フランス語の授業の途中、突然一人のおばさんが教室に入ってきた。おばさんと先生は知り合いらしく、ビズ(頬にキスをする
挨拶)をして、何やら親しげに話し始めた。おいおい、授業中だぞ、と思っていたら、「せっかくだから、皆に自己紹介して
もらおうかしら」などと言っている。生徒の一人が「それはいいけど、あなたは一体誰ですか?」と質問すると、私たちが
フランス語を勉強している所で語学の部門の責任者の人だと言う。
それで、一人一人に名前や年齢、どうしてフランスに来たのか、職業は何かなどかなり詳細に質問を交えながら自己紹介を
させた。私は一番最初の週に別のクラスに居て、このクラスの人たちの自己紹介をきちんと聞いていなかったので、皆の
経歴を聞く良い機会になった。
皆の自己紹介が終わると、おばさんは今度は自分の経歴について話し始めた。驚いたことにおばさんは、20年以上フランスに
住んでいるドイツ人という事だった。そして、教室に乱入(!?)してきた本当の理由は、私たちがこのフランス語講座を
終えた後の話をしに来たようだった。
私たちがフランス語を勉強しているところは、CCIという商業を中心とした企業への支援を行っている会社で、企業相手の
様々な講座を開いたり、語学の研修を行ったりしている。今回私たちが受けている授業は、フランスの移民局から委託されて
いるもので、ちょうど3年間この仕事をしているそう。ただ、今はちょうど、この外国人向けの講座を来年からは何処の会社に
委託するか移民局が審査を行っている最中で、今の段階では、来年もここで講座を受けることができるか、どこか別の所で
継続されていくかは分からないそう。
私たちが受けるフランス語講座自体は、DILF→DELF A1(私が受けている講座)→DELF A2→DELF B1→DELF B2までフランス
政府からの援助を受けて(無料で)継続して受けることができるそう。DILFとかDELFというのは、フランス語の検定試験のことで
私たちも今受けている講座が修了したらこの検定試験を受けて、合格したら次の講座に進めると言うシステムになっている。
おばさんは、こういった諸々の事や自分の経歴など、1時間以上かけて話をして帰って行った。「外国人であることは
プラスにはなっても決してマイナスにはならない」と熱く語っていたのが印象的だった。また、自己紹介をした際、クラスに
もう1人居る日本人が私より先に自己紹介をしたのだが、『日本人』と聞くやいなや、「実はValenceの学校で日本語を教えて
いて、定期的に先生を探しているので、あとで連絡する」と言っていた。まだ彼女の経歴なども聞く前の話で、“日本人=
日本語が話せる=日本語が教えられる”という端的な考え方がはっきりと表れていて、なるほど、フランス語の先生の質に
むらがあるのも納得、と言った感じだった。
こんなこともあり、昨日は色々と新しいことも教えてもらえて楽しかった授業が、今日はまた脱線続きでグダグダになってしまった。
まぁ、それでも、この講座が終わった後も引き続きフランス語を勉強させてもらえることも分かったし、同じクラスの人たちの
自己紹介も興味深かったので、良かったのかな!?
挨拶)をして、何やら親しげに話し始めた。おいおい、授業中だぞ、と思っていたら、「せっかくだから、皆に自己紹介して
もらおうかしら」などと言っている。生徒の一人が「それはいいけど、あなたは一体誰ですか?」と質問すると、私たちが
フランス語を勉強している所で語学の部門の責任者の人だと言う。
それで、一人一人に名前や年齢、どうしてフランスに来たのか、職業は何かなどかなり詳細に質問を交えながら自己紹介を
させた。私は一番最初の週に別のクラスに居て、このクラスの人たちの自己紹介をきちんと聞いていなかったので、皆の
経歴を聞く良い機会になった。
皆の自己紹介が終わると、おばさんは今度は自分の経歴について話し始めた。驚いたことにおばさんは、20年以上フランスに
住んでいるドイツ人という事だった。そして、教室に乱入(!?)してきた本当の理由は、私たちがこのフランス語講座を
終えた後の話をしに来たようだった。
私たちがフランス語を勉強しているところは、CCIという商業を中心とした企業への支援を行っている会社で、企業相手の
様々な講座を開いたり、語学の研修を行ったりしている。今回私たちが受けている授業は、フランスの移民局から委託されて
いるもので、ちょうど3年間この仕事をしているそう。ただ、今はちょうど、この外国人向けの講座を来年からは何処の会社に
委託するか移民局が審査を行っている最中で、今の段階では、来年もここで講座を受けることができるか、どこか別の所で
継続されていくかは分からないそう。
私たちが受けるフランス語講座自体は、DILF→DELF A1(私が受けている講座)→DELF A2→DELF B1→DELF B2までフランス
政府からの援助を受けて(無料で)継続して受けることができるそう。DILFとかDELFというのは、フランス語の検定試験のことで
私たちも今受けている講座が修了したらこの検定試験を受けて、合格したら次の講座に進めると言うシステムになっている。
おばさんは、こういった諸々の事や自分の経歴など、1時間以上かけて話をして帰って行った。「外国人であることは
プラスにはなっても決してマイナスにはならない」と熱く語っていたのが印象的だった。また、自己紹介をした際、クラスに
もう1人居る日本人が私より先に自己紹介をしたのだが、『日本人』と聞くやいなや、「実はValenceの学校で日本語を教えて
いて、定期的に先生を探しているので、あとで連絡する」と言っていた。まだ彼女の経歴なども聞く前の話で、“日本人=
日本語が話せる=日本語が教えられる”という端的な考え方がはっきりと表れていて、なるほど、フランス語の先生の質に
むらがあるのも納得、と言った感じだった。
こんなこともあり、昨日は色々と新しいことも教えてもらえて楽しかった授業が、今日はまた脱線続きでグダグダになってしまった。
まぁ、それでも、この講座が終わった後も引き続きフランス語を勉強させてもらえることも分かったし、同じクラスの人たちの
自己紹介も興味深かったので、良かったのかな!?