマチなど)

膠原病、1942年、病理学者クレンペラー博士により名前がつけられる。
(それまでは、心臓が悪いと心臓病。腎臓が悪いと腎臓病と
内臓の病気別に病名が分かれていた。)
血管・結合組織にフィブリノイド壊死とコラーゲンの増生を
認める全身性疾患を「膠原病」と呼ぶ。(全身性炎症疾患)
関節リウマチも、その一つ。

当時は膠原病は
・全身性エリテマトーデス
・関節リウマチ
・強皮症
・多発性筋炎/皮膚筋炎
・結節性多発動脈炎
・リウマチ熱(昔は多かったが、現在は抗生物質で治る)

現在は
・シェーグレン
・混合結合組織病
・悪性関節リウマチ
・血管炎症候群
などが加わる(メモしきれなかった)

膠原病は自己免疫病で、自分自身を自己の免疫システムが攻撃してしまう病気。
免疫が高くなってくる病気だ。
プロポリスや免疫ミルクは、意味が無い。
免疫が異常に高くなる病気なので…

・自己免疫病
本来、体を守るはずの免疫システムが、細菌、ウィルスなどの外敵に
向けられるのではなく自分自身の体を攻撃してしまう病気。
風邪にかかると、風邪の菌を退治した免疫は下がるが、
そのまま高い免疫の値を継続。
免疫にブレーキがかからない状態になり、
風邪をひくと悪くなる。

・診断
きめての診断が無い。
病状と検査などを組み合わせて総合的に診断する。

・血液検査
リウマチ因子
(リウマチになりやすい因子があるかの体質を調べる。関節炎とは無関係。
また、反応がプラスでも症状が無ければリウマチとは言えない。)
MMP3
(関節の腫れと関係する)
抗ccp抗体
CRP(動くとリウマチ、血管炎の炎症の強弱を診断できる。感染症で上昇する。)

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今日のお話を、私なりに纏めてみました。
お話は、丁寧でわかり易いものでした。