日本・フランス・アメリカ 3つの国をくらべてみたら

アメリカでの生活を中心に、6年半暮らしたフランスや母国日本との違いに触れながら、気の向くままに書いていきます。

放牧

2012-05-07 22:21:15 | 乗馬
今日は娘たちは幼稚園へ、ダンナと私は休日の一日。ダンナと私は先週に引き続き、またもや乗馬に行って
来た。いつもは乗馬クラブのオーナーがインストラクターとして同伴してくれるのだが、今日は初めて
女性のインストラクターと一緒に外乗に行った。

乗馬は、同じ乗馬クラブのインストラクターでも、人によって全然教え方が違ったりする。今日は、外乗
だったが、“並足”、“速足”、“駆け足”とある内の“速足”、“駆け足”が多く、時間も2時間だったので
乗り手の私たちにとってもかなりの運動量になった。ちなみに、オーナーと行くときは“並足”が一番多く、
乗り手はそれほど汗もかかない。

インストラクターは馬のブリーダーや野菜栽培などもやっている人で、2週間前に生まれたばかりの仔馬も
見せてくれた。何歳の馬かはわからないが、一頭16万から20万ちょっと位の値段で売っているそう。ウチの
家庭菜園のカタツムリ被害のことを相談したら、灰を沢山撒くとカタツムリは動けなくなるという事だったので
帰ってさっそく畑に灰を撒いたりした。

生まれて2週間の仔馬↓



2時間の外乗が終わり、いつもはそのまま放牧するだけなのだが、今日は馬も汗をかいたので、足回りや鞍を
着けていた部分を水洗いした。日本でも夏など、汗をかいた後は馬を洗い、丁寧に水けをきってバスタオル
などで拭き、ひづめに蹄油(ていゆ)という油を塗って馬房に連れて行く。しかし、ここではホースで盛大に
水しぶきを上げて水洗いした後は、そのまま放牧するだけだった。

日本で水けを気にするのは、皮膚病や、蹄叉腐爛(ていさふらん)という蹄が腐る病気にならないためだ。
湿度などの違いもあるのだろうが、ここではそんなことを気にすることもなく、水の滴る馬を放牧。
そして、水洗いされた2頭の馬は揃って土の上を転げまわり、自分で水けを落としていた。もちろん、
濡れたの馬の毛には泥が付いてアッと言う間に泥だらけ。

馬房に住んでいる馬と放牧されている馬の違いなのかもしれないが、体を冷やさないように乾かして、寒い
時には馬着(ばちゃく)という服を着せられている馬と、雨の日も風の日も外に放牧されている馬は
まるで違う生き物のように扱われている。

時には群れの中で喧嘩などが勃発して走り回ったり、蹴り合ったりしているが、もし私が馬ならば、間違いなく
私は放牧派だなぁ、などと思いながらしばし泥だらけの馬を眺めていた。

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